Neetel Inside ニートノベル
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神林さん
第壱話【すごくいたい】

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僕の名前は鬼塚 由(おにづか よし)

小学六年生だ

そんな僕の家には鬼がいる

昔々、僕のご先祖様のご先祖様の時代

日本には鬼がいた

鬼はその見た目から人々に嫌われていた

しかし僕のご先祖のご先祖はその鬼達と友達になった

いつしかご先祖のご先祖は【鬼塚】と呼ばれ、鬼の力を借り、戦争などに力を貸していた

今も僕の家は鬼と共にさまざまな仕事をこなしている

そんな鬼塚の名を持つ僕にもついに仕事が回ってきた

それは神林 かえで(かんばやし かえで)の護衛だ

じいちゃんは言った

「いい加減働け」

まさか小六でそんなこと言われるとは思わなかったけど我が家は特別なので仕方がなかった

勉強しなくていいのは嬉しいけど護衛なんてヘヴィな仕事を一人で任せられるとは思わなんだ

一ヶ月間、僕は新潟の山の中にある神林家に住むことになった

が、

       

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