女中Interlude(短編連作)

 【ソフィアちゃん観察日記】

 5月27日 晴れ
 この度ソフィアちゃんの行動がふと気になってきたので観察してみることにしました。
 と言うのも、ソフィアちゃんは、この館において少しだけ特別な存在だからです。
 ご主人様も満月さんも私も、この屋敷を自宅としていて、ここに住んでいます。寝泊りも、もちろんここで行っています。
 ですが、ソフィアちゃんも基本的には屋敷で寝泊りしているものの、ふらっとどこかへ出かけて何日か戻ってこないことがあります。
 ソフィアちゃんが言うには、『あたしは別にここのメイドになったつもりはないし。ペットは性に合わないんでね』とのことです。
 私より年下だと言うのに、外をふらふらとしていて大丈夫なのでしょうか。心配だけど、ご主人様も満月さんも屋敷に閉じ込めるようなことはしません。
 さて、今は午前11時。ソフィアちゃんは、庭のベンチに仰向けになり、お昼寝をしています。
 寝るんなら部屋で寝ればいいのにと思うんですが、ソフィアちゃんは暖かい日は外で寝るのが好きみたいです。
 ソフィアちゃん専用の半袖ミニスカートのメイド服のままで、クマザラシのぬいぐるみを枕にして気持ちよさそうに眠っていると。
 誰か上下灰色の服を着た男の人が近寄ってきました。と言ってもこの屋敷に男の人は一人しかいません。ご主人様です。
 ご主人様はソフィアちゃんの寝顔をじっと見つめた後でほっぺたを指でつっつきますが、その程度ではソフィアちゃんは起きません。
 ソフィアちゃんは元(今も半分くらい)ストリートチルドレンなので、寒ささえ凌げればどこでも寝られる反面、危機には敏感なところがあります。
 この屋敷は安全地帯だと認識しているのでしょう。ぐっすり寝ています。
 跳ね起きる時があるとすれば、怒った満月さんが近づいてきたときくらいです。
 例えご主人様がスカートに手を入れてパンツを脱がせても、お股に舌を這わせても、身体がぴくんと反応するだけで起きようとしません。
 そうしてる間にもご主人様は、熟睡中の、私より小さな女の子に対しておちんちんを露出し、セックスを試みようとします。
 こうやって傍から見ると、やっぱりご主人様は結構ダメなタイプの変態にしか見えないところがあります。
 流石におちんちんが挿入されると、ソフィアちゃんも違和感に気付いたらしく僅かに目を開いて、自分の下半身を薄目で見ました。
 そして、遠くからなので何を言ったのかはわかりませんが……何か一言二言喋った後で、なんと目を閉じてしまいました。
 「『眠いから、激しくしないでよー……』と言ってますね」
 ……だそうです。
 いつの間にか私の隣に立っていた満月さんが、唇の動きからソフィアちゃんが何て言ったのかを見極めていました。
 ご主人様の方を見れば、それを了承した様子で、ゆっくりと亀が歩くより遅く、腰を動かしていきます。
 ソフィアちゃんも私と同じ手術を受けた身。経験はあってもお大事はかなり小さく、狭いはずです。
 ご主人様は当然ながら、ソフィアちゃんも寝ているのか起きているのか、とても気持ちよさそうな顔で涎まで垂らしているようです。
 しばし幼い女の子を優しく手籠めにした後で、ご主人様はぶるりと震えました。精液を出したのでしょう。
 そしておちんちんを抜くと、あられもない姿になったソフィアちゃんを放置して館に入って行ってしまいました。
 えっ、それはひどくないですかと思ったら、入れ替わりに満月さんがソフィアちゃんの元に向かっていきました。
 いつの間にか、私の隣からいなくなっていた満月さんはソフィアちゃんのお大事に口をつけます。
 あ、ソフィアちゃんが跳ね起きました。よっぽど強く吸ったのでしょう。
 満月さんの頭をげしげしと蹴る……つもりでしょうが、快感のあまりか上手く力が入らないようで、満月さんにその足を掴まれてしまいました。
 あー……今、ソフィアちゃんはガクガクと大きく震えて、糸が切れたようにぐったりと動かなくなってしまいました。
 きっと満月さんがご主人様の精液を一滴残らず啜り尽くしたのでしょう。私も一度してもらった……と言うかやられたことがありますが、二度としないで下さいと言いました。
 あれ、気持ちいいと言うか怖いです。子宮が飛び出るかと思いました。
 口に含んだそれを飲み込み、白目をむいているソフィアちゃんに下着を履かせ、服装を整えて満月さんも館へと戻ります。
 しばらく起きる気配が無かったのでひとまず観察を終えます。
 その後げっそりした顔で夕飯を食べにきたのは、午後7時くらいでした。
 満月さんにかけてもらったと思われる毛布をばっさりと放り棄てて、死んだように歩いてきながらもご飯はしっかり食べ、自室に戻ってベッドに倒れこんでうつ伏せで動きません。
 どうやら、また眠ってしまったようです。