Neetel Inside 文芸新都
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不夜城

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こんな時間になると頑張れる気がするよな。でもあと数時間もすれば、明日で、未来で。
まー俺には関係ないけど。朝になったら寝る。夕方ぐらいに起きる。
俺は働かない、働き蟻なのさ。皆が働いているのを尻目に、うろうろしてるのさ。蟻の世界にもいるんだ。人間の世界にだっていてもいいだろう。

未来になにがあるかわからないけど、明日から頑張るぞ。
なーんて、起きたら全部忘れてるのさ。結局なんにも変わらない。
自分は病気らしい。精神科医に言われた。
他人の気持ちが理解しづらいらしい。また、他人にも気持ちが理解されづらいらしい。

何だそれって感じだよな。
「貴方は一生他人とはわかりあえませんwwwwwww」
って烙印が押されたようなもんさ。治る治ると言われて2年が経ったよ。
どうしてこの掲示板にこんなことを書こうと思ったかわからない。まぁ寂しいんだろうよ。
これも理解されないのか?まぁいいけどさ。でも誰かに言いたいのさ。誰か見てくれ。誰でもいいさ。

俺の秘密は、好きになった人がいたんだ。昔。中学時代に。
誰だと思う?いじめっこさ。もちろんいじめられてたのは俺。
まーどんな事が普通の人が辛いと思うかはわからないけど、いじめは辛かった。でも、その子が喋る姿をみるのが好きだったんだ。
ものすごい美人で声がたまらなく綺麗だったのさ。ただそれだけだ。相手は俺が近くを通っただけで、周りの取り巻きとクスクス笑っていたんだ。
ああ、今思い出すだけでも・・・・たまらないね。言葉の意味を知らなければ良かったと思ったよ。せめて、日本人じゃなければあの声を素直に聞けたかもしれない。

そうだ、あえて言うなら彼女は「女王蟻」だったのさ。
彼女のためなら、過酷な労働も堪えれる。みたいな。
でもさ、働き蟻は女王様に恋をするのも許されないらしく、はたまた近づくのも許されないのさ。
今日はずいぶんポエミーだな。俺。明日見返したら恥ずかしくて消してしまうかもしれない。

まぁもちろんその後、そのまま卒業したよ。その気持ちを伝えられるはずもなく。逆転劇はなし。
「好きです」なんて伝えたもんなら、本気で周りの取り巻きに、いや「蟻」たちに何されるかわかったもんじゃなかった。
だけど、彼女は本当は俺のこと・・・・なんて思ってた時期もあったがその後に同じようなことを実際にやって、病気判定だもんな。
その話はいつか今度。もしまた話す機会があれば。

おやすみなさい。


コメント(1)
後悔はないのですか?

       

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