2.ラブレター

 それは先週の事。体育の授業があったのでグラウンドに出る為に靴を履き替えていた時、俺の下駄箱に何か手紙のようなものを発見した。その時の心境はこうだ。
 これは……。ラブレターじゃ? いやいや。俺に限ってそんなことはない。どうせ下駄箱を間違ったとかそんなんだろ。
 まあいい。そんなことより、誰からなんだ? しかし可愛い封筒だな。うーんとなになに? 猫山みどり? 猫山みどりだと?
 そんなことがあるわけない。猫山さんは中学のころからずっと気になっている子でロングヘアーが素敵な、清楚で可憐な俺のクラスメイトなんだ。
 好きな子から逆に告られるなんて事が現実になるなんて……。しかし、そんなフラグあったか?
 考えろ考えろ。思い返すんだ。彼女が俺の事を見ていたとかそんな出来事あっただろうか?
 ないな。そんなことはない。逆に俺が見ていて気づかれたということもない。
 しかしどうしてだ? 急に俺の事が好きになった? 好きになっていった? うーん。わからん。俺のどこがいいのだろうか。
 というか、まだこの手紙の内容を見てなかったな。しかしここではまずい。特に俺のクラスには見つかったらやばい奴が多い。なんでも祭りにしてしまう奴らばかりだからな。やはりトイレの個室で見るべきだな。
 と、こんな感じだったかな。で、その内容はと言うと、『放課後、屋上で待ってます』とだけ書かれていた。
 俺はそれを見た時、ガッツポーズしたね。自分は人生の勝者だと思ったさ。
 で、放課後、ホイホイと屋上に行ってみたんだ。
sage