部屋のカーテンから差し込む光を見て
僕はこう言った。
「その光の向こうでは、ぼくはいきていますか?」
返事が返ってくるわけがないのに
その光に向かって僕は、なんども問いかけた。
「どうして僕は生きているのだろう」
「僕の存在価値はなんなのだろう」
自分がまだこの世界にいるんだろう
いっそ死にたい。
考えながら僕は自分の首を絞めた
強く。強く。強く。
なんだか目がかすれてきた
このまま死ぬのか
「はっはあ…あ」
死を直面した僕は咄嗟に
手を離した。
怖くなったんだ。
「死ねなかった」
カーテンから差し込んでいた
光はなくなり、
まるで僕の心が写ったかのように
雨が降りだした
*