Neetel Inside ニートノベル
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いいといいと

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「ほら行くよ」
母の妹が夏の暑さでだらけてうつ伏せの俺をいつものおふざけ感覚で叩いてきた。
夏休みを入るか入らないかの時期。
自分の意識では田舎のほうに属する場所にある、熊本のある場所に前々から行く事になっており前々から準備していた。けれどこの暑さは酷い。
「へいへい」
立ち上がり帰ってくるのは夜になるであろうからカーテンやシャッターを閉めた。
ついでに飼っているうちの犬が、何かと家に迷惑掛けるのでゲージに押すように閉じ込めた。うちの犬はそのことを嫌いいつも入れた後「グルル」と狼のように唸っている。
毎度毎度のことなのに飽きないのかなぁ。
振り向くと親はもう車に乗っており、急いで家に鍵を掛け携帯を右手に。首にイヤホンを携えて飛び出した。何か忘れている気がするが気にしないことにした。
さっきは焦っていたので気付かなかったが今日は大型の車に乗るようだった、危ないもうちょっとで慣れた手付きで小型の車に乗るところだった。
何も持っていない開いてる左手で、大型車の重いドアを開けたそれに飛び乗り、ふかふかの椅子に見事着地した。
「お兄ちゃん、あの」
妹が急にそう言い掛けたのでみだり手の平ですっぽり封じた。意表を疲れたのか驚いている、それもそうだいつもこんなことしないけれど今日はそんなことしてられない。ドアはまだ開いたままだ。
何故封じたのかと言うといっつも俺に話しかけている時は俺への当て付けのような憎まれ口で全部だ。また何か言おうとしてたので俺の手を噛り付こうとしてたのでそっと外し
「いいといいと」
変に笑顔作りながら言ったので妹に「キモイ」と言い捨てられた。
「ちゃんと閉めんか」
さっきまでタバコを吸っていた怒り口調で言った。親父が北海道に赴任中だったけど昨日帰ってきた。それのお陰で行くことになった最大の理由かもしれない、別に嫌ではないけれど今の俺には顔向け出来ない気がする婆ちゃんへ。
ドアが勢いよくしまった。

       

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ひっきー33 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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