Neetel Inside ニートノベル
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 と、いい場面だったはずが――
 「む」
 「ひゃっ」
 マルカの太腿に、硬いものが当たった。
 「もう勃たないと思っていたが、ロリには勝てなかったか……馬鹿ちんぽめ。悪いなマルカ」
 「あ、あはは……大丈夫です」
 突然の感触に驚きはしたものの、嫌悪感はまるでない。
 むしろ、その温もりに親しみすら覚えるほどだった。
 「満月、やっぱりマットを――」
 「ま、待って下さい!」
 主人の命令を遮り、マルカが立ち上がる。
 歳と不釣り合いな、使い込まれて黒ずんだ陰唇が湯から出て露わになった。
 「わ、私でよろしければ……お相手致します!」
 「いや、しかしお前はまだ……」
 女性器を使うことは出来ない。
 今無理をすれば、本当に機能が失われてしまうだろう。
 「お、お口でならご奉仕できます! 是非私にやらせて下さい!」
 強がってはいるが、彼女の方からやると言い出した以上、ハルに止める理由は無い。
 「まあ、これからは飯を食うより頻繁に俺のちんぽを食うようになるんだからな。早めに慣らしておいたほうがいいか」
 「え゛……そ、そうなんですか?」
 覚悟したつもりではあったが、想定外の頻度にマルカはたじろぐ。
 その反応にくくっと笑い、ハルは手を振って宥める。
 「冗談だ。……もっとも、満月はそんな感じだが」
 「暇さえあれば私の方から咥えさせてもらっています」
 平然と言う満月に、マルカは圧倒された。
 「す、凄いですね……! 尊敬します!」
 「いやするなよ。まあ、毎日一回くらいはフェラすると思ってくれ。じゃま、頼むわ」
 湯に浸かったハルは両足を伸ばしてマルカの肩に乗せる。
 「は、はい! 失礼致します!」
 張り切ってマルカはそり立つ肉棒をぱくりと咥え込んだ。
 勢いづき過ぎて、入れた瞬間にむせこむ。
 主人のペニスを離し、ひどく咳き込んだ。
 「おいおい、大丈夫か」
 「ゲホッ、ゲホッ……も、申し訳ありません!!」
 「いやいいよ。落ち着け」
 涙目になりながらもマルカは再度口淫を試みる。
 必死でしゃぶりつくマルカ。
 幼い少女の舌が、茎に絡みつく。
 目を瞑りながらも、口をすぼめて精液を搾り取ろうと努力する。
 が、ハルの表情は半笑いのままだった。
 「ろうれすか、ごしゅひんさま?」
 「すっっっっっげー下手」
 ガーン。
 と、効果音が聞こえるレベルでマルカの表情が見る見る暗くなる。
 口からペニスを離し、しょぼんと俯く。
 「まず大前提として、歯を立てるな。痛いわ」
 「ごめんなさい……」
 「んで次に、攻めが単調。バリエーションが無さすぎる。未だ成長し続ける満月のフェラとは比べるのも失礼だ。
 満月はやろうと思えば舌だけで俺を殺せるからな。比喩ではなくマジで死ぬ。どこのくの一だお前は」
 「私にはそのような事はできません。ご主人様を殺害するくらいなら腹を掻っ捌いて死にます」
 試したことは無いがハル以外になら恐らく可能である、と言うのは二人の共通見解だ。
 「何度も言うが、お前本当に俺に忠実なら死ぬ前に許可取れよ? 絶対出さないけど」
 「……善処致します」
 「お前がいなくなるのが一番迷惑で困るんだよ……ああ悪いマルカ、まあそんなわけで、もうちょっと色々やってくれ」
 「すみません……」
 「あと必死なのはわかるが、必死すぎてかわいい。別枠でペットとして飼いたい」
 「申し訳ありま……せん……?」
 急に褒められてマルカは首を傾げる。
 「……満月、どう思う?」
 「私も飼いたいと思いました」
 「満月さん!?」
 至って真面目な顔で言う、満月。
 「間違えました。そうですね……マルカのフェラチオを見るに、彼女は男性に奉仕した経験が極めて少ないと思われます」
 「だが、マルカは散々男に抱かれたんだろ?」
 「はい。しかしそれは物として扱われただけで、自分から動くわけではない……彼女はほとんどイラマチオしかしていなかったのでは無いでしょうか」
 「そうなのか?」
 「そ、そう言えば……そうでした」
 言われてみれば、マルカはまともに自分からフェラチオした記憶が無かった。
 男共はみな無理矢理ペニスを口に突っ込んでは彼女が苦しがっても無視して腰を振り、勝手に喉奥に射精するか顔面に出すか。
 経験豊富と言うのは半ば強姦の形であって、彼女から求めるようなセックスの経験は皆無だったのだ。
 「ううう……こんな汚れた身体でもお役に立てると思ったのに……ごめんなさい……」
 ふえーん、と言ってマルカは泣きじゃくってしまった。
 「……満月、どう思う?」
 「犯したいです」
 「わかるわー」
 至って大真面目な顔で言う、満月。
 ハルと二人で号泣するマルカの頭を撫で始める。
 「大丈夫だ、お前の気持ちは十分伝わった。嬉しいやら可愛いやらでもうなんつーかお前まんこ回復したら絶対満月と二人がかりでアヘアヘ言わせてやるからな。覚悟しとけよ」
 「今から楽しみですね」
 「まあ、いいから続けてくれマルカ。歯さえ立てなければなんつーか精神的に満足するから」
 泣き続けるマルカの口を開き、ペニスを舌に乗っける。
 マルカはしゃっくりを繰り返しながらも、拙い奉仕を続けるのであった。
 

       

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