Neetel Inside 文芸新都
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文芸新都で短歌よもうぜ企画会場
【企画概要】

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【概要】
「五七五七七」古来伝統の国民的音感であり、現在もなお詠われ続けている短歌は、
三十一文字の形式こそ変わらねど、それに捕らわれることなどなく、
むしろ自由で素直な感情表現は、いっそう磨きがかかっております(たぶん)。
そういうわけでぼくはみんなのつくった短歌を読みたいです。みんなで詠みましょう。
以下に例をいくつか挙げますので参考にでも。


  保健室行くほどじゃない指先の血の滴りを口に含まれ


 「憂鬱の欝っていう字が書けるのよ」笑った君の口元は赤


  腿と腿ふれあう車内 数学のテスト範囲はどこまでだとか


  マンションのベランダに出て泡を吹く子供らの下を快速通過


  殺しあう私と私 そこの人! 流れ弾にはご注意ください!


  サバンナの象のうんこよ聞いてくれだるいせつないこわいさみしい


  耳で飛ぶ象がほんとにいるのならおそろしいよねそいつのうんこ


  ただ一度 あなたの声を 聞きたくて やっと一言 「一限同じ?」


  失敗を積み木のように組み上げて これからずっと遊び続ける


  誰からも見向きもされずつまらない人生などと君が言うのか


  不審者がリアリティのない看板にぶつかりその場で意識不明に


  いつか誰か一緒にラジオやってください。何もネタないですけどね。あはは。


  拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません


  それはもう「またね」も聞こえないくらい雨降ってます ドア閉まります


  歯磨きも済ませたけれどお布団の中でスプーンくわえているの



       

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