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文藝・ニノベ版 作者インタビュー
七瀬先生へのインタビュー

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七瀬楓先生へのインタビュー


七瀬楓:おはようございます!

後藤健二:おはようございます! 今日は宜しくお願い致します^^

七瀬楓:よろしくお願いします! ワクワクしますねなんか!

後藤健二:ですねw お待たせしてしまってすみません><

七瀬楓:いえいえ。俺も5分前には入ろうと思ってたんですが、ちょっと遅れてしまって

後藤健二:では、貴重な休日のお時間取って頂いていますし、さっそく質問したいと思いますがよろしいですか?

七瀬楓:はい。どんとこい!

後藤健二:ありがとうございます。まずは、先日のシブク先生でのインタビュー記事をUPしたところ、どんな作者様なのか、冒頭に紹介した方が良さそうだなと思いまして。まずは自己紹介をお願いしたいと思います!

七瀬楓:了解しました! ニノベ文藝でいろいろ手広くやってる七瀬楓です。漫画原作なんかもやってます! いろいろやりすぎて代表作はちょっとわからないのですがw

後藤健二:「かふぇ@すくーる」「箱庭から見える空」「あくまのしっぽ♪」「魔法少女は難しい!?」「FAKE MAN」「カインド・オブ・ブルー」「紅い紅葉の短編集」ですね。小説作品は。

七瀬楓:漫画作品は箱庭から見える空と、仮面ライダーフレアですね

後藤健二:「仮面ライダーフレア」が漫画原作、「箱庭から見える空」はコミカライズもされてますね。

七瀬楓:もともとは漫画のみだったのですが、予想外に出来がよくて、なんというか、小説にもしたくなってしまってw

後藤健二:あ、箱庭は漫画原作でやってたのを、小説にされたんですね

七瀬楓:そうなんです。もともと、文藝っぽくて、なおかつ漫画にできるような物と考えたのが箱庭で。和樹の心情をもっと表現したいなと思い、漫画にしたんです。

後藤健二:あの不良教師、いいキャラしてますね。ああいう教師、実際にいそうw

七瀬楓:和樹は人間嫌いというのに一転特化したキャラなのでw 一転特化したキャラは魅力的に見えやすいかな、っていうのが持論です。最強とかそういう感じの。

後藤健二:なるほど~。七瀬先生の作品、ぶっちゃけ全部は読んでません>< でも、短編集は全部読みました。キャラクターの作り方うまいなぁと感じました。

七瀬楓:ありがとうございます! いや、僕の作品全部読んでる人はかなり珍しいと思いますよw 数多いですし。キャラ作りはこだわってる方なので、そう言っていただけると嬉しいです。

後藤健二:多岐に渡って活動されてますよね。新都社と出会ったきっかけって何だったのでしょうか?

七瀬楓:FAKEMANがもともと賞に送って落ちた作品なんですよ。それで、送れる場所ないかなーって小説サイトを探してたら出会ったんです。最初はFAKEMANの反応を見たら消えるつもりだったのですが、コメントがつかなかったのが悔しかったからついつい長居w

後藤健二:なるほど! ということは、商業も目指されてるんですね。どちらの賞に送られたんですか?

七瀬楓:電撃です。当時は行けると思ったんですけど、今見ると穴だらけで……。いやお恥ずかしい。

後藤健二:FAKEMANも読みました。確かに穴だらけというか、荒削りかな? 私も偉そうな事はいえませんがw ただ、勢いのようなものは凄く感じました。あの女探偵さんはお気に入りのキャラなんですよね?

七瀬楓:そうなんです。FAKEMAN自体かなりお気に入りなんですが、その中でも風祭優はかなり気に入ってるキャラなんです。いつかスピンオフやりたいし、一生書いて行きたいキャラです。

後藤健二:そういうキャラはすごく自然に書けちゃうと思うし、思い入れのあるキャラなら、是非日の目を見させてあげたいですよね……すごくわかります! ちなみに私も今年の電撃に送りました。1次落ち城東ですがw 七瀬先生も送られました? もしかして。

七瀬楓:いや、今年は間に合わなくて……。でも今年は電撃だけじゃなくていろんな賞に送ろうと思ってます。チャンスは多い方がいいですし。

後藤健二:なるほど! 商業へのデビューは大変ですけど、お互い頑張っていきましょう! ここらで、読者からの質問に移りたいと思います。

七瀬楓:頑張りましょう! どんとこい!

後藤健二:★七瀬先生は多数の連載作品を抱えておられますが、全作品完結させる算段は先生の中であるのでしょうか? 読者としては手当たり次第に手を出して収拾がつかなくなっているように感じられて大変不安です。

これは一番最初に来ていた質問ですねw

七瀬楓:確かにその質問はもっともですw でも大丈夫です。僕が書き出せる条件がエンディングを想像できることなので、全部完結の算段はありますし、頭の中では完成してます。

後藤健二:おお。それは頼もしいですね! では関連の質問を。★今連載してる作品で一番完結が近いもの遠いものは何?

七瀬楓:一番完結が近いのは『魔法少女は難しい!?』で、遠いのは『カインド・オブ・ブルー』ですね。『カインド・オブ・ブルー』は三部作なのですが、今一部が終わったところなので……。そもそも僕の作品は全作品世界観がつながってるので、数多くやったほうが楽しいかな、と手を広げてる部分もありまして。

後藤健二:スターシステム的に、他作品の人物が登場する事も多そう?

七瀬楓:ええ。箱庭の和樹は名前だけいたるところで登場してますし、他の作品の登場人物や事件が他の作品で話題に出ることもあるんです。なので読めるだけ読むと楽しいかと思います!

後藤健二:なるほど~

七瀬楓:是非ご一読を!

後藤健二:了解です!では、次はこの質問を。★どの作家さんにも聞いてみたいのだけど、注目している作家さん、作品とかってあるのかな?

七瀬楓:結構最近多いとは思うのですが、『LEFTOVERS』ですかね。あと『首領蜂隊に志願したんだけど。』と『電極女の絶え間ない放電』

後藤健二:良く更新されてる作品は目につきますよね。こんな質問も来ていますが……w ★新都社の中でライバルと意識している先生はいますか?

七瀬楓:身も蓋もない言い方をすると全員です。

後藤健二:特に意識している先生とかいらっしゃらない?

七瀬楓:いや、あまりライバルとか考えずやりたいことだけやるんですけど、やっぱり「ああうまいなこの人は」って思う人が新都社には多いんです。ライバルだっていうか、壁というか。でも、和田駄々先生とか顎男先生とか、よく編集部で話題に上る人はやっぱり意識しちゃいますね。

後藤健二:なるほど~。実際、ネット小説を発表する場として新都社を見た場合、他サイトに比べてもレベルは高いと感じますよ。

七瀬楓:敷居は低いのにレベルが高いってすごいと思います。でもだからこそ、レベルが低いとコメントがもらえないとかで消えてっちゃうのかもしれませんね。続けることが大事なのはどこも一緒だなあって思います。

後藤健二:ですねぇ……創作は自分との戦いではありますし、そういう意味ではライバルとか余り気にする必要はないかもしれない。でも、お互い切磋琢磨することで、レベル向上も見込めると思います。だからこそ、こういうインタビュー企画をやってみたりもしている訳でして。

七瀬楓:ライバルとして見るのもいいですが、その作者なりの良さを盗む、ある意味師として見た方が面白いし楽しいと思います!

後藤健二:そうですよね! いい事言うなぁ~。

七瀬楓:平和主義なんです!

後藤健二:なるほど。ツイッターでも沢山の作家さんと交流されてるようですしねw そのせいか、質問も多く来ています。どんどんいきましょう。★今後手を出してみたいジャンルはありますか?

七瀬楓:いろんな考え方が見えて楽しいです。作家さんのことは小説を読んでもわかりますが、実際に話してみるのはやっぱり楽しいですし、勉強になることも多いです。
あ、質問ですねw
いまやりたいのは、ミステリと少女漫画チックな、ハーレクイン・ロマンスみたいな恋愛物ですね。あとはヤンキー、格闘物とか、挑戦できるかぎりはいろんなジャンルに挑戦したいです。でもやっぱりハードボイルドが一番書きたい!

後藤健二:★何故ハードボイルド目指してるんですか?

七瀬楓:男の中の男の生きざまってやつですよ! かっこいい男です。フィリップ・マーロウシリーズのマーロウ、ウィっシュルームのカイル・ハイド、探偵神宮寺三郎など、ハードボイルドな男に憧れてるから、そういう生き方がしたいなと思ってるんです!

後藤健二:FAKEMANのような特撮ヒーローっぽい話もお好きなようですが、あれもハードボイルドしてた部分ありましたね~。

七瀬楓:どんな作品にもハードボイルドのエッセンスを少しだけ入れたいんです……w FAKEMANがお気に入りなのは、好きなことを存分にやってたから、っていうのが一番かもしれません。

後藤健二:なるほどw 好きってパワーは偉大だと思います。茨の道でも文藝に投稿し続けるガソリンですね。そのFAKEMANについてですが
★FAKEMANの続きはいつ書くんですかぁマジでぇ

七瀬楓:いつか、連載が全部一段落したら、としか……。いや、もともと続きは書きたいのですが、あそこで完結してしまってるもので……。

後藤健二:ですねー。ツイッターでも私呟いてましたが、あれはあれで完成してるし、誤字脱字や文章作法的におかしいところを見直すぐらいでいいと思います。次回作どんどん書いていった方が、成長にはつながりますよね。

七瀬楓:まぁ、後はいつか風祭優のスピンオフを書きたいですが……。それもいつになるやら。おっしゃるとおり、新しいものをどんどん書いて成長につなげていきたいですし。

後藤健二:楽しみにしております。まぁ、まずは連載群を片づけていって欲しいというのが、多くの読者の要望だと思います。でも、短編であればそんなに負担にならないかと思うので、スピンオフはいいですね。

七瀬楓:ですよねぇ。ちょっと自分でも手広くやりすぎたなぁと、少し反省してます。でも書きたい物ができるとその欲求に逆らえなくて。確かに短編ならじゃんじゃんできますけど、話が自分の中で膨らんできちゃうんですよ!

後藤健二:ランドマークさんの短編とかぶっ飛んでいて面白かったですしねw そのランドマークさん、大好評だったようで、質問2つきてますw
★横浜ランドマークタワーと鎌倉大仏は日本の誇りですか!!!!???

七瀬楓:ランドマークタワーさんは世界の誇りですよ。大仏は文化的だと思います。横浜サイコー!

後藤健二:★かわいいランドマークタワーさんの条件について語ってください。

七瀬楓:雨の横浜で、頂上が若干ガスってるくらいが狙い目だと思います。青い空を突き刺さんばかりに伸びているランドマークタワーさんを根本から撮るのもいいと思います。もっと語れますが遠慮します!

後藤健二:w

七瀬楓:ページ数食っちゃうんで!

後藤健二:あと、漫画原作の件ですかね? このような質問が。★松十家君とはどこまでいったの?

七瀬楓:えーと、この間フレアについて話しあった時は「ライダー四人は多い!」と泣き言を受け取りました。なので「小説でやってお前が挿絵って形にするか?」と提案しておきました。まだ宙ぶらりんです。すいません。

後藤健二:なるほど……。これは漫画にするのって途方もない労力ですしねぇ。漫画原作を担当するのであれば、作画側の負担を減らすような事も考えないといけないと気付かされます。

七瀬楓:そうなんですよね……。もうフレアの作画で2日寝てないだのコーヒー口に含んだまま消しゴム吹いて原稿ダメにしただの聞いた時はもう罪悪感でいっぱいでした。いいから寝てお願い!って土下座するレベル。

後藤健二:合作の難しさも痛感させられますね。

七瀬楓:楽しいだけじゃないのはどこも一緒ですね……。もっといたわってあげたいと思います。

後藤健二:本来であれば漫画原作を小説家が請け負うので、漫画家は作画だけに集中できるから負担は軽減されるんじゃ?と思いもするのですが、事はそう単純じゃないようで。合作はやった事ないけど、大変そうだ。

七瀬楓:自分で考えた話しじゃない、っていうのが案外ストレスなのかもしれません。やっぱり話し合いは大事だな、と思います。

後藤健二:ですね~。あ、少し硬い話になってしまいましたが。こんな質問がギリギリになってきていますが、どういう事なんでしょうね?

七瀬楓:おっと、申し訳ない。スマイルスマイル!

後藤健二:★ななせせんせいはどうやってえしさんをくどいてるんですか?
あ、今わかったw えしさんって絵師さんか。ひらがなだから意味が一瞬分からなかったw

七瀬楓:僕も最初見た時は口説いた覚えはないぞって思っちゃいましたw

後藤健二:そういう名前の人をプライベートで口説いていたのかなとw

七瀬楓:俺女性恐怖症なんで!

後藤健二:で、どうやって口説いてるんですか?

七瀬楓:口説いてるというか、『魔法少女は難しい!?』はちょうど、ニノベ文藝作品の挿絵を気軽に描ける時代が来て欲しい、というスレが盛り上がってまして、そこで声をかけていただいたんです。それに飛びついて、描いてもらえることになりまして。いろいろよくしていただいて、本当にありがたいかぎりで、感謝しっぱなしです。

後藤健二:巡りあわせが良かったんですね~。うらやましい!

七瀬楓:『かふぇ@すくーる』の方は、ててん先生から「女の子可愛くていいですね!」という感想をいただいて、俺から声をかけさせていただきました。とある人に、「挿絵は営業! 自分から声をかけろ!」と言われたので、勇気を出して声をかけたら快諾していただいて。ててん先生にも感謝感謝で、ありがとうございます!

後藤健二:魔法少女は難しい!? も、かふぇ@すくーるも、どちらも可愛らしい挿絵がついててうらやましいな~って思いましたが。作品の魅力あっての事なんですね。うーん、さすがだ!

七瀬楓:どちらも僕にはもったいないレベルなので、恐縮しながらも筆が進むのでほんとありがたい存在です。

後藤健二:そういえば、スマイル!スマイル!って先程仰ってましたが、プリキュアお好きみたいですね! いっそプリキュア小説とか書いてみては?w 挿絵書いてくれる絵師さん多そうww

七瀬楓:いや書きたいんですよ! まほむず終わったら次はプリキュアだー! とか思ってるんですけどね……。キュアメイプル書けだの言ってくる人がいるので、見送り中です!

後藤健二:書く予定だったのかw やっぱりw

七瀬楓:みんなもっとみゆきちゃん好きになろうぜ!

後藤健二:ハッピー派なんですね。ツイッターのアイコンはビューティーみたいですが! そんな私は、あかねちんことサニー派です。

七瀬楓:最初はなおちゃんだったのですが、次にれいかさんが不思議図書館の本棚から本を抜くところの手首に惚れて、いまはみゆきちゃんこそスマプリのリーダーだな! かわいい! という感じで今はみゆきちゃんです。みんな平等に好きですが。サニーは俺の周り多いですねー。俺もサニーは関西弁キャラで一番好きです!

後藤健二:いやー プリキュアのようにウルトラハッピーにしたいですねぇ、文藝新都、ニートノベル。

七瀬楓:もっと盛り上がって、みんなスマイルでウルトラハッピーな感じにしたいですねぇ

後藤健二:はい! では、読者からの質問もようやく終わりましたので

七瀬楓:お疲れ様でした! 楽しかったです!

後藤健二:七瀬先生、次の作者インタビューのお相手を紹介して頂けませんか?

七瀬楓:了解しました! 僕の心の師匠である、顎男先生で! 顎男先生のインタビューめっちゃ見たい!

後藤健二:顎男先生ですね、ギャンブル小説で有名な! ツイッターでもインタビュー楽しみにしていると仰ってくれていたので、きっと引き受けて下さると思います。

七瀬楓:あの人は個性的で面白い小説を書きますからねー。見習いたいので勝手に師匠と心の中で呼んでます。

後藤健二:了解です。ご紹介、ありがとうございます。






     

七瀬先生へのインタビューはこれで終わりです。

ところで横浜と神戸って似てますよね。
七瀬先生のランドマークさん愛に負けないよう、私も神戸のポートタワーさん愛に目覚めてみようかなと思いました。

ハードボイルドを目指しているという事ですが、とてもそんな汚い大人の世界に染まらないでくれーと願わずにいられない。そんな印象を受けましたね。

七瀬先生のまっすぐな文章に、汚い大人の私はとてもソフトな質問しかできませんでした!
七瀬先生が困る顔とか見たくなかったんです><

       

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