別離

2011.08.24 15:59
私を構築するな
ここが瓶の中だと気付け
幸福に暮らすことはできない
ビンの蓋が開かない限り出ることはできない

お前はもう私の下僕ではないから
平行して生きる事しかできない
貴様を構築しているのは
貴様を取り巻く人間どもで
私はそいつらが気に入らないから
貴様に手を出すことも
取り戻すこともできない

私は独りでいよう
ひとりで歩こう
死なないように
捕まらないように
貴様のように
2011.08.24 19:30
あれ何のために生きてるんだっけ何のためだ?
何のためにこんな瓶に入ってるんだっけ?
私は生きなければならないんだっけ?
死んだらどうなるんだっけ?
ここから出たいんじゃなかったっけ?

知らんしらんし私は
こっから先がここが私のものであるためには
私が所有していて私のものであって
私のものは私を写すから私は私である必要があって
あっ思い出してきた私は私である必要があるんだ
戻りたかったんだっけ?
ちがうよね

違うね私は体に針を刺す
痛みが紛れるように
ここはどこなんだっけ?
苦しみのない世界なんてあるんだっけ?
私だけが苦しんでいるんだっけ?
感染する空気を全部殺してしまいたい
蓋を閉めたのは誰なんだっけ?
私がここに入ったんだっけ?
殺してやる

2011.08.25 06:55
あー大したことじゃねーな
私に関わる全ては大したことじゃない
だから気に病む必要もない

強い思いは執着を呼んで
利害がからみ合ってぐちゃぐちゃになっていく
私は比喩が使えないくらいに疲弊して
くだらない説明臭い日記をつける

記述したいのは何だ?
溢れてた瓶が空っぽじゃねーか!
私の瓶は?
どうした?頭から

生けられていたのは
花だっただろうか?
肉だっただろうか?
空とつながってたのはいつ?
自然のままでありたいとか
心を通じ合っていたのはいつだっただろう?
あなたは優しくて広大で
見にくいものから美しさまでを内包していて
怒りや憎しみから喜びや幸福までを持っていて
私はそんなあなたが大好きだった
何でこんなところに足を踏み入れたんだ
あなたの元へ帰ろう
人間どもの何かを振りきって
絡みついたそれが私の感じている憎しみなのだから

ああ早く
愛する人よ
私の友人が私を食べる
もうやめてほしい
2011.08.27 20:19
私の部屋には悪魔がいる
そいつは口から入り込んで肺に浸透する
そいつは血液に乗って私の脳に入り込んで
私を支配する

母親のようでありたいと思ったのは日が登っている間で
日が沈んだ部屋にいると首に手が回る

手足が重くなり思考は奪われる
蛍光灯に虫がたかる
私の頬に張り付く
叩き潰して食べる
何者にも侵入を許さない
生物を排除しなければならない

死体が転がっている
皮膚のかけらがへばりつく
足の裏に髪の毛が
嗚咽と共に吐き出して
私の四肢はもげていく

悪魔は指をすり抜けて
天井から私を見下ろす
何も言わず
私は殺してやると言って
窓を閉めきって
私の吐く息でこの部屋を埋め尽くす
呼吸が荒くなり
私は叫び
私の思考と脳みそで部屋が赤く染まり
私の拳は宙を切り
悪魔はそこに浮かんだままで
だれか殺す方法を
悪魔を殺す方法を
2011.09.01 23:02
あんまり考えないようにして
一人でいることは正しいから
誰にも引っ張られず
思考を正しく保てるから

私はあなたには絶望していて
人間なんてそんなものだと思うから
少し良いところがあるからって
もう心は傾けないことにした

私はあなたには寄りかからずに
私の足で歩いていく
誰からの距離も測らずに
森の中へ踏みいってゆく

絶望なんてしない
感情なんて高ぶらない
そんなのはもうどうだっていいことだ
ガラスを爪で引っ掻いた
滑るばっかりで音も出やしない

ほしい物なんてない
必要なものなんて何も無い
渇望することも何もない
だからなんとなく
道を外れていく

あーそう
そうなんだよわかる?
sage