雀荘天国編その４〜東場２局 恐るべきカツトシの実力！ カケルの国士無双の行方は！？〜
カケルは、ポーカーフェイスを徹底しようとした。
しかし、国士無双完成の予感から、つい、にやけてしまった。
カケル『・・・ふふふ・・・（こい・・・こい・・・9索・・・こいつがくれば完成だ・・・
できればカツトシがだせ・・・俺に振り込め・・・）・・・ふふふ・・・」
カツトシが、カケルにいった。
「おやおや、よほど良い手らしいな・・・。
ガキみたいににやけやがって・・・ククク・・・坊やが・・・」
カケル「・・・ぐっ・・・ぶっ殺す・・・こい・・・こい・・・」
数巡間、カケルは、9索を待った。
しかし、まったくこなかった。
カケル「（なぜ・・・こない？・・・捨て牌には、まだ一枚も9索はでてないのに・・・
はやく・・」
また数巡がたった。
カケルの顔から、にやけが消え、絶望の表情が現れてきた。
カケル「（・・・なんでだよ〜・・・もうツモレルはい数個しかないじゃないか〜・・・
はやくでてくれよ〜・・・９索〜・・・）」
そして・・・ラスツモ・・・海底・・・
カケル『頼む〜！お願い！来て！９索！〜・・・」
人生は非情であった・・・
駄目っ・・・こないっ・・・カケル、国士無双失敗っ・・・
カケル「ううっ・・・なんでだよっ・・・捨て牌には、一枚もでてないのに・・・」
カツトシが、急に大声で、笑い出した。
カツトシ「カカカ・・・カカカ・・・馬鹿っ・・・まぬけっ・・・のうなしがっ・・・
お前が国士無双を作ってることは、お前の捨て牌から、軽く予想出来るっ・・・」
麻雀には、捨て牌から相手の手を予測できるという特徴がある。
カケルの捨て牌は、 ヤオチュウハイがまったくなかった。
ということは、カケルがチャンタ、ホンロウトウなどの手を狙っていることがわかる。
さらに、カケルのにやけ顔から、大物手・国士無双を狙っているろいうことを、
カツトシは見破ったっ・・・。
パタリっ・・・
カツトシが自分の牌をオープンにした・・・
なんと、そこには！
カケルがのどから手がでるほど欲しかった９索が4枚っ！！・・・
カケル「ぐっ、ぐぐーーーーーークソっ、クソっ、クソっっーーー！！！」
カツトシ「カカカカカカ！！！！！』
こうして、カケルの絶望とともに、東場２局は終わった・・・
物語は、東場３局へ・・・
つづく h250629
