Neetel Inside 文芸新都
表紙

ロングスカート愛憎会
承【衝】

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 ミヤコとは駅で別れて、俺は一人で家路についた。割合に早く帰ったつもりだが、もう空は赤暗くなっていて、夏の終わりを感じさせられた。
 ちょっとした物寂しさにふけりながら門を開けようとすると、若い女がお世辞にも穏やかじゃない様子で玄関口から飛び出してきた。最初は何事かと思ったが、その女はハンカチで片頬を押さえたままこちらへ向かって駆けてくるので、俺は大体のことを察して邪魔しないように一歩を退いた。
 門扉を乱暴に押し開けた彼女は、潤んだ瞳で俺と目を合わせて、申し訳なさそうに無言で頭を下げた。
「辞めるんですか?」
 俺がそう訊ねると、女は再び小さく頷いた。彼女はサメジマ家で働いている家政婦さんの一人だ。おそらく正確には、だった、と過去形で語るべきだろう。うちには家政婦さんが五人ほどいるが、とかく入れ替わりが激しい。
 去る人が多いのはもちろん親父の異常さに耐えられないからだ。ちょっとしたミスでも殴られるのはもちろんのこと、特に家事が無いときには親父の戯れで、庭で穴を掘ってはそれを埋め直す作業を一日中やらされていた家政婦さんもいた。それでも来る人が多いのは、辞めていく人には口止めをした上で、高い給料を払っているからだという。
 さて、ここで俺は彼女に何を言えばよいのだろう。「今までありがとうございました」とかそんな、お世話になったことへの感謝だろうか。それとも「これからも頑張って」みたいに前途を祝する励ましだろうか。戸惑っている間に彼女は遠くへ走り去ってしまっていたので、結局は何も言えずじまいだったのだが。
 家政婦さんの姿が見えなくなると、俺は開けっ放しになった門扉に肘をかけてぼんやりとした。あんまり話したことはなく、特に親しくもない人だったが、それでも、いつも家政婦さんが退職する度に昔のことを思い出してしまうのだ。それというのも「サメジマ家の家政婦」という存在が俺の人生に与えた影響は計り知れないものだから。

   **

 俺の母親はアヤカを産んでから間もなくこの世を去ったため、どんな人だったかなんて覚えてやしない。そしてもちろんあの親父が家事やら子育てやらを率先してやるはずがないので、必然的にそういった仕事をこなせる人間を雇う必要があった。
 それで家政婦さん、というわけだ。母親代わりになって優しくしてくれたおばちゃんもいれば、黙々と自分に与えられた清掃業だけをきっちりやるお婆さんもいたりした。そんな中でも特に俺と関わり深かったのは、高学年の勉強を教えてくれる家庭教師の役目も持ったお姉さんだった。
 端的に言えば、俺にとっての初恋は、その美人の家政婦のお姉さんだったのだ。どうして、どんなところが好きだったのか、そういった具体的な部分に限って何故か曖昧なまま記憶の彼方に置いてしまっているが、とにかくあのお姉さんと一緒にいるのが間違いなく楽しかったという気持ちだけは覚えている。あのゆったりしたスカートの上からでも張りのよさが窺えるお尻を追いかけて後ろをついて回ったり、真夜中に自室のカーテンを彼女のスカートに見立てて妄想しながら端をつまみ上げたりしたのもいい思い出だ。
 そして当時はまだ親父の凶暴性もそれほど表立っていなかった。俺以外の人間に矛先が向かうことも少なかった――俺が勉強で伸び悩んでもいなかったし、受験で大失敗もしていなかった――から、家政婦さんはみんな長く勤められていたし、お姉さんもそうして円満に寿退職していった。俺が小学四年生のとき、別れの日は悲しかったが、今にして思えば、お姉さんが酷い目に遭わないうちにこの家を離れられたのは幸いだ。
 何かにつけて狂気の沙汰を感じさせる親父だが、俺の感情として親父を認める点が二つだけあるとすれば、それは上のようにサメジマ家へ「家政婦さん」を招き入れたことと、彼女らの制服として英国式の格調高い女中服を採用したことだ。このおかげで俺は露出が多くて下品なミニスカートなんかに惑わされることなく、ロングスカート愛好家として育つことが出来た。本当にそこいらだけは、親父を評価してもいいと思う。

 さてついでにもう一つ、家政婦さんについて思い出すところがあった。それは高校二年生の夏休みに、参考書探しと勉強のために市立図書館へ行ったときのことだ。ちょっとした息抜きに――周りの女を見れば丈の短いスカートが殆どだったから――素晴らしいロングスカートの絵を見たくて、俺はデザイン関係の資料本を手にとって目の保養をしていた。
 するといつの間にか、俺が持っている本を後ろから覗き込んでいる非常識な女がいた。俺と同年代くらいの女は食い入るようにページを睨んでいて、しばらく、俺がその女に気付いていることに気付いていないようだった。
 試しに本を閉じてみると、女は驚いて顔を上げ、俺と目を合わせ、
「……ぇ、あぁ、ご、ごごごめんなさぃ……」
 わななきながら消え入りそうな声で謝った後に、長いプリーツスカートをひるがえして立ち去ってしまった。
 そこで俺は彼女が覗いていたページを再び開き、サメジマ家の家政婦さんが着ているものによく似た女中服の絵と館の隅っこの席でうずくまっている彼女とを交互に見て、なんとなく声をかけてみようと思ったのだ。
 聞けば彼女は服飾関係の進路を考えていて、メイド服と呼ばれる西洋女中服の資料が欲しかったらしい。俺の家で見慣れたものだと話したら、鼻息を荒く目を輝かせて、ぐいぐいと質問してきた。そうして知り合い、意気投合したのがミヤコだ。この偶然が、それから一年以上も続く《ロングスカート保存会》の発端となった。
 
  **

 俺のロングスカート好きにまつわる回想がミヤコとの邂逅に至ったところで、当のミヤコからポケベル着信が来た。見てみると小さな液晶画面に「5963」とだけ表示されている。
「5963(ごくろーさん)か」
 こういうちょっとしたメッセージだけでも俺は素直に気持ちが弾んで、ミヤコの顔を思い浮かべてちょっぴり頬がゆるむのを自覚した。しかし遠く二階の窓際に親父の影があって、こっちを見張っていることにも気付いていた。だから今日のところは、残念だがこれからまた電話をして返すのは無理そうだ。


 あれからひと月以上も経ったが、なかなかミヤコには会えないでいた。学校は同じでもクラスが違うとすれ違いが多い。かといって平日の放課後は俺が塾や講習だったり、ミヤコがアルバイトをしていたりで、やっぱり自由に動けない。さすがに受験生の後半といったところか。やっとポケベルでの呼び出しを通じて電話が出来たかと思えば、その週末には俺のほうで外せない用事があるなんてこともあった。
『お食事会?』
「ああ、うちの親父も一応は政治家ってことになってるからな。他のお偉いさんとの懇親会っていうか、ホームパーティーみたいなことをやったりしてるんだよ。それで、たまに子供たちも参席して交流を深めろって話」
『へぇー。やっぱりサメぴーのお家って凄いんだねー』
 コンビニ前の公衆電話から、ミヤコの伸びやかな声が届いてくる。
「家は、な。別に親父が特別に偉いわけじゃない」
『でも政治家の先生なんでしょ? そんなの普通の人じゃ、なろうったってなれないよ』
「普通じゃないってのは、確かにそうかもしれないけど……」
『で、サメぴーもその跡を継ぐために頑張ってるんだよね?』
「え……」
『え、違うの?』
 親父の跡を継ぐ……俺が親父の言う通りに勉強を続けて、仕事をして、政治家だとか国会議員だとか呼ばれる職業に就くっていうのは、そういうことになるんだろうか。ずっと親父に強制されて高学歴を目指してはいたが、その意味や目的については今まで殆ど考えてこなかった。確かに「政治家になる」は漠然としつつも目指すべきイメージとしてあったが、そこに「親父の跡を継ぐ」なんて意味合いを加えて想像すると、途端にそれがおぞましいものに思えて仕方がなくなった。ずっと目を逸らしていたことが、親父以外の人間に言われてようやく目の前に現れてきたんだ。
「跡を継ぐ」ということは、単に地盤を貰い受けて出馬して、同じ職業に就くってだけの話じゃない。親父の意思を受け継いで戦い、さらにエリートとしての地位と権力を次世代に残し、サメジマ家の存続に力を尽くすということでもある。
 つまりは「親父と同じ生き方をする」ということだ。
 俺の年をとった後の将来像が親父の姿と重なって脳裏に浮かび、自然と堪え難い吐き気が込み上がる。俺はこのまま、いつか、あんな人間にならなければいけないのか?
『サメぴー。ねぇ、サメぴー?』
 それが俺の、正しく進むべき道だって?
『ねぇ、大丈夫? なんだか苦しそう』
 嗚咽が漏れていたらしい。俺の身を案じてくれる心遣いが嬉しくもあり、申し訳なくもあった。なんで自分の未来を思い描いただけで、こんな気持ち悪い思いをしなければいけないんだ。どうして親父のせいで、こんな、ミヤコに心配をかけさせなきゃいけないんだ。

 ち、く、しょう。ふざけんなよ……っ!

『え、ごごごめん! さ、サメぴー、怒ってる? 私、ひょっとして、無神経なこと言って怒らせちゃった?』
 何故かいきなり、ミヤコが慌てて謝りだした。
「ん、どうしたんだ?」
『どうしたって、え、その、サメピーが……』
「俺が?」
 何か、ミヤコを怯えさせるようなことを言っただろうか。
『うん。なんだかすっごく低くて、怖い声で、「ちくしょう、ふざけんなよ」って』
「……言ったっけ? 俺、そんなこと」
『覚えて、ないの?』
「うん……ごめん。でも、言ったとしても、それは、きみにじゃないから」
『ううん、ごめんね』
 受話器の向こうは今にも泣き出しそうだ。
「いや、謝らないで。ほんと、こっちこそごめん」
 悪いのは俺のほうに決まっているのに。たった一人の心を許せる友達を、それもか弱い女子を怖がらせるなんて最低なことをしたのは俺なのに。ミヤコは彼女自身を責め通しだった。俺は、自分でも気付かないうちに、よっぽど恐ろしい感じで腹の底を呟いてしまったのだろう。
『えっと、じゃあその、ごめんね。今週は、活動は無しってことで、いいんだよね?』
「あ、うん。ごめんな」
 しばらく時間を置いてから、どうにか落ち着いてきたミヤコは今日の話題を終わらせようとした。こんなときに気の利いた返しをしたり、何か別の埋め合わせを提案しようとしたりしても、何も考えつかない自分の無力さが恨めしかった。
『じゃあ、おやすみ』
「ああ、おやすみ」
 いつものように他愛もない合言葉を交わすこともなく、ただ無機質な、ガチャンと重たい音が俺たちの通話を断ち切った。
 ゆっくりと俺も受話器を置く。
 俺は何をやっているんだろう。強くあれ、賢くあれ、低俗なものに染まるな――そんなふうに親父から言われて、従い続けて、その結果がこれか? 抑えられないストレスが暴発して、一人の女の子を泣かせそうになったって、そんなのが親父の敷いた道なのか?
 煌々としたコンビニの灯りと、とっぷり暮れた夜闇との間で、俺は強く自分のももを叩いた。一回では足りないような気がして、何度も叩いた。後で風呂に入るときに見ると、そこが赤く腫れていた。


 ミヤコな不快な気持ちにさせてしまった後の休みだというのに学生服を着せられ、随分と高級そうな料亭の個室に連れて行かれ、食事会だとか懇親会だとかいう親父の催しものに付き合わされた。仲居さんに案内されている途中の廊下に面した庭園は、まるで修学旅行の京都で見学したどこかの寺の庭のように整然として落ち着きがあった。外から見ても中から見ても格調高いことが明らかなこの店で、出される懐石料理はもちろん全てが絶品だったのだろうが、正直な話をすると、俺は味なんか全然分からなかった。
 それどころか、紹介された他の政治家の息子とやらの顔も名前も憶えていない。そもそも親父たちがどんな話で盛り上がったのかさえ、横にいたはずなのにちっとも憶えていない始末だった。
 このとき俺は、ずっと、ミヤコが今日は何をしていたのかと考えていて何も手につかない状態だったのだ。


 週明け。あんな下らない食事会のせいで、俺は、ミヤコを困らせてしまった。その事実が昨晩からずっと胸の中で粘ついていて、どうしても払い落とせなくて、俺はホームルームが始まる前に廊下を走って彼女を探した。
 見つけた。
 教室の後ろの戸から覗いて、ミヤコが男と談笑しているのが知れた。相手の男は彼女の机に尻を乗せるかたちで、馴れ馴れしく話しかけていた。あいつは、あいつだ。こないだ渋谷のホテル街で出会った、ウサダとかいう奴だ。
 ミヤコが、同じクラスの男子と楽しそうに喋っている。
 ただそれだけのことなのに、俺はミヤコに何か言おうという気がすっかり失せて、とぼとぼと自分の教室に戻った。
 そのくせに授業中が始まると、またミヤコにどうやって先日の電話の件をフォローしようかと考えている自分が腹立たしかった。こんな気分になるくらいなら、さっきのタイミングで呼びつけでもしていれば良かったのだろうにと。
 そんなことを考えておきながら、休み時間になって今度こそ話しかけようと思ってミヤコの教室に行っても、戸の手前まで来ると意気が削がれた。あと一歩を踏み出せば中の様子を窺えるというところで、足を進めることが出来なかった。それを何度も繰り返して一日が終わってしまった。


 夜に話をするときはミヤコが俺のポケベルを鳴らし、俺から彼女に電話をするのがお決まりだ。だけど今夜は初めて、その逆をやろうとした。親父に目を付けられるのを覚悟の上で、俺は自宅リビングから出てすぐのところにある電話でミヤコに連絡をしてから、その場に立ち尽くして折り返しを待った。何故だか無性に、そうしたくて堪らなかった。
 振り子時計の時を刻む音を耳にしていると、待つ間ひたすら、一分一秒が長く感じられる。まだか。まだか。まだか。あんまり長くここにいたら、また親父に殴られる――焦り始めた俺の期待に応えてくれたのか、電話がけたたましく震えだす。
「はい、サメジマです」
 しかし肩透かしを食らわせるように、むしろ裏切るように、鳴った電話の要件はよりにもよって親父宛てだった。通話を終えた親父が書斎に戻る前に「何故こんな場所で油を売っている?」と俺をギョロリと睨みつけてきたが、俺は「大事な用があるのです」とだけきっぱり言い切った。親父は納得していない様子だったが、今日はたくさん抱えた仕事で忙しいらしく、幸いにしてそれ以上は追及されなかった。
「はい、サメジマです」
 二回めのは間違い電話だ。
 まさか俺が番号間違いをして、ミヤコには呼び出しが届いていないんじゃないだろうか。自分の行動を疑いそうになったとき、今夜三回めの電話が鳴った。
「はい、サメジマです」
 一つめのコール音が終わる前に受話器を取る。
『わ、あ、もしもし。サメぴー?』
「うん」
『そっちからポケベル鳴らすなんて、珍しいねー。家で電話、大丈夫なの?』
「ああ、問題ない」
 本当は問題ありなわけだが。
「だけど長電話も出来ないから、単刀直入に言うぞ」
『ん、なぁに?』
「今週末。土曜か日曜かで、一緒に活動は出来そうか?」
『え、うーん……』
 OKならOK、ダメならダメだとはっきり言ってほしいものだが、ミヤコの返事は歯切れが悪い。
「無理そうか?」
『……ごめんね。ちょっと、先に別の約束があるから……』
 ミヤコの都合で活動が出来ないことは今までにも何度かあったが、そんな場合には必ず、訊いてもいないのに彼女のほうから、どんな用事でどこへ行くのかと話してきていた。あるときには家族旅行だからと嬉しそうに、あるときにはインフルエンザだからと悲しそうに。
 だが今日はそれが無い。
「どこか行くの?」
『うん。ちょっとね』
 やはりそれ以上は彼女から詳しいことを喋ってこない。
『ごめんね、サメぴー。もう今日は時間ないでしょ? じゃあ、おやすみ』
 またミヤコを謝らせてしまった。それなのに、俺はまた何も言えなかった。言い淀んでいるうちに通話が切られた。
「お前のような半端な未熟者に、遊び呆けている余裕があるのか?」
 受話器を置いて大きくため息を吐いた俺に、いつの間にか後ろに佇んでいた親父が不意打ちで話しかけてきた。相も変わらず不気味な声だ。
「答えろ。お前に遊ぶ余裕などあるのか?」
 ドブ川のように濁った親父の目が、圧力をかけてくる。いつもだったら俺はこの眼差しに屈して、一も二もなく頭を下げているところだ。
「あります」
 だけど何故だろう。ここ最近ずっとミヤコとはちゃんとした話が出来なくて、今日も思い通りにはいかなくて、何かネジみたいなものが緩んでいたんだろうか。あるいは、こうしてミヤコと話そうとするだけのことが間違った行いだと糾弾されそうで、我慢がならなかったのかもしれない。
「二学期の期末テストでは、五教科で満点を取りますよ」
 とにかく自分でも驚いたことに、俺は苛立ち混じりに大口を叩いていた。
「……ふん。公立高校の試験なんぞ、そのくらい出来て当然だ。だが、言ったからには無様な真似をするなよ」
 踵を返して階段を登る親父の背中が、妙に小さく見えた。


 勉強は思うように進まなかった。自室にいても、塾に通っても、図書館に行っても、黒くて重たいヘドロのようなものが心臓にへばりついているみたいで、そんな気持ちのまま親父が望む通りに勉強を続けるなんて出来るはずがなかったのだ。
 だから俺は気分転換を言い訳にして、日曜日には一人で若者の街に出かけた。先約があると言ってミヤコが謝っていた、例の週末だ。そこで俺は何をするでもなく、最後に活動したときのルートをなぞってだらだらと歩いた。
 LSWに勤しむ気にすらならない。
 周りには混み合うほど人がいて、その殆どが誰かと楽しそうに喋っていて、もちろんそこで俺は誰とも何の関係もなくて、今日は無性に孤独感を覚えて仕方がない。話し相手のいない教室で味わうような気分を、どうして休日にも感じなければいけないんだろう。
 悶々としつつも渋谷方面に向かう。いるはずがないと分かっているのに、人ごみの中にミヤコの姿を探してしまう。
 そして、車道を挟んだその先に、見つけてしまう。あのときアヤカを見たのと同じような感覚で、タイミングで、あるべきではないものを、そこに。
「……なんで……?」
 ウサダって奴と並んで歩いている、ミヤコの姿。

 なんで、なんで、なんでなんでなんでなんで――どうして、ミヤコがミニスカートなんか穿いている?

       

表紙

作:橘圭郎 原:G.E. 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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Neetsha