第5跳 デュフフフフフフフフ!ゴメンよルイージ
GAME OVER
「・・・ ・・・、ガメオベラっっっ????、なに・・・ ・・・、それ・・・ ・・・!?」
周りを見わたすと真っ暗だった、2分ぐらいポヤ~としていると自分の頭の上の方にルイージの顔が見えてくるような気がした。
(・・・ ・・・気のせいだ、「ガメオベラ」なる不思議な暗号が出てきた矢先ルイージの顔なぞ縁起が悪い。)
「兄さん、兄さん!!!」
(オレ、アイツの事嫌いなのに・・・、何かアイツオレの事好きすぎるんだよね、なんだっけこう言うの何か違う言葉で言い表せた気がする・・・、えーと、えーと、マザコン?何か違う気がする、・・・ ・・・、ファミコン?、違う、違う、ファ、ファ、ファ・・・)
「ファルコン!!!」
「・・・ ・・・、ヒッ、ヒドイよ兄さぁぁぁぁん」
一方そのころ地上では―――――
「あれ?マリオいなくね、亀氏」
「そのようでござるな、栗氏」
「セッシャの甲羅が当たったでござるよ、亀氏、栗氏~」
「デュフフフフフフフフ!」
「そんな事より石原サトミ可愛すぎだろ」
「デュフフフフフフフフ!、異議なし、デュフフフフフフフフ!」
「待ったでござるよ、赤亀氏、栗氏」
「何を言うでござるか、亀氏」
「そうでござるよ、亀氏、石原サトミのかわいさは犯罪級でござるよ」
「栗氏、確かに石原サトミはかわいい、ただ、堀北マキちゃんの透明感にはかなわないでござるよ!!!」
「ちっ、ちがうでござるよ亀氏、石原サトミの方が・・・」
「うぉーーーーーー」
「どうしたでござるか、赤亀氏」
「ゴメン、栗氏、セッシャ・・・、小林セイランちゃんの方がイケるでござる!!!!」
「・・・ ・・・」
(変態だーーーーーーーーー)
(ヤバイ、この世界に問題が起きる前に通報せねばいけないでござる!!!)
(母さん、オレ、変態と会話して、同じ空気すってるよ・・・ ・・・)
「どっ、どうしたでござるか、亀氏、栗氏」
「・・・ ・・・、うぅん、いぃんじゃぁないぃぃ」
「何、マスオさんみたいになってるでござるか、栗氏・・・」
「・・・ ・・・」
「・・・ ・・・」
「栗氏、亀氏・・・ ・・・」
あれから4分後、マリオ達は―――――
「さっきはいきなり兄さんにファルコンて言われて怒っちゃったけど、もう1回顔ださなくちゃ・・・」
「あれ?ルイージ消えた、幻だからどうでもいいか・・・、まぁもっとも、本当に消えてもどうでもいいんだけどね(笑)」
「・・・ ・・・ ・・・」
そこにはこの世の終わりの様な顔をしたルイージがいた。
「・・・ ・・・ひどいよ・・・ ・・・」
「あっ、ルイージ・・・」
「もっとヒドイよ兄さぁぁぁん」
「あっ、ゴメンよルイージ、戻ってきておくれーーーーーーーー」
一方そのころ地上では―――――
「栗氏、亀氏・・・ ・・・」
「・・・ ・・・、それはそれでありかもしれぬな」
「ありだと思うでござる」
「栗氏、亀氏・・・ ・・・」
「デュフフフフフフフフ!」
その時クリボーは思った、この世の中は、色々な人がいる。
それを受け入れてこそ、この世の中は楽しいんだ。
僕は栗、相手は亀。
だから面白い。
だから楽しい。
―――――みんな違ってみんな良い―――――
この時のクリボーはとてもすがすがしい気持ちだった。
もう「デュフフフフフフフフ!」などの言葉は心にはなかった。
クリボーはこの気持ちを忘れない。
これからもずっと・・・