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新都社漫画でパロ小説
遊戯王GT(エロ)

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遊戯王GT(週刊少年VIP連載)
桂先生の描く女性キャラはみんな可愛くて好きです。え、勿論誠くんも可愛いですよ、ええ。


カップリング
炎道火那子×新田誠

傾向
おねショタ

時系列的には火那子が誠の姉にやられたあと~大会前日までの間です






(やっちゃった……)
 炎道火那子は布団の中で頭を抱える。自分の隣には今、大会をともに闘う仲間の一人、新田誠が幸せそうな顔をして眠っている。
「誠ちゃん」
 声をかけながら、まだあどけなさの残る頬をそっと撫でる。誠は少しくすぐったそうに身をよじり眠り続ける。
 さっきはあんだけ自分を熱くしてくれたというのに、眠る横顔からはその片鱗が感じられない。まさか、年下の子に自分が攻められることになるとは思わなかった。
「いいデュエルだったわよ……」


――――。
「それじゃあ、大会前の最後の調整するから私の家に集合ね」
 発端はこの一言だった。
 大会前にデッキ調整するのは、至って普通のことだ。それに相手は中○生だし、男だからと家に呼ぶことにも特に抵抗はなかった。
 新しいデッキをあまり試さず大会に挑むのも不安だったから、フリプで対戦回数を稼ぎたかったしね。
(それに、早くこの前の負けから頭を切り替えないといけないとね……)
 指定した時間になると家の呼び鈴が鳴る。
「うん、時間ぴったり。えらいえらい」
 ちょうどデッキも組み終わったところだ。ベッドから飛び降り、ふたりを迎えに行く。
「はい、いらっしゃーい、って…あれ?」
 扉を開けると、そこにいるのは誠ひとりだけだった。
「あれ、本間君は?」
「えーと、大介は夏風邪らしいです。大会までには治すから僕だけ行って来いって」
 なるほどね。三人いれば余った人が休憩できるローテを組めるんだけど、風邪なら仕方ないか。
「そ、じゃああがって。遠慮しないでいいから」
 新田誠を中に招き入れようとするが、なかなか足を動かそうとしない。少し躊躇う素振りを見せるが、観念したのか、小さな声で「おじゃまします」とだけ言って中に入る。
 とりあえず、誠を自分の部屋に案内し、自分はお茶と適当なお菓子の準備をする。
(さっきの態度…、ま、お年頃だし仕方ないか)
 ちょうど誠ぐらいの時期はいわゆる一番エロい時期だ、と聞いている。
(緊張するってことは意識されてるのか、ふふっ、可愛い)
 初めて見たときから、男の子にしてはかなり可愛いなと思っていた。自分にショタ属性があるなんて思いもしなかったが、時々、誠に見とれてしまうことがある。
(いかんいかん。今日はフリプをしに呼んだんだ。大会前だし気合い入れないとね)
「はい、おまたせ~」
 極力明るい声を意識して自分の部屋の中に入る。自分の部屋に家族じゃない誰かがいるなんて珍しい光景もあるもんだなと自嘲する。
 クラスの周りの子は恋人が欲しいだのそんな話で盛り上がっているが、私としては恋人なんかよりもチョウライオの方が欲しいし。
「って、誠ちゃん、何やってんの?」
 私が部屋に入ると同時に何かを隠すように、慌てて私の方を向く。
「な、なんでもないです!! そ、それより早くデュエルしまししょうか!」
 怪しさ満点。4伏せスタロ仕込み並みに怪しい。
「ふーん、えい!」
「うわっ、何するんですか!?」
 まだまだ身長差は私の方があるし、力づくで迫れば何を隠したなんかすぐにわかってしまう。
 上から押し倒すように誠を自分の下へと追いやる。そのまま床に寝っ転がる姿勢となった誠の背に手を差し込み、隠したブツを探す。
「ちょ、火那子さん!! どこ触って! ちょ、くすぐった……」
(いかん、触るところ間違えた)
 と、軽いスキンシップはこの辺にして、本命の方に手が届く。何やら布製のヒラヒラしたものだった。
 これって……、私の下着……。
(しまった、昨日脱ぎっぱなしの物が残ってたか……)
 きっと誠はそれを発見してしまい、青臭い青少年の純情な欲望に逆らうことができず、そのまま私の下着をおそるおそる顔の方へと持っていき……。
「そんなことしてませんよ!!!!」
 心の声が漏れていたのか、誠はいつにもなく大声で抗議してくる。
「ただ、何か落ちてるなと思って拾ってみたら……、その…パンツで、どうしようと焦ってたところに火那子さんが来たんで、つい隠しちゃって……」
 誠は自分の行いを正直に告白する。よく見ると、目がしらには薄らと雫が浮かんでいた。
「あ、ちょちょ、別に私怒ってないからね? そりゃあ男の子だし、そういうのに興味を示すのは仕方ないし、それにちゃんと片付けしてなかった私も悪いしさ」
 誠はこれから最終デッキ調整だけでなく、長い長い大会を一緒に戦っていく仲間なんだ。わずかな遺恨を残して絆が乱れたりでもしたら大変だ。
「ね、だからほら、男の子がそんな顔するんじゃないよ」
「泣かないで」とは言わない。それでは相手を傷つけることになってしまう。
(あー、それにしても泣き顔の誠ちゃん、マジで可愛い……)
「はい……、ありがとうございます」
 私が別に怒ってないことを聞いて、安堵の表情を浮かべる。ようやく家に来てから誠の笑顔を見れた気がする。
「うん、どういたしまして?」
 とりあえず一件落着。
「あの、火那子さん……。そろそろどいて頂けるとありがたいんですが……」
 依然、誠を押し倒した状態で固まっていた。それに誠の背に手をまわしているせいで、過度な密着状態が維持されている。
 平常心に戻った誠の白い頬はみるみるうちに染まっていく。
「あわわわ……。火那子さん、何か柔らかい物が……」
 目を丸くして慌てるが、のしかかられていてはうまく私の下から抜け出すことはできない。
(ちょっとからかってやろうかな)
 悪戯心と軽い嗜虐心が芽生える。もっと誠の慌てる顔を見てみたいなと思った。
「今日、暑いよねぇ……」
 季節は5月だが、今日は初夏ともいえる陽気だった。
 そっと部屋着の胸元に手をかけていき、ゆっくりと胸をはだけて見せる。
「ひ、火那子さん!?」
(中○生にとって、ちょっと刺激が強すぎたかな)
 ますます顔面を紅潮させていく。今にも鼻血が出そうな勢いだ。
(……さっきから、当たってるのよねぇ……)
 気づいてはいたが、気にしないようにしていた。だが、少しだけ胸元を見せたことを境に、その感触は大きな物になっていた。
 その感触を確かめるように少しだけ下半身をひねって刺激を与える。ビクンという躍動とともに、誠は押し殺した声を漏らす。
 ゆっくりと今度はその感触のする方に手を伸ばす。へその辺りから指を這わせ、なだらかなアーチを丁寧になぞっていく。
 アーチの頂上付近を通る時に誠はひと際大きく身体を震わせる。
「火那子さん……、もう、やめましょう?」
 誠はまた涙目になって訴えてくる。
「本当に?」
(私は何を言っているんだろう……。だけど……、私も熱くなってきちゃった)
 誠は答えなかった。私の与える快感をもう少し味わっていたいということだろう。
 無言でいることを肯定と受け取り、もう一度這わせた道を引き返す。下から上へと、さっきよりも少しだけ強めになぞる。
「あ……あっ」
 誠の口から艶声が漏れる。そのよわよわしい少年の声が、より一層私を興奮させる。
 何往復からした後、ベルトをはずしチャックをおろす。中から姿を現したのは、可愛い顔には不釣り合いな、立派なヴォルカニック・ロケット(ATK1900 DEF1400)だった。
「凄い……」
 思わず感嘆の声をあげる。
 誠は下半身を露わにされたことで、恥ずかしそうに顔を背ける。だが股間の間にある先史遺産ゴールデン・シャトル(ATK1300 DEF1400)は、そんな誠とは裏腹にどんどん自分のレベルを上げ続けていた。
 今度は服の上からではなく、直接いきり立ったモンスターに手を添える。
「いいね……、熱いよ……」
 熱いのは嫌いじゃない。この炎属性モンスターを触っているとこちらの身体まで熱くなってくる。
(もう服なんて暑くて着てられない……!)
 一気に部屋着を脱ぎ捨てて、下着だけの状態になる。一気に肌色面積が増加してこちらも興奮してくる。
「火那子さん……」
 今まで恥ずかしそうにしていた誠は、私の胸に手を伸ばしてくる。
 少しからかうだけのつもりだったが、いつのまにか私まで本気にさせられていた。
「ん…、いいよ」
 その手を受け入れ、自分の弱いところへと導いてあげる。
「初めて会ったときから私の胸みてたよね?」
 まあ胸が目立つような縦セーターを着ていた私にも少し非はあるけど。
「え、あ……、すいません。見てました……」
「いや、いいよ…、凄い良いよ」
 そのまま無言で誠の唇を奪う。こちらが攻めれば、ぎこちないが必死になって押し返してくる。
 しばらく、舌同士の格闘技を楽しんだ後は為すがままだった。
 その後は為すがままだった。
 互いが互いの身体を求めあい、本来の目的など忘れただひたすらに重なり合った。どちらかが果てるまで、何度も何度も本能の赴くままに動いた。
 身体が熱くなっている……。
 どれくらいの時間をふたりで過ごしたかはわからないが、疲れ果てた誠は布団に倒れこむと、すぐに寝息を立て始める。
(ま、後戯まで求めるのは酷よね、そりゃ。それにしても本当にこの子は熱い闘いを私に見せてくれる……)
 布団から起き上がり、窓を開け放つ。夕方近くの冷たい風が火照った身体を優しく冷やす。
「うーん、結局デュエルの方は一戦もやらずじまいか」
 大きく伸びをしながら身体のコリをほぐす。
「ま、こんだけできれば大会でも大丈夫でしょうね」
 炎道火那子はもう一度、眠る誠の頭を優しく撫でる。
 新田誠の中に潜む熱い闘志が、大会でも発揮されることを信じている。
「さて、私ももうひと眠りしますかねっと」





おわり

       

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