Neetel Inside ニートノベル
表紙

兄「童貞売ることにした」 妹「!?」
なんか色々あったみたいだ

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妹「おはよう」

兄「おはよう」

妹「・・・」

兄「もうすぐだな」

妹「そんなに童貞売るのが楽しみなのかしら」

兄「違うよ・・・命日がさ」

妹「あ」

兄「父さんと、母さんの」

妹「そういえばそうね。いけない私ったら」

兄「無理もない。けど準備はしておけ」

妹「・・・わかった」

兄「じゃあ会社行ってくる」

妹「いってらっさー」


2日後


兄「・・・」

妹「・・・」

兄「これでよし」

妹「帰るか」

兄「ああ」

妹「なあにいちゃん」

妹「にいちゃんは本当に…童貞を売りたいの?」

兄「・・・」

妹「別ににいちゃんはバカだから、深く考えてなんていないだろうけど」

兄「なんでそんなこと聞く」

妹「べつに。なんとなく」



残り2日。

     


街中にて

女「あら、妹ちゃん。偶然ね」

妹「女さん」

女「どうしたのそんな浮かない顔して。まるで念願のアイスソードを手に入れたのに奪われたあげく殺されたかのような表情ね」

妹「すいませんドラクエで例えてください」

女「レブサック…」

妹「ごめんなさいもういいです」



 間。



女「なるほど、そんなことが」

妹「そうなんです」

女「兄くんも随分自分を安くみたものね」

妹「はい」

女「たった30万なんて」

妹「はい・・・え、はい?」

女「妹ちゃん、いい情報をありがとう。さっそく入札に参加するわ」

妹「ちょ、ま」

女「大丈夫、私こう見えて家は成金でこづかいは100万単位で持ってるの」

妹「女さんなにいってるの!?」

女「実は…私かなり前から、いいえ、はじめて見たときから兄くんに惚れていたのよ」

妹「ほぎゃ!?」

女「妹ちゃんには悪いけどここは私が貰っておくわね」

妹「わ、わたしは別に…で、でも!」

女「あらあら?」

妹「ぐぐぬぬ…」

女「ふふ、可愛いのね。まるでツンデレね」

妹「そんなことないわよ!」

女「嫌なの?私と兄くんがエッチするの」

妹「別に・・・嫌じゃ・・・」

妹「・・・・・」

妹「・・・・・・・嫌…です」

女「やっと素直になったのね」

妹「・・・///」カァ

女「頑張りなさい、女の子」

妹「女さん・・・」

女「ふふ」

妹「お金貸して」

女「それはダメ」

妹「What!?」

女「本当に欲しいものは、何をしてでも自分の力で勝ち取るの。それが女ってものよ」

妹「(それが…女)」

女「それじゃね、御機嫌よう」





妹「自分の力…女…」

妹「そうか…あの手があったか…」


続く

       

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