Neetel Inside ニートノベル
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T-れっくす
駄文ズ屁文

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ども、作者のまじ吉です。半年以上に渡って掲載してきた「Tーれっくす」、いかがでしたか?

面白い部分、訳わかんない部分、気持ち悪い部分、たくさんあると思います。それをすべてひっくるめて性春っていうか、「Tーれっくす」です。

僕がこの作品を通して伝えたかったことは「どんな暗い時代や環境でも面白おかしくやっていこうや」という事です。

自然大災害に世界不況。人間は日に日に破滅に向かっています。かつてこの大地を支配した恐竜のようにいつかウソのように破滅してしまう日が来ると思います。

死から逆算して僕達には何が出来るのか?まぁ、こんな大きなテーマで書いてねーだろ、って感じなんで話を変えます。


「Tーれっくす」を書くにあたっていつも障害としてあったのが主人公のティラノの存在でした。物語は彼の目を通して進むので、執筆中は常にティラノとの戦いでした。

高校1年生のティラノが知らない表現は使えないし、「これはティラノはやらないだろう」という事は出来なかったのでフラストレーションが半端なかった(笑)。

それでも少しづつですがバンドを通してティラノの成長というものを描けていけたかと思います。

一番困ったのがバンドとしての演奏シーン。僕はバンドとしてステージに立った経験がほとんどなかったので「こういう感じで演者は演奏しているのかな」と想像しながら書いている部分があります。

演奏表現にしても「チャックベリーのようなギター」「フリーのようなファンキーなベース」といった固有名詞を使った「逃げ方」を出来るだけしたくなかったので、独自の表現を探したのですが結局見つかりませんでした。

普段の学生パートだと「ティラノ≠作者」なのですがライブパートだと「ティラノ=作者」になってしまうので自分の音楽的センスの無さというものをまざまざと実感させられました。

だから最初の内はライブの描写をあんまり書きたくなかった(笑)。個人的にT-Massで好きな曲は「下半身が止マラない」と「あずにゃんの声でイこうよ」でしょうか。

てか僕が好きになってあげないといけないのかなぁ、と。逆に嫌いなのは「Moning Stand 」。何気に「ぼくどう」と同じくらい演奏されてますが歌詞がうーん、って感じなんで。


ティラノの他に動かしにくかったのがヒロインの坂田三月の存在。インターネットで他の作品とかぶらないよう、一生懸命探してつけた名前なのですが、最終的に情緒不安定キャラでマッスのカキタレになってしまった。うーん…

よく「青春モノに女はいらない」みたいな事を聞きますけど、この「Tーれっくす」でもそのジンクスが生きていて、三月さんを出してしまうと男3人の熱い雰囲気が一瞬、「ん?」ってなってしまうんですよ。

ホントはストーリー上、マッスがトラブルにあってベースが弾けなくなってしまい、三月さんが代わりにベースを弾く、みたいなシナリオも描いていたのですが結局書きませんでした(新たに敵やらなんやらを作ってしまうと相当な長さになってしまうと思ったので)。


読んでいて冗長だと感じていた人もいるかもしれませんが僕は病院や「あつこ編」も必要だと思いました。どうしても最後のサンライトライオットに向けてティラノを人間的にもアーティスト的にもひと皮剥けさせる必要があった。

だって代表曲が「ボクの童貞をキミに捧ぐ」とか歌ってるバンドですよ?マッスの口から「優勝しようぜ」の言葉が出たときは自分で書いてて「まじかよ」って感じでした。

「修行パートを書いて面白くなったためしがない」とよく漫画で聞きますがティラノが学祭ライブで散々周りを引っ掻き回して逃げちゃうような人間だったんで。試練をたくさん与えてやろうと思いました(邪)。


現在続編と次回作を執筆中です!これからもボクと「Tーれっくす」を応援してくださいね(AA略)♪ 読んでくれてありがとうございました!サンキュ♪

       

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