式が終わり、教室に向かった
俺の席は一番後ろだ
窓辺の一番後ろというラノベ席だ
これで少しは注目が削がれると思ったがチラッチラ見られている
説明をしている先生も笑いそうだ
なんだこの状況は
今までこんなに注目を浴びたことがあっただろうか
もしかしたら嬉しい事なのでは?
ならばやってやろうじゃねぇか…
自己紹介が始まった
俺の番が来た
「杉田 ノリ男、趣味はキン消し集め、日課はそうですね…歯みがきです」
教室に笑いが広がった
もう髪型で笑ってるようなもんだが
「その髪型はなんですかwww」
ついに聞かれた
「オシャレです」
また笑いが広がった
よしこれで俺の方向性が決まった
この髪型を武器にする、皆が飽きはじめたら直せばいい
完璧だっ
その時
一人の少女が俺のもとに来た
俺はさらにおどけてみせた
「どうしました?触りますか?」
笑いがおきるよりも早く、俺は