Neetel Inside 文芸新都
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ああ、今日も眠れないです。
皆さんはどのようにこの夜を過ごしているのですか。

途切れ途切れになって申し訳ないですね。私も思い出しながら書いているので、中々いっぺんに書くことができないんですよ。
今日の秘密は、私は彼女と仲良くなったのです。
だから、お茶も何度もしたわけです。

どうやら、前回出会ったときに彼女は私の電話番号を手に入れたようで、電話がかかってきました。
最初はなんともたわいのない話をしていました。
「今日は何があった」だの
「誰がむかついた」だの

聞けば聞くほど彼女はどこにでもいるような。
「枠」の中で生きている人間でした。
普通の女子中学生でした。

だからこそ気になったのです。あの微笑みが。
そして、どうしてあの場所で笑っていたのか。

それは、すこしずつすこしずつ分かっていきました。
私は、枠を失っていきました。


コメント(1)
3年前に女子中学生ってことは、今はいくつ?



       

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Neetsha