Neetel Inside 文芸新都
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中出し戦隊子供ツクルンジャー
第十三話<最終話>

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前回の任務であえなく御用となったイエロー、ブルー、ブラックの3人だったが、寺田の恐るべき権力により出所し、5人は再び、いつものマンションの一室に集まっていた。
そう。作戦会議である。大地を揺るがすような5人の喘ぎ声のもと、最後の任務に向けて、作戦が練られている。

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前回のミッションでは、ターゲットに指一本どころか、精子一匹すら接触させることもできず、失敗となってしまった。
その、あまりにも目に余る結果に、4人に対する際限ない怒りと、これまでの失態に対する悲しみの感情から来るとまどいを隠し通すことが出来ない葉子のもとに、あの寺田総理大臣からの直々の呼び出しがかかった。

待ち合わせ場所は葉子達、「中出し戦隊子供ツクルンジャー」が本拠地としているマンション真向かいにある、ドピュルリ公園であった。

葉子は素っ裸で待ち合わせ場所へ向かった。といってもマンションの部屋を出て、エレベーターに乗ってしたに降りるだけなのだが・・・
これからあの寺田に逢えると思うと、自然とマン毛が硬化した。もはや生理現象である。
マン毛でエレベーターのボタンを押すと、ゆっくりと鉄の箱は降下を始めた。
一つ、また一つと階が下がって行くごとに、自分の心臓の鼓動が早くなって行くのが、手にとるように分かった。緊張しているのだ。

それに気付いたと同時に、エレベーターのドアが重々しく開き、葉子は外へ出た。
公園の方を見ると、まだ誰もいないようだ。
ゆっくりと目を閉じ、外の空気をゆっくりと肺の中へ招き入れた。
冷たすぎず暖かすぎず、その空気は葉子の硬く、軋んでいた心を少し和らげてくれた。
ふと目を開け、横を見ると、妙な張り紙があった。

「マンション住民の皆様、および近隣住民の皆様へ。 
この付近では近頃、奇声をあげ、射精しながら走り回る、奇妙な格好をした男女が徘徊してるようです。外出の際は携帯電話を常に身に付ける等・・・」

葉子はそれを読み終える前に、自分たちの組織の事だと感づき、マンコ周辺から延びたマン毛でその張り紙をはげしくこすり、その摩擦熱で文字を焼いた。

ふと視線を公園の方に戻すと、そこには彼女の愛人、寺田の姿があった。葉子は気付けば、走り出していた。
その足取りはまるで、大好物のお菓子を与えられた子供の足取りのように軽かった。マン毛が内股にこすれて心地よい。

寺田と葉子はアナルに手を入れながら、数時間に渡って話し合った。
これまでにあったこと、悲しかったこと、辛かったこと、嬉しかったこと、そして激しく射精したこと。
その2人を包み込む空間と時間は、公園の中にも関わらず、誰にも犯し難いものとなっていた。

そして寺田は時を見計らい、いよいよ本筋を話し始めた。

そう、この「中出し戦隊子供ツクルンジャー」の解散が決定したという話だ。
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葉子が部屋に戻って来た。
部屋の中は、彼女が少し留守にしていた間に凄まじい事になっており、4人の自制心の「じ」の字もないカスがオナニーやら、オナニーやら、オナニーをしていた。
一人はガスコンロで自分のケツ毛に火を付けようとしている。
いつもの葉子なら、そんな彼らを一瞬で殺してしまうところだが、どうやらそんな元気もないらしく、まるで戦地から帰って来た老兵のように、一人どさりと椅子に腰を下ろした。
ガスコンロで奮闘しているブラックを除いた、3人はその雰囲気の変化に気付いたようだ。何があったのかと、真剣な面持ちで、葉子の顔をまじまじと見つめている。
もちろんマスターベーションをしながら。
葉子は5分程考え込んだ後、重々しい口を開いて、今回の重要な任務について話をした。

これが我々子供ツクルンジャーの、最後の任務になること。そして、それが終わればこの組織は解散されること。

マスターベーションをしていた3人はいつの間にか、話を聞く前はその瞳の奥にあった、余裕ともとれる感情が無く成り果てていた。これが最後か・・・そんなある種、絶望的な雰囲気の中、一人の叫び声が聞こえた。
ブラックだ。どうやらケツ毛ではなく、陰毛に点火してしまったようだ。股間にたいまつを携え、台所から走り出て来た。その顔は、まるで世界の終わる日を知ってしまったかのような顔であった。
葉子は軽く一瞥すると、すぐにマン毛で陰毛をそり落とした。ブラックは白目を向いて、倒れてしまった。しかし何故だろう。その股間は激しく隆起していた。

その日の夜、5人は最後の任務に向け、作戦を立てた。今回だけは失敗はゆるされない。何があっても。
今回のターゲットは「ナカデ=ダシテ」
どこの国の人だかよくわからない名前だ。
勤め先は、大手の銀行。どうやら銀行で受付嬢として働いているらしい。
育ちは静岡で、大学に入学するために上京し、ストレートで、あの有名な「肉棒銀行」に入社。そして今に至るというわけだ。
そんな順風満帆な彼女を妊娠させるべく、5人は計画を立てた。

ついにその日はやってきた。5人はいつも通り、何の為にあるのかよく分からない、股間丸出しのユニフォームを身にまとい、颯爽と町中へ躍り出た。
目的は一つ、今まで果たせなかった、強制妊娠、そして少子化防止という国の未来をかけた任務を達成すること。
5人はターゲット「ナカデ=ダシテ」の勤める銀行の前に到着した。
人々の雑踏が引けるところを知らない、この繁華街の一角にこの銀行は位置している。
5人は、葉子を中心に、まるでなにかの戦隊モノのように腕を組んで、銀行の自動ドア前に仁王立ちした。もちろん股間丸出しで。
周りの人間達は、「おい・・・なんだこいつら・・・」というような、完全に異常者を見るような目つきで彼らを見ていたが、国の未来を背負っているという点で、彼らはある種の正義のヒーロー達である。股間丸出しの。

まあ、見方によってはかっこいいのだろう。彼らを見ていた小さい子の一人が、「お母さん、僕大きくなったらあの戦隊に入る~!」と言っていた。
しかし、メンバーの立った位置が微妙だったのだろう。銀行の自動ドアのセンサーが彼らのイチモツに微妙に反応して、開いたり閉じたりしているのは、なんだか少し格好悪かった。
葉子達は銀行の中を睨みつけた。一瞬、ターゲットの顔が視界に飛び込んだ、その瞬間5人は目にもとまらぬスピードで銀行内に飛び込むと、こう叫んだ。

「銀行強盗だ!金玉を出せ!さもなくば犯すぞ!!」

そう、彼らの作戦とは、金玉強盗のふりをして銀行に踏み込み、全員を縛りあげたところで、ターゲットに静かに忍び寄り、犯して生殖しようという作戦だったのだ。なんという単純明快な作戦だろう。これが一晩中考えた結果だというから驚きだ。

5人のもくろみ通り、店内の者は皆、自分の金玉だけはと、小さくうずくまり、身を屈めている。葉子が合図をすると、イエロー、ブラック、ブルー、アワビの4人は、彼らのチンポの根元に引っ掛けてあったガムテープで店内の者達を縛り上げた。

その様子を見て、葉子のマン毛がピキピキという不気味な音を立てながら硬化した。

全員を縛り上げる事に成功した。
まだ任務が成功した訳でもないのに、達成感に酔いしれてしまったのだろうか、イエローが早くも意味不明な行動を取るようになって来ていた。

銀行の中のパソコンのディスプレイと交尾しようとしている。
ディスプレイの前に立ちはだかり、ものすごい勢いで腰を前に突き出して、パソコンのディスプレイをブチ抜いているのだ。その必死の形相と、行動の異常さ対して、店内で拘束された人々は恐れおののいていた。
自分だけは助かろうと、必死に壁に張り付き、目をカッと見開いている。
葉子は、こんなところで作戦を失敗に終わらせるわけにはいかないと、イエローの頭目がけて強酸性のマン汁をぶっかけた。イエローはぶすぶすという音とともに、溶けてしまったようだ。
そんなイエローを尻目に、葉子は3人に指示を出した。ターゲットに精子を注入せよと。
いよいよである。

3人は、手を後ろでしばられ、口にもガムテープを張られて、身動きがとれないでいる、店員達の中から、ターゲットを探し始めた。
そして5分後、ブラックがターゲットを見つけたと、狂喜乱舞している。
葉子が行くと、そこには無力に横たわるターゲットの姿があった。しかし、その獲物の前には、彼女を守らんとする、ハゲたオヤジがものすごい形相で、彼らの前に立ちはだかり、目尻をつり上げて何かを叫んでいる。
葉子は口元にうっすらと笑いを浮かべると、ブラックに指令をだした。ブラックは「むへへぇ」と言うと、オヤジをバックスタイルで四つん這いにさせ、一気にケツの穴に挿入した。

ぎゅむっ

オヤジは昇天し、その道に目覚めてしまったようだ。目がイッている。
葉子は、獲物を目の前にして、すでに勝利を確信した表情となっていた。「これで任務が完了する・・・」
そう思っただけで、彼女の陰部からまたもや強酸性のマン汁が垂れてきた。
まるで映画、「エイリアン」のヨダレのようだ。銀行の床がジュージューいいながら溶けている。
葉子は、隣に立って、同じく満足げな表情をしていたブルーの肩に手を置いた。言葉等いらなかった。葉子の考えていたことは素直にブルーの心の中に染み渡り、ブルーはすっと動き始めた。葉子は感動のあまり、目をつぶり、ご満悦の表情である。
しかし、いつまでたってもターゲットの恐怖に満ちた声や、反抗する音が聞こえないなと思い、目を開けてみると、そこには先ほどのままターゲットが倒れていた。
あの野郎、どこへ行ったと周りを見回すと、ブルーは銀行の巨大な窓ガラスに自分のムスコを押し付けて、そのガマン汁、いやカウパー液で文字を書いているようだ。

葉子は心底あきれ果て、殺す気にもならなかった。
仕方が無いので、となりにいたアワビにやれと命じた。
アワビは待っていましたとばかりに、ターゲットに飛びかかった。しかし、その瞬間だった。
ターゲットは狸寝入りをしていたようで、アワビが体に触れたその瞬間、目をハッとあけ、迫り来る巨根めがけて高速キックを繰り出した。
アワビの巨根は一瞬でプラナリアのような形になり、ひしゃげた。
葉子も、まさかと思った。

その一瞬の出来事に、自分の浅はかすぎる油断を認めざるを得なかった。
ターゲットは、体をくねらせ、出口の方へと逃げようとしている。
このままでは逃げられてしまう!
そう思った葉子は、急いでターゲットの足を掴み、引き止めた。
しかし精子がない。妊娠させるための精子が無い!
彼女は叫んだ。


「誰か!誰か!精子を下さい!精子を!!!」


その瞬間、窓際で先ほどからオナニーを展開していたブルー、葉子の方めがけて射精したのだった。その精子は美しい放物線を描き、葉子の元へと飛んで行った。
その精子を葉子は見事、片手に受け止めると、そのままターゲットの股間へと塗りたくった。パンツの上から。しかしその精子の量の多さからいって、パンツの有無はさほど関係なかったに違いない。
ターゲットはあきらめたのか、ぐったりとそこで倒れてしまっている。

こうして、葉子引き入る「中出し戦隊子供ツクルンジャー」は勝利を手にしたのだった。

葉子は満足げに立ち上がると、仲間達を連れ、銀行を出て、また街の中へと走り去って行った。股間丸出しで。

ミッション成功だった。


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精子臭い銀行の中には、多数の人々が残されたままだった。その中の一人、新任数学教師の「栗栖 トリ」は感涙の涙を流し、その場にうちひしがれていた。将来有望だった彼の未来は、この時点ですべてが狂い始めてしまったのだ。


皆さん、彼らは今までに幾度となく、ミッションに失敗し、そして時には痛々しすぎるくらいの被害を人々に与えて来た。
しかし、勘違いしてはならない。
彼らは少なくとも、少子化を止め、日本の未来を守るという寺田の理念のもと、行動していたのだ。
つまりは日本の未来の守護神である。彼らは精子にまみれながら、戦い、そして今日ここに一つの大きな功績を残した。
彼らがいる限り、日本の未来は明るいのだ。
例え、甚大な被害が出ようと、死者が出ようと、日本の未来を守るべく戦う彼らを責める理由があるだろうか。いや、ない。




       

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Neetsha