Neetel Inside ニートノベル
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秋の夜長の蜃気楼
ex in 2

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 狂ってることは分かっている。おかしいことは自明である。
 一つの願いは一側面から見れば合理的で、別視点からは気が触れているようで。もう片方の望みは外への聞こえはよくて、その実私からすれば狂気以外の何者でもない。
 二つの相反する願いは、私の中で熾烈な葛藤を生む。頭の中は苦悩と悶絶で軋み、出したくても出せない悲鳴は無理矢理飲み下すことでまた脳内を暴れ回る。
 そうしていつまでも結論を出せないでいると、永遠に私を苦しめ続けるのだ。きっと苦しみぬいて下した決断も、どうせ私だけを傷つけ私だけを殺すくせに、葛藤する心は早く楽にしてくれと言わんばかりに結論を急ぐ。それがまた、苦となる。

 恋とは、こういうものなのだろうか。
 矛盾する思いが恋愛感情で、どの道を選んでも実らずただ苦しみだけが最後にあるのが恋路なのだろうか。
 誰か教えてくれはしないか。
 こんなもの、どうすれば成就し得る。
 〆

       

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