Neetel Inside ニートノベル
表紙

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「あっ、んっ、あっ……」
 幼くも色づいた声が、耳に心地いい。
 ハルはソフィアの秘部を指先で軽く撫でまわしていた。
 激しい愛撫ではなかったが、そのフェザータッチのこそばゆさは、乱暴に扱われる事が多かったソフィアにとって新鮮な刺激であり、声を甘くさせる。
「だんなぁ……もっと、して……」
 酔っぱらったかのようにふにゃっとしなだれながらその快楽を味わうソフィア。
「おう、今日はたっぷり――」
 彼女のおねだりに、応えようとした瞬間。
 サイドボードの上に合ったハルのスマホが光り、機械音声が響いた。

「『金無双永世大魔王』さんがログインしました」

「はっ……?! 金魔王くん生きてたの……!?」
 すぐさまハルはソフィア弄りを中断し、ダッシュでその場から離脱していった。
「だ、だんな!?」
「すまんソフィア! マルカにでも犯してもらってくれ! 俺はちょっと急用ができた!
 満月ぅぅぅぅぅ!! コーヒーとドーナツ用意してく……」



「えぇー……」
 一人取り残されるソフィア。
 まさかこのタイミングで、この状況下で、ハルが将棋を優先するとは……。
 そう思いかけて。
(……そういう人なんだよなぁ)と、ため息を吐いた。
「だんなはアホで変態でロリコンで出不精でアナルと小便が大好きなキモい人で、おまけに病気レベルの性欲よりも対局を優先する将棋バカでさえなければ言う事なしの金持ちイケメンなんだけどな……」
 マルカにでも犯してもらってくれと言われても……ソフィアはマルカの事を、
『姉と言うよりは恩があるかわいい中型犬♀(こちらを性の対象にしている)』
 と言った目で見ているのでそういう気にはならない。
 もっとも、彼女の方から過剰なスキンシップ……を通り越した性行為を求められた時は、別に嫌でもないし拒みもしないが。
 つまるところ、今の彼女には盛り上がった自身の性欲を鎮めるには……自慰しかなかった。
「うーむ……どうやってしようか……」
 半裸になっていた少女は、仰向けに寝転がった体勢から足を持ち上げて……
 そこで、あることに気付いた。
「これは……いけるかな?」


【やわらかソフィア①】


「はぁ……くそっ、まさか既に三面打ちしてるとは……」
 自分が有利なハンデ戦が嫌いなハルは、先客が三人もいるのを見てメッセージで煽るだけ煽り、とぼとぼと来た道を戻っていた。
「ソフィアには悪いことしちまったな……ドーナツで機嫌直してくれるといいが……」
 満月に対局用に持ってきた貰った皿とグラスを持って、廊下を歩く。
 もしもマルカとちちくり合ってたら、こっそり盆だけ置いて居間で昼寝でもしよう。
 そう思って寝室に入る。すると。
「んちゅっ……れろっ、ちゅっ……んん……」
 そこにあったのは意外な光景……と言うより、中々に衝撃的な光景であり、ハルは危うく盆を落とすところだった。
「そ、ソフィア、お前……」
「んー? あ、だんな。おかえりー……将棋はいいの?」
「あ、ああ……」
 ソフィアはなんでもなさそうに、自慰を中断して言った。
 彼女は足を頭上に投げ出すようにして、体を丸めて自らの秘部を口で慰める……
 所謂、セルフクンニを行っていたのだ。
「え、何お前……そんなに身体柔らかかったの?」
「ん? んー。つってもクリトリスになんとか舌が届くってくらいだけど」
「いや、くらいじゃないだろくらいじゃ……ちんこがある分まだ男のセルフフェラの方が簡単なんだぞ。俺全然出来ないけど」
「色々な体勢でヤってたからかなぁ……そこそこ身体柔らかいんだよね、あたし」
 開脚し、足を180°広げたソフィアはベッドに尻をつけ、上半身を前傾させる。
 見事にその顎が、シーツに乗っかった。
「いやすげーよ……バレエやれば?」
「やだよ面倒くさい。お上品なスポーツは合わないよ」
 バレエってスポーツなのか? と言おうとしたところで、ハルはあることを思いついた。
 品がない笑顔で、ソフィアの尻を撫でて囁く。
「じゃあ、下品なことに付き合って貰おうかな」
「……途中でどっか行ったりしないなら、いいよ?」
 未だ絶頂に至っていなかったソフィアの表情も、上品なものではなかった。


「どうだソフィア。苦しくないか?」
「おっけーおっけー。ぜんぜん大丈夫。しかしだんな、こういうの好きだね」
 例によって浣腸を済ませ、シャワーを浴びて下半身を重点的に綺麗にしたソフィアは、穴の空いたテーブルに取り付けられていた。
 椅子に座るハルから見れば、テーブルの中心から少女の下半身……尻と膣が上下逆になって生えていると言った光景になっている。
 その下では仰向けの姿勢から体を丸めたソフィアがベルトで固定されており、首が自由に回せるように肩までのクッションが敷いてある。
 ハルがちょっと椅子を寄せれば、丸出しになったペニスをぺろんと舌で迎えてくれた。
「あまり長時間そんな体勢だとどっか痛めそうだし、そんな長くはやらんつもりだが……どっか痛くなったり苦しくなったら、俺の足を手で叩いてくれ」
「わかった。もっと椅子前に出していいよ。って言うか出して」
「欲しがりめ」
 言うとおりに椅子を少し……10㎝ほど前にずらすと、ペニスが温かい感触に包まれた。
 舌は貪欲に尿道口を弄り、カリ首を撫でまわしていく。
 ソフィアの積極的なフェラチオは、幼く体温の高い身体と相まって気を抜けばすぐに出てしまいそうになる。
「最初から飛ばしすぎだ。まだこっちは準備できてないんだからもうちょっとソフトに頼む」
「ふぁーい……んっ」
 テーブルから突き出た尻をつつくと、ぴくんと震えて反応した。
 このテーブルは元々、好事家が売りに出していたものなのだが……実際買ってみると満月が入るには穴が小さく、使えなかったものであった。
 小さい子になら使えるかもと思って、すっかり忘れていたものだ。元々の好事家がそういう趣味だったのだろう。
 ハルはまず、その幼い膣に蜂蜜を垂らした。
「ふぁんっ……」
 生暖かい感覚に、ソフィアがくぐもった声を漏らした。
 少女の閉じた秘部は黄金色の艶を出し、ひくりひくりと小さい陰核が歪動して顔を出す。
 そこを、焼いてから少しだけ置いた温かいパンケーキで撫でてやった。
「んん~っ!!」
 蜂蜜がよく絡むようにパンケーキを執拗に押し付けて、ゆっくり磨くようにこすってやる。
 揺れる下半身全体。パンケーキを一旦皿に置き、今度はバターをひとつまみして、尻肉の間にと落とす。
 常温でしばし置いたバターを尻肉で挟んで、よーく揉みこんでやると……尻はすっかりと、油で塗れて白みを増した。
「ふぁむぅ……」
 バターと同じかそれ以上に蕩けた、ソフィアの声。
 すっかり滑りのよくなった尻の間に、先程のパンケーキを挟んでやる。
 そして、押し付けるように敏感な部分をパンケーキで擦ってやると。
「んっ、ふぁっ、んん……っ!!」
 艶めかしい声と同時に、ソフィアの秘部から蜂蜜よりも濃厚なシロップがとろりと染み出てきた。
 ハルはそれをパンケーキで拭き取り、甘しょっぱいそれに齧り付く。
 少女の蜜の味に、陰茎が滾る。
 それを感じ取ったソフィアは、ここぞとばかりにそれを貪った。
 下品な音を立てて、美味しい美味しい主人のソレを頬張り、舐めしゃぶり、啜っていく。
 ハルもまた、溢れる彼女の愛液を何度もパンケーキで掬い取っていく。
 お互いの体液を求め合う二人。ハルは自分が絶頂しそうになると、パンケーキ越しに彼女の陰核を摘み、包むようにして虐めてやった。
「~~~~~っ!!」
「出るぞっ……」
 射精と同時に、目の前の尻が跳ねる。
 ソフィアの喉が動いたのが、下半身に伝わってきた。
「……まだいけるか?」
 椅子を少し離して言うと、ソフィアは息を切らせながらも返してくる。
「はぁ、はぁ、はぁ……だんな、大丈夫、だから……もっと、しちゃって、いいよ……。
 
 もっと、あたしを、食べて……?」
 
 少女は、軽度のマゾヒストである。
 過剰に痛い、苦しい事は嫌い……と言うより、激しい恐怖に襲われるが。
 愛情を持って、体を気遣われながらの軽い痛み。苦しみ、辱めは。
 ソフィアにとって、股を濡らす材料でしかない。

 
 

       

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