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いつつめのこと 覚えよう

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いつつめのこと 脳を鍛えよう



人間の脳は忘れるように出来ています。

それは大事な情報を取捨選択する為に生物が取った生存戦略だとも言われています。

でも、不便ですよね。忘れちゃうって。覚えておきたい事も往々にして忘れてしまいますし、それどころか場合によっては、忘れたい事を忘れられなかったり・・・。

受験勉強なんかでも苦労した人が多いのではないでしょうか?

『歴史を覚えるのが大変!』『数式が覚えられない』『テスト範囲、これ昨日やったところなのに思い出せない!』

なんてね。

世の中にはときおり本当にすごい記憶力を持った人達がいます。でも、それはごくひと握りの人達です。

今日は円周率を何万桁も暗記してしまったり、みた光景を何年経っても鮮明に思い出せる、そんな人達にはなれなくても、昨日のおかずくらいは思い出せるようになりたい、そんな人に向けた話題です。

人間の記憶は、短期記憶と長期記憶に分かれています。
歴史の年号や英単語などを覚えようとしても忘れてしまうのは、短期記憶のまま覚えてしまって、長期記憶に行かずに忘れてしまうからです。勉強などは「忘却曲線」と呼ばれるものに沿って繰り返し勉強すると効果が現れます。

繰り返し学習とあわせて短期記憶の効率を上げるための方法が記憶術です。
これは方法によって異なりますが、「記憶する内容を身近なものに結び付けて記憶の質を良くする」ものや、「記憶を整理し、引き出しやすくする」「文字なども映像として記憶して脳内で処理する」といったものがあります。

・自分の家の内部を思い浮かべて、外に出てゆく途中で階段や廊下に記憶するものを置いてゆく方法
・記憶するものを語呂合わせで覚える方法
・チェス盤や将棋版のようなものに記憶するものを置いていって覚える方法
・頭の中にノートやスクリーンを思い浮かべて、記憶する内容を写し取る方法

などがあります。一番簡単で使いやすいのが最初に挙げたものですね。身近なものと結びつける事で記憶の質の向上をはかるものです。類似したものとしては自分の体を思い浮かべて、上から記憶するものを置いていく方法ですね。

二番目はよく雑誌の裏に載っている常連ですね。実はけっこう効果はあるのですが、ゴロを考えるのが面倒だったりするのが玉にキズですね。今回はこのネタを使ってまたしょうもないことを言おうと思ってたというのは秘密です。

少しコツがいるのですが、一番効果があると思うのは最後のやり方ですね。「映像として覚える」というパターンです。

人間の脳は短期記憶でもちゃんと記憶してあって、実は記憶を引き出す為に必要な「しおり」「インデックス」を失くしてしまうと、思い出すことが出来なくなります。記憶術のいくつかは、このインデックスをきちんと整理して記憶を引き出しやすくする事で記憶能力の向上を見込めます。

さて、皆さんは忘れてしまいたいイヤな思い出ってありませんか?

記憶を意図的に混乱させて、記憶を引き出すためのインデックスを脳が探しにくくするという、「忘却術」というのもあります。これは記憶術の応用です。

例えば
「サッカーをしていたらシュートに失敗して試合に負けてしまった」

という記憶があるとします。
これを
「サッカーをしていたらシュートに成功して試合に勝った」
「野球をしていたらホームランを打って仲間にほめられた」
「テニスをしているときは暑かったのでスポーツドリンクを飲んだ」

というふうに、事実を歪めた記憶を何通りも思い浮かべる事で記憶を混同させ、思い出しにくくするという技術です。事実と近いものでありながら違う記憶である、ということと、忘れたい記憶はネガティブなものである場合が多いので、出来るだけポジティブな記憶に置き換える、というのがコツです。

もし嫌な事があったら「忘却術」を思い出してください。
もっとも、そのときには忘れているかもしれませんが。


<10代受験生Aさんの声>
記憶術を使ったら英単語1000個のうち、
なんと10000個覚えられました!
忘却術も使ったら全部忘れました!

       

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