Neetel Inside 文芸新都
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文芸新都で短歌よもうぜ企画会場
恋多め/来流衣魚マスカ

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真心の こもった笑顔 ボクに向け 素直になれず ボク知らん振り




月明かり 照らすは行動 いざ君へ 口ごもる言葉に 君からの「はい」




テンポ良く 刻むはビート 足踏みで 余った手拍子 君との連弾




上向けば いつも青空 広々と 果て無き想いを 春風と共に




プリクラを 撮ろうと君は 僕の手を 握って盗られる 僕の恋心




また明日 陽を背に君は 帰り行く 恋の帰路へと 僕も歩みだす




お昼ごはん 机を向け合い 食べ始め 口に含むは 母の手間暇




縮こまる 姿を見ては 慰めて 女は弱くも 母は強し




腰掛に 残る面影 爺さんの 戦時の思い出 僕の思い出




ただ今は 言える言葉は これだけで よそ見しながら 君が好きだと



       

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Neetsha