Neetel Inside 文芸新都
表紙

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・執筆記録
※書かなきゃ、と思った段階で書いてるのでちょっと飛び飛びです。

11月の初め
 会員にしてもらって、お題をもらって、さてどうっすかねー。と考えていた頃。ランドマークタワーは出さなきゃなー、とか遅刻はしたくねーなーとかぐるぐる回ってたけど、話についてはなんにも考えてなかった。

執筆開始日2011/11/18
2234文字
音響少女という言葉を聞いたので、それを元に話を作ることに。
ちなみに意味は、『か弱い女の子とは不釣合いなごついヘッドホンをしていて、その理由がアニソンだから聴かれると恥ずかしい』そんな女の子が音響少女というらしいです。又聞きなのですが、後半は絶対違うと思う。
 音響少女をどう0℃に合わせるか、と考えた所で、ヘッドホンを『音楽聴いてるんだから話しかけるなボケ』的なサインとして使おうと考えました。でもそれだったらどう考えても主人公が彼女に話しかけられない。やっべえどうしよう。そこでランドマークタワーを使えばいいかなと。女の子の待受がランドマークタワーだったらこうなるだろー。

2011/11/18
またウダウダしながら4936文字
自分の文章はすこし直接的すぎると感じ、遠回りにし始めた頃。なにかを掴んだ気がする――ような気がするんだけど、どうだろう。主人公のキャラをどうしようか、ちょっとずつ迷ってきた頃。ヒロインは要するに、最初に書かれてた様に氷をイメージして、氷ってたしか0℃から氷になるんだよなーとか、そんなにわか知識でキャラ付けしたのですが(そして、0℃はプラスでもマイナスでもない、人に対して無関心という理由で)。主人公はヒロインとは正反対ではなく、似たもの同士にしました。関心があるだけでまったく執着はなく、ルールだからそうしている、というような感じ。彼も違った意味で心が0℃な状態。

2011/11/19
5424文字
0℃という言葉の使い方を、人に対しての関心度で表そうと決めた頃。書きながら決めるので、上記のやつはこの頃決めた。主人公がカメレオンと自称しているのは、人によって色を変える、あなた色に染まる、的な比喩。氷は色がない無色透明だし、そういう意味でも素の色に戻れるっていう感じでいいなーとか。ちょっと中2な感じがするけど、まあいいかな。彼まだ高1だし、そういう中2スメルも残ってるんじゃないかな。

11/19
5907文字
勢いに乗ってみたけど、もしかして遠山さんいらなかったんじゃね、とか思ってた頃。

上手く遠山さんが回せない。嫉妬とかに狂うとかやってるとすげえ文字数行かれる。ちっくしょう! とか布団に潜って暴れてた。まあでも味気ないしいるよなあ、と思い直してこうなりました。ヤンデレにするとか俺得……!! だったんだけども、文字数食うからこれまたボツ。とりあえず、これから何か始まる予感だけ残して終わらそう……。そうしよう……。という半分諦めて書く状態に。


2011/11/20
6820文字
二人で回すと話進まなさそうだし、この人にはエンジンになってもらおう、と遠山さんの置所を決めたあたり。主人公が本音を初めて言って、そのテンションで「うっひょー今なら言えるんじゃね!?」って状態にしてやろうってことに。しかしそれじゃ落ちが弱い……。このままだとなんかほんと足りない……。頭を抱えて布団の中でバタバタしてた。黒歴史思い出す時ばりにバタバタしてた。


執筆終了2011/11/20 19時7分 
9954文字 完成!!
わりと自身に満ちたような気がしないでもない。
ヘッドホンが実は音楽流れてなくて、全部聞かれてたっていうネタを思いついた頃は、音響少女というモチーフを上手く使えたんじゃないかなって思ったけど、今はあれ? そうでもないかな……。ってなってる。書ききった後のテンションって怖い……。まあとはいえ、これ以上のオチは今のところ思いつきそうにないし、音響少女っていうモチーフにはぴったりかなーってことでこのまま。推敲を三回くらいして提出しました。今回の作品は、音響少女という言葉の新鮮さに後押しされたドーピング疑惑もあり、早めに書けました。

キャラクターについて
・三上優希
名前の由来は『本音を言う勇気』から。苗字は適当。外見描写が彼の一人称だったのでなかったのですが、読者さん各々クラスの人気者を想像していただければ。人に合わせて生きるカメレオンと自嘲気味に語っております。そんな自分が大嫌いでありながらも、それ以外に自分である方法がわからないというジレンマを抱えていて、素の自分でいられる笹川さんを好きになったり憧れたり嫉妬したり。嫌われたくないというのが一番なので、それを考えていつも行動してます。結構わかるなぁって人はいるかも。


・笹川雪子
名前の由来は冬だったから。それから雪は一応氷だし、0℃にちょうどいいやというのが理由。あと、できれば女の子の名前には『子』を入れたかった。名字は最初、登別だったのですが、笹川に変えました。雪解け水的な。モチーフはドストライクに音響少女という言葉。音楽を聞いてなかったのは、単純に読書するとき音がいらないタイプだから。ただ誰かに話しかけられたくないから、ヘッドホンで話しかけるなアピール。彼女なりの防衛策。読書中に話しかけられると不機嫌になるタイプ。ランドマークタワー好き。


・遠山枝里子
名字の由来は、『川』と来たら『山』を使いたかったから。山と来たら森……枝……枝里子。と名前を決めました。彼女の使い方には迷わされましたが、作品内の通り収まりました。普通の子だったのに作品内でちょっと扱いがよくないのは反省。どこかで報われてほしい。ちょっと悔しいキャラです。どこかでリボーンさせたい。

       

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