Neetel Inside ニートノベル
表紙

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 人の頭ほどの壷を持ってきて、ラーシャはその中に手を入れます。
 そして粉を掬い取り、ワカメの身体にぱさりとふりかけました。
 「何これ?」
 「塩ですにゃ。全身によく揉み込むので、楽にしていて下さいにゃ」
 「おお。料理されてる気分だ」
 「そりゃ、料理してますからにゃ」
 仰向けに寝転がるワカメの体を胸元からほぐし始めました。
 指先で回し、ゆっくりと抉るように深く。マッサージをするように、味付けを。
 「おいしくなーれー、おいしくなーれー、にゃ」
 (あざとい。かわいい)
 口ずさみながらその身体の隅々まで、塩を馴染ませていきます。
 子供のようにはしゃぎながら人間を食べる下準備をしている、というギャップはワカメの精神の均衡を揺さぶります。
 なんとも妖しい状況。媚薬の効果によって尚も上を向いたままのペニスから先走りの汁が溢れてきました。
 「さて、次はうつ伏せになって下さいにゃ。おちんぽ失礼しますにゃ」
 右手でペニスを腹に押し当て、タオルを敷いて寝かせます。
 ラーシャは寝るワカメの背筋に顔を寄せ、舌なめずりをしながら下拵えを続けます。
 その息遣いがどんどん荒くなるのを、ワカメは確かに耳にしました。
 「お客さまは本当に美味しそうですにゃ。上の口からも下の口からも涎が止まりませんにゃ。リューシャが好きなのは肝臓……」
 と言って、背中側からその位置をつつと擦ります。
 「トゥーシャは尻肉……アイシャは腿肉……ターシャは脇腹肉……」
 耳元で囁きながら、言った所をくすぐるように愛撫します。
 その度に、敏感になっているワカメの身体は操られているかのように跳ねて悦びました。
 「私が大好きなのは、勿論……」
 そっ、とその右手が尻の下に伸びて、睾丸に優しく触れました。
 「……おちんぽです、にゃ。どういう意味でも」
 くにくにと指の腹で舐るその動きに、ついにワカメは飛び起きて吠えました。
 「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!! 反撃の食材!!!」
 「え!? ど、どうしました!?」
 慌てるラーシャの肩を掴み、塩っぽいベッドに押し倒します。
 そして慣れた手つきで彼女の衣類を剥ぎ取り始めました。抵抗は無駄です。
 ラーシャの体付きは細く、胸もやや控えめでしたが、美少女であることには変わりません。
 そして、この身体が自分の血肉で肥えると考えると、ワカメの勃起はこれ以上なく硬くなります。
 「ぐへへへへ美味しそうですにゃあ」 
 「その語尾必要あるんですかにゃ!? わ、私の身体なんて貧相で魅力も無いですにゃ、挿入するんでしたら服を着たほうが……」
 赤くなって胸を隠す猫娘に、なんてお礼をすればいいのかわかりませんでした。
 「いいやその痩せぎすの身体は好みですにゃあ。俺は貧乏少女が泣く泣く身体売るシチュエーションが大好きなんですにゃあ」
 「へ、変態だ! じゃなかった、変態ですにゃ!」
 「言い直す所そこかよ」
 「でも、正直あまりいい趣味とは言えませんにゃ」
 「まあ、でも乱暴したりはせんぞ。家にも一人性奴隷として買ったのがいるが、今ではすっかり懐いてるし」
 「実際にやってるんですか!? ひええ、人間の世界は恐ろしいですにゃ……」
 ドン引きする猫娘に構わず、転がしたラーシャの膣口にペニスをあてがうワカメ。
 ぬらぬらと涎を垂らして欲しがるそこへと、後背位の体制で一息に突き入れます。
 奥まで。
 「あっ……! い、いきなり深いですにゃ……!」
 「ふむ」
 上気しながらも余裕を残した表情に、ワカメは照準を変えます。
 「こっちか」
 「にゃぁぁぁぁぁぁ!?」
 細いシルエットが、弓のようにしなりました。
 数々の男性を受け入れてきた彼女の穴はやや緩めでしたがとても暖かく、『いいところ』を刺激するときゅんと優しく締まります。
 「ガバガバだな猫娘。うちのメイド共はもうちょい具合がいいぜ」
 と、言いつつも猫娘の反応に満足している様子です。
 「あんっ……い、いやそれはお客様のがあまり大きく……」
 「ん? 自分が糞ビッチの阿婆擦れプッシーキャットなのを差し置いて客のサイズが小さくて満足できませんってか?」
 「そ、そのようなことは……」
 実際に、サイズは別にしてもワカメのペニスは的確に急所を穿ってきます。
 最初に奥の子宮を小突いて、次に中場の尿道海綿体。
 反応の違いから弱い所を見ぬいたワカメは、腰を動かしながら同時に、指の腹で彼女の全身をまさぐります。
 背筋、首筋、脇腹、鎖骨。
 細かい身体の動きから、外側の弱点を探っているのです。
 「ケモノ系は尻尾が弱点と相場が決まっているが……こっちか」
 「ひゃうっ!!」
 二の腕と、腿。
 腕と脚の付け根付近、内側を撫でられると、彼女は明らかに大きく震え、悶えました。
 もちろん、陰茎を咥えた孔も同時に悦びます。
 「そ、そこは弱いんれす……」
 涙を流して呟くラーシャ。
 制止の言葉が出るより早く、ワカメは彼女のひくひく動く猫耳に齧り付きました。
 「!!! っああああああああ!!!!」
 四点を同時に攻められ、猫娘は全身にさぶいぼを立てて、毛穴から汗を噴出し、オルガズムを迎えてしまいました。
 荒い呼吸をしながら涙を流す彼女。その尻穴に、ワカメは容赦無く指を付き入れます。
 「ひぐぅ!」
 「なーに一人でイってんだ猫娘。お客様を満足させないと駄目だろう?」
 耳元で囁くその顔は、とてもこれから食べられる獲物のものではありませんでした。
 「こちとらセックスの悪魔に鍛えられてきたんだ、この程度じゃ済まないぜ……お、やっぱりケツ入れると前も締まるな」
 ぐりぐりとドリルのように二本指を捻り込むその表情は、とても意地悪な顔をしていました。 
 「ら、らめれすっ……いま、そっちのあにゃはぁ……」
 「わかってるって。俺のチンポにピッタリの猫マンコになるまで、ゆっくりと犯してやるからな」
 (あ、この人全然わかってない……っ!)
 だらしなく舌をだらんと垂らすラーシャ。
 その身体を、ワカメは存分に味わうのでした。
 
 


 ・第ニの扉 

 「お姉ちゃん、遅いな……」
 『いい、リューシャ? 私がある程度弱らせてからそっちに送るから、あんたは心配しなくて大丈夫。処女も失くす必要は無いわ。
 やり方がわからなくても大丈夫、私が見ててあげるから。安心して待ってなさい』
 と言っていたものの、想定の時間より大幅に遅れが出ています。
 きっとあの扉の向こうでは、ラーシャが人間を味付けしながら精液をたっぷり絞りとっているはず。
 そう信じてはいたものの、初めてのお手伝いと言う事も相まって、ばくぜんとした不安感がリューシャを襲います。
 「はー、ドキドキしてきた……」
 人間を食べるのは初めてではありませんが、料理するのは初めてです。
 姉が人間をヘロヘロにとろけさせる工程は見学しましたが、果たして自分にできるかどうか。
 考えていると、扉がゆっくりと開きました。
 「! お姉ちゃん…………!?」
 最初に目に入ったのは、確かに姉の姿でした。
 しかし、その姉は後ろから抱えて持ち上げられ、子供におしっこをさせるような姿勢で肉棒を突き入れられていました。
 顔の筋肉はみっともなく弛緩し、開いたままの口の端からは涎が腿へと垂れています。
 「ふっ、あっ、リューシャ……駄目、見ないで……」
 かろうじてそう言うのが精一杯の姉。 
 いつも笑顔で人間を絶頂に導いていたラーシャが、目の前で一方的に犯されていました。
 「…………ッ!?」
 ありえないはずの光景が目の前で起こっているのを見て、リューシャは混乱します。
 頼れる姉が陵辱されていると言う、恐怖と興奮。目を逸らすことなどできませんでした。
 「お……また出る……!」
 「ふにゃぁぁぁぁぁぁ………」
 子宮を小突かれながら精液を奥に浴びる感覚。
 もう幾度目にもなる未知の快楽に、ラーシャは妹の前でぷしゃあと尿を垂れ流してしまいます。
 そんな乱れた姉の姿に、リューシャは。
 (すごい……お姉ちゃんが、食べられてる……)
 身体が熱くなるのを、感じていました。
 「よ……っと」
 ペニスをぷるんと引き抜くと、膣が粘っこい糸を引きました。
 息も絶え絶えなラーシャをベッドに転がすと、たっぷりと注ぎ込まれた白い子種がとろとろと滴り落ちます。
 「ほれ次女、貴重な精液がこぼれるぞ。お姉ちゃんの頑張りを無駄にする気か?」
 その言葉にはっとしたリューシャは慌てて容器を持ってきます。
 姉の股に冷たい陶器を押し付けると、敏感になっていたラーシャはそれだけでビクンと身体を跳ねさせました。
 どれだけ中に出されたのか、膣口からは絶え間なく精液が流れてきます。心なしか、お腹が少し膨れているようにさえ見えました。
 お椀の八分ほどまで満ちても尚湧き出てくるそれを、リューシャは直に舌で掬い取ります。
 「ん……」
 「ひぁっ……」
 精液を啜るために姉のそこに口をつける事自体は初めてではありませんでしたが、上気した姿の彼女を味わうのは、全く別の感覚がありました。
 いつもなら嬉し恥ずかしと言ったように『やりすぎるとおねーちゃん発情しちゃうからほどほどにね』と笑う所が、
 「リューシャ……そこ……あっ、いいっ……もっと……!」
 少し舐める度に痙攣しながら甘い声を出す姉に、リューシャは必死になって舌を動かして奉仕します。
 濃厚で苦い雄の味と、甘酸っぱい雌の味。
 精液と愛液と尿の混じったスープを、ラーシャの秘部から受けて嚥下していくリューシャ。
 「お姉ちゃん、おいしい……」
 今リューシャの前にあるのは、姉の形をした御馳走でした。 


 「ビューティフォー……」
 その光景を目の当たりにしたワカメ。
 ムラムラしてきたので、と言うか常時しているので、精液出し放題なのを良い事に姉の顔面にペニスを近づけてしごき始めました。
 「料理するはずが料理されちまったな。妹に食われる気分はどうだ?」
 自分で動かすこともままならない口内へと突っ込み、暖かいそこへどぷんと精を吐き出します。
 「ほーれ次女次女、もうまんこは終わりだ、お姉ちゃんのお口を掃除して差し上げろ」
 そう言うとリューシャは頬を赤くしたまま膣から口へと顔を移動させ、姉と深い口付けを交わすのでした。

       

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