Neetel Inside ベータマガジン
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誰かが適当に投下した原作を僕が作画する
原作3

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ここはモンゴル。
見渡す限りの草原。

モンゴル人達は草上で羊を解体し羊の丸焼きを作ろうとしている。
羊の腹をかっさばき湯気の立つ内臓を取り出している。
誰一人喋るものは無く黙々としている。
そこに羊と間違われて連れてこられた
運動靴・靴下・ランドセル・ヘアピン・手錠以外は
完全に素っ裸の小学3年生女子が泣いている。
来ていた服は刈り取られた羊毛の山の上に一緒に積んである。

女児「日本に帰りたいNO~」



『3日前 日本』

がら空きの高速道路を高音な機械音
鳴り響かせぶっ飛ばすド・シャコなスポーツカー、
ランボルギーニ・アベンタドールである。

助手席の女児「この車も超かっこいくて超かっこくーるだねパパ!」
完全にレーサー服着用でフルヘルメットのパパ
「パパは大社長だからね。欲しいものは何でも買ってあげるよ。」
「わーパパ好き」
「この特注のランボルは、ガルウィングだって羽ばたく仕様だ」
走行中のランボル、羽ばたく。
「つてきー」

そこにモンゴルの騎兵、現る。
3・4体のモンゴル騎兵が、時速200キロで走る車の左右を併走する。
ありえないほどの迫力である。
ド・シャコのランボルギーニはまるで蹄の群れに踏み抜かれそうである。

パパ「馬鹿なぁー?220km出してんだぞぉ~!?」
ヘルメットの表面をつたう大量の汗。
さらにアクセルを踏み、奴らをぶち抜こうとするが
そのせつなモンゴル人のヤリが助手席の窓をつらぬき
女児の顔面をギリギリにかすめながら父親の
ヘルメットを頭蓋もろとも貫通し打ち砕く。
素早く女児のシャツの背中にモンゴル人のヤリの柄が通り
車内からすくい上げると同時に車はコントロールを失い
コースを反れてコンクリートのかべに頭から突っ込んでいく。

女児を高々とかかげた勇猛・勇壮なモンゴル騎兵達の背後に
華麗な爆発、起こる。
『モンゴル最強時代である』


       

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