Neetel Inside 文芸新都
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MITSURUGI
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【ガーディアン・メイル(守護鎧装/GM)】
『守護スル者』が天子に献上した鎧装束を、コインデックが独自のテクノロジーで改修した装備。
三種の神器とは本来はこの鎧装を指しているのだが、軍事流用を恐れた天子が神事道具に置き換えたものが一般的に認識されている。
ただし、元から三体しか与えられていなかったのか度重なる戦闘で三体に減ったのかは、記述が紛失している為に未だ真相が明らかになっていない。
(ホノカグツチに関しては守護鎧装としてカウントされてはおらず、実質三体とされる)
材質はタマハガネで出来ており、流動化される性質上ナノスキン同様多少の損傷は自己修復が可能。又、その性質の応用が成功し、普段はアクセサリー程度の大きさに収まっている。

・ミツルギ
開発コード:GM-MTG-01
正式名称:『剣ヲ携エシ者』ムラクモ(天叢雲剣)
近接系鎧装。
主にアタッカーの役割を持ち回りにする。
武装はブレードのみである為近接戦闘しか行えない欠点があるが、それを補うかの様に他の二体より頑丈な装甲になっている。
手足を含めた全身十五ヶ所に刃が仕込まれており、刃は守護者の意思、又はコンディションによってその長さが自在に変わる。
・ミカガミ
開発コード:GM-MKG-01
正式名称:『光ヲ携エシ者』ヤタ(八咫鏡)
支援系鎧装。
頭部や肩部等にある丸鏡状の部位から、収束させた光源をエネルギー弾にして射出させ攻撃する。メインとなる光弾は肩部のイレディミラーと手首部のE-ガン。
又、光弾を連続者射出させる事や拡散させる事で相手の視界を奪い攪乱させる事も可能。
光弾の威力は、守護者のチャージ能力や時間によって変動する。
・ミタマ
開発コード:GM-MTM-01
正式名称:『闇ヲ携エシ者』ヤサカ(八尺瓊勾玉)
防御系鎧装。
メインとなる武装は腕部、腰部、肩部、背部に付随されている十六基の念動宝玉(テレジェム)、サブとして手首から放出される勾玉連珠(ジェムウィップ)がある。
テレジェムは牽制、防衛、攻撃と守護者の意思に応じて動き、ジェムウィップは主に捕縛武器として用いられる。

【守護者】
ガーディアン・メイルを装着し『天人』と戦うコインデック隊員の名称。
守護者になるにはガーディアン・メイルに認めてもらうしかなく、どれだけ高い能力を持っている人であっても装着を拒絶されるとその時点で適任者としての資格を失う。
だが、どの様な理由で認めてもらえるのかは全くの謎で、過去守護者となった者の年齢も性別もバラバラである為法則性が掴めていない。

【タマハガネ】
ガーディアン・メイルやエソラムの素材となる物質。
正確には『魂鋼(魂真鋼)』と書き、一般的に使われる玉鋼とは全く別の物質でどの元素記号や配列も当てはまらない。
生命体ではないので意思等は存在しないが硬質化・軟質化を自在に行う流動型で、まるで命がある様に思えてしまう。
(一部では、タマハガネには意思があり、それだからガーディアン・メイルは資格者を選ぶのではないか?との声もある)

【コインデック】
内閣府独立防衛対策委員会(Cabinet Office Independent Defense Committee)の略称。
元は『守護スル者』と呼ばれる、天子(皇族)を陰ながら守護してきた者達の集まりだったが、様々な外敵要因からの防衛を考慮し組織化。
『天人』との戦闘防衛を主とするが、場合によっては皇族や首脳陣のSP任務に就く事もある。
委員会の存在は皇族以外では総理大臣、防衛省長官と一部の官僚にしか明らかにはされず、その守秘義務は徹底されている。
守護者が戦闘をする際は総理勅命、あるいは天皇勅命で全ての規制を行い、違反に対しては特別罰則が科される為に憲法による処罰軽減は不可能。

・ホノカグツチ
コインデックの全施設を動かすエネルギー源。
タマハガネで出来た巨大な球体で、時折形状を変化させる事で劣化防止を行っているらしく、その際に発生する熱エネルギーを利用して施設の電力供給を補っている。
『守護スル者』が守護鎧装と共に持ち込んできた物で、その時点で呼称がついていた事から神話に記されている火之迦具土神ではないかとされるが定かではない。

【『守護スル者』】
『天人』側から天子側に下った者達の総称。
姿形や言語能力は人のそれと変わりはないが、長命種である点で人類とは別物だと推測される。
又、『天人』の頃から自分達の誕生や過去の歴史については一切の記憶がなく、先人達による何らかの記憶操作がされている可能性がある。
守護鎧装を装着し、『天人』から天子を始めとした民を守ってきた。しかし、度重なる戦闘でその数は減り、コインデック創立当時は5人もいなかったとされる。
現時点で『守護スル者』の血族は皆無とされるが、現皇族やコインデックの役員、守護者の中に血族が存在するのではといった噂もある。

【『天人』】
神話等に登場する神々に匹敵する、あるいは本人とされる存在。
普段から鎧装の姿で現れ素顔を見せる事はほとんどなく、鎧装による音声変換の為装着者の性別は不明。又、コインデックに登録されているデータはその明細が天津神や国津神の名前で記録されているが、それが本当に神そのものとしての記載なのか、『天人』の特殊能力に一番近い神の名前を当てはめたのかも不明。
異性人説、他次元人説と様々な仮説が立てられるものの、どれも明確な記述や回答はなく多々不明瞭な点が多い。

【エソラム】
『天人』が生み出す武具。
形状や能力的なものは様々で、妖怪や魑魅魍魎として古くからの文献に記述されているものがそれであるとされている。
本来は名称らしい名称がなかった為、魑魅魍魎(Evil spirits of rivers and mountains)の略称を用いてエソラムとした。
エネミーコードはEsで、主に二種類のタイプからなる。

・Es-A(A/H/W)
最初から鎧装化されているエソラム。
獣型をEs-AA、人型をEs-AH、兵器型をEs-AWと区分する。
そのほとんどが量産型で感情や知能は皆無、天人の命令で動くだけの傀儡でしかない。
・Es-F
球状のタマハガネを核に、周辺の物質が融合したエソラム。
最終的には鎧装化されるが、融合した物質の特性を活かした形状の為に統一性がなく、ES-Aシリーズとは別区分となる。

     

【内閣府独立防衛対策委員会組織図】

・総合統括
・総務部
 ├行政担当
 ├戦闘業務管理
 └一般事務
・管制部
 ├戦闘管制
 └施設放送管理
・戦闘管理部
 ├戦闘管理補佐
 ├特戦部隊(GM)
 ├突撃部隊
 ├防衛部隊
 └警備部隊
・整備部(メカニック)
 ├特戦部隊専属整備
 ├戦闘整備
 └施設整備
・解析部(アーキアラジー)
 ├研究班
 └開発班
・医療部
 ├メディカル
 └医療品管理
・庶務部
 ├食品担当
 ├清掃担当
 └運搬担当

[これ迄に登場した人物の役職]
・大和:総合統括司令官
・姫城:総合統括秘書及び管制部戦闘管制指揮官
・千葉:戦闘管理部戦闘管理補佐長
・石川:戦闘管理部戦闘管理補佐副長
・加賀:戦闘管理部特戦部隊隊長
・茜:戦闘管理部特戦部隊隊員
・正義:同上
・津久井:整備部統括及び特戦部隊専属整備班長
・古澤:解析部統括

       

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