Neetel Inside ニートノベル
表紙

アンチヒーロー・アンチヒール
なぜなにアンアン ※7話までのネタバレ有り

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霰「白金くん! お勉強の時間よ!」

白金「疲れてるんだよ、寝かせてくれ……ってか服着ろ」

霰「向かうところ敵だらけ、連戦連敗の負け犬街道爆走中な白金くんにこの天才美女科学者霰さまがしっかり知識を叩き込んであげるって言ってんの! ありがたく聞きなさい!!」

白金「お前が暇なだけだろ……」

霰「……」バスッバスッ

白金「わかった、わかったから、ちゃんと聞くから乗っかるな! 腰を叩きつけるな!!」

霰「次に余計な事を言ったらスタンガンで動けなくさせてからひん剥いてすっぽんぽんの白金くんにお刺身乗っけて醤油垂らして手を使わずに食べてあげるわ」

白金「お前の性癖おかしいぞ!?」





なぜなにアンアン① 悪の組織について




霰「悪の組織と一口に言っても目的は色々あるわ。お金儲けのためにやってるところもあれば、教義に基づいて特定の人種を排除したり、優秀な人間だけ残そうとするようなのも存在するの。それもせいぜいが国レベルで、世界征服まで企むようなのはそうそうないけどね」

白金「特撮の悪役みたいなのは案外少ないのか」

霰「だから組織間で争う事もあれば、手を組む事もあるってわけ。灰塵衆は下部組織以外全部敵よ。建前上はね。あと自社で怪人を製造してる所が多いイメージだけど、実際は別の組織から買い受けている所が大半よ。それの利益だけで回してるところもあるし」

白金「意外と、って言うか普通にビジネスライクだな……」



☆主な悪の組織

○灰塵衆 
最大手。最高戦力『四枚刃』を有する最強の集団。
飛鳥山雛、桝田双道、羽々切、天崎由佳などが所属。
柏木壊人は脱退済み。

○アフターペイン
最近になって突如現れた、柏木によって滅ぼされたはずの集団。『ナンバーズ』と言う強力なニナカワ式怪人を従える。
桜間塵、奈良歪などが所属。
一応柏木も過去に所属していた。

●ブラックボックス
柏木によって壊滅させられた組織。製薬企業を表の顔とする。所有する怪人は巨体のニナカワ式『ポイゾナ』シリーズ。
田中正義が過去に所属。

●ネオヒューマンズ
白金を改造した組織。柏木(と霰)によって壊滅。所有怪人はシュターゼン式の『ストーム』、その試作量産タイプの『レイン』。
白金と霰が過去に所属。

○切原コーポレーション
霰が『ストーム』を引っさげて転勤するはずだった組織。主な所有怪人はシュターゼン式忍者怪人『ミュータント』。
霰の知り合い、isenが所属。



霰「挙げればキリがないけど、とりあえずこんなところね」




なぜなにアンアン② 怪人について




霰「怪人には三つのタイプがあるのは知ってるわね。では全部の名称と特徴を言えるかしら?」

白金「ええと、ニナカワ式がなんか変身するタイプで……シュターゼン式が……変身するタイプ……クサナギは、超能力を使うんだよな?」

霰「曖昧な知識ね。しっかり覚えていないと戦闘では死に繋がるわよ! よじよじ」

白金「なぜ乗る」

霰「くんかくんか。はぁ、オスの臭いがするわ! たまらないわね」

白金「なぜ嗅ぐ。怪人の話をしろ」

霰「どうでもいいじゃないそんなの」

白金「飽きるな!」

霰「仕方ないわね……」



☆怪人のタイプ分け

○ニナカワ式
変身すると肉体が変化、急速進化するタイプ。怪人の大多数はここに分類される。
心臓に直結したエネルギーボールを消費して変身するのが主流。
攻撃力・防御力・機動性のバランスに優れる。
欠点としては、『無茶な改造によって造られた身体を無茶な方法で変身させる』ことによる後天的障害が発生しやすい事。
怪人としての力が強くなればなるほど、その危険性も高くなる。
狭義の意味でのニナカワ式は、天才と謳われた研究者の蜷川博士が造った怪人を指す。

・柏木壊人【ジェノサイド・ゼロ】/【殺戮病トゥー・レイト】/【魔剣《ダーイン・スレイヴ》】
・桜間塵【カーネイジ・ツー】
・奈良歪【インサニティ・スリー】(PK・ESP)
・【ポイゾナ】シリーズ

等が該当。


○シュターゼン式
変身すると特殊スーツや装甲に身を包まれるタイプ。数の多さはニナカワ式に次ぐ。
変身ベルトや腕輪、腕時計や携帯など、アクセサリーや外部モジュールなどを起動させて変身するのが特徴。
主に耐久性に優れ、ダメージが装甲の耐久力をオーバーしても装着者への影響が少ないので、余程無茶をしなければ生存率は非常に高い。
互換性の高さも大きな強みであり、一度シュターゼン式に改造された者なら、多少設定を変えれば他のモジュールの使用や武器の流用が可能である事が多い。
中には無改造の人間でも使えるモジュールも存在する。
リスクが少ない上に拡張性も高いため、徐々に数が増えつつある。

・白金進次【ストーム】/【魔剣《ストーム・ブリンガー》】
・桝田双道【誅殺刃エグゼキューター】/【魔剣(名称不明)】
・【レイン】シリーズ
・【ミュータント】シリーズ

等が該当。


○クサナギ式
特殊型。変身する、と言う過程が存在しないものが多い。
改造手術により超能力が使えるようになった怪人を指す。
超能力は一点特化タイプと万能タイプに分かれ、特に一点特化は強力で、そのほとんどが組織でもトップやそれに次ぐ存在である。
欠点は、肉体的には普通の改造人間と大差ない事。極稀にニナカワ式レベルの肉体的強さを持ったクサナギ式が存在するが、その力は戦略を一人で左右するレベル。
改造されることなく先天的に超能力を使える人間もいる。厳密には怪人ではないが、扱いとしてはクサナギ式に分類される。(準クサナギ式)
準クサナギ式はニナカワ式やシュターゼン式に改造するのは困難で、その能力を伸ばすクサナギ式に改造される場合がほとんど。

・飛鳥山雛【刻死蝶ESP-AX】(ESP)
・天崎由佳(PK・ESP)

等が該当。



霰「これでいいでしょ」

白金「今どっかからコピーしてこなかったか?」

霰「どうでもいいでしょそんなことは! はむー! はむー!!」

白金「やめろ! 噛むな!!」

霰「れちょれちょれちょ」

白金「舐めるな!! お前はもう助けん!!」

       

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