Neetel Inside まんがニートぷげら
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シャブライブ!
もうひとつのシャブライブ

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にこ「えっと……なんだって?」

エリチカ「これを飲むとね、とっても幸せになれるのよ」

にこ「これって……薬じゃない。もしかして麻」

エリチカ「違うわよ!そんな違法なものじゃないわ。合法のちゃんとしたものよ」

にこ「合法ってのも怪しいわね……」

エリチカ「まぁまぁ、とりあえずお試しに3錠あげるから 気が向いたら飲んでみて!」

にこ「う、うん…………」
もらったとはいえ、これ完全にヤバイやつよね」
スクールアイドルがこんなものもってるなんて世も末だわ」
……安全なのかしら?」

後日

にこ「はぁ……疲れた……」
最近知名度が上がったせいか根拠の無い噂が蔓延っているのよね
だいたい学生でホスト通いなんてできるわけ無いじゃない」
面白半分でこんなこと言われたんじゃたまったもんじゃないわ
でも、根拠がなくても悪口ってのはこたえるわね……」

にこ「あ   この薬……
いやいや。冷静になれ
一時の気の迷いで道を外れちゃ洒落にならないわ
こんなもの、目にも毒だし棄てておきましょ
……
でも、依存性とかがないなら……
…………どうしよう
退薬症状があるのは確か覚醒剤とバルビツール系……だったかしら
どれも入って無いみたいだし……い、いっか!」

パクッ

にこ「……
あッあッあッ
あ゙~~~???
んふ…… んふふ???
すごぉいこれぇ??
疲れなんかふっとんじゃった?
あはは~
楽しいわぁ~~」

ガンッ

にこ「あぅ
身体ぶつけちゃった
あ、でもなんだか気持ちいい?
ってことは……」

にこ「んっ なにこれ……いつものより全然気持ち良い……?」
……ふぅ……
あーあ、お布団ぐちゃぐちゃ
さっさと片付けちゃいましょ
それにしても、さっきのすごかったわね……
ちょっと怖いぐらいだわ

後二錠……
もうやめておこうかしら
どうしよう
ま、いっか つかっちゃお」
安全だし問題ないわよね
えいっ

……
ふにゃあ~~???
にゅふ?
しゅあわすぇ~~??
ぜんぶがきもちぃぃよぉ?
んっ?
もう一回やっちゃお?
……

凄かった……
もうお布団が琵琶湖みたいになってるじゃない
当然服もびちょびちょ……
洗濯しなくちゃ
はぁ、気持ち良いのはいいけど、我を失っちゃうわあれ
あ、まだ頭がくらくらする……?
んふぅ……

さてと 洗濯したし
最後の一つどうしちゃおうかしら

にこ「楽しいけど怖いし」

にこ「後戻りできないような気もする」

にこ「うーん……」


にこ「どうしようかしら」

にこ「海未ちゃん?」

海未「急に家に来いだなんて。どうしたんですか急に?随分と機嫌が良いようですが」

にこ「んふふ、これあげる」

海未「これは……?」

にこ「幸せになれる魔法のお薬だよ」

海未「お薬って貴女……」

にこ「?」

海未「……まさか、これをのんだのですか?」

にこ「うん」

バシッ


にこ「……」

にこ「……ふぇ?」

海未「このバカ!なんてことしているのですか!」

にこ「えっえっ」

海未「貴女は事の重大性が解っていないのですか!?」

にこ「……」

海未「こんな、こんなこと!」

海未「今ならまだ間に合います。もうこんなことやめてください」

海未「ね?」

にこ「……」

海未「あ……殴ったのは申し訳ありませんでした……つい、熱くなってしまって……」

にこ「海未ちゃんって優しいよね」

海未「え?」

にこ「にこ、優しい海未のこと大好きだよ?」

海未「きゅ、急に何を」

パクッ

海未「あっ!何をして!?」

にこ「ん~」

チュ

海未「!?」

ゴクリ

海未(あっ、反射で飲んで……)

にこ「うふふ……」

海未「あ……」

海未「あっ、あふっ、ああっ」

海未「ん゙ん゙ん゙ん゙???」

海未「ひぁあ??」

にこ「わっ、凄い海未ちゃん。感受性高いのかな?」

海未「はぁっ、はあっ、な、なぜ
……に……こ……ち」

にこ「もっかいチュ~~」

海未「~~~???」

にこ「チュ~~?」

海未「ひゃ?ひゃめへぇ?」

にこ「やーだ。今の海未ちゃんとっても可愛いいんだもん?」

海未「ひゃらぁ?」

にこ「それにね」

にこ「にこも口にちょっと含んじゃったから身体が疼くんだ?」

海未「!?」

にこ「キスよりもっと気持ち良いこと……しよ?」

海未「んん~~~!!」

にこ「ふぅ……」

海未「あふっ?もっと、もっとぉ?」

にこ「海未ちゃん本当に感受性高いのね。まだ効果続いてる」

にこ「羨ましいやらそうでないやら」

にこ「あーあ、布団がまるで浜名湖じゃない」

にこ「洗濯しなくちゃ」


にこ「さて、薬もなくなったことだし」

にこ「どうしようかしら」

にこ「うーん」

海未「ふっ?ふっ?に、にこぉ……?」

にこ「あーもう、どんだけ底なしなのよ」

にこ「やったのはにこだけどここまでとはね……」

にこ「あっ、そうだ」

にこ「この際だからどこまで感じられるか試してみようっと」

海未「くぅぅん?」

にこ「はいはい。よしよし」

にこ「ちゅー」

海未「ちゅ~~????」

海未「はあっ……はあっ……?」

海未「あうぅ……」

にこ「さ、流石にこっちも疲れたわ……」

にこ「凄い才能ね、ある意味」

にこ「海未ちゃんの面白い写真もとれたし」

にこ「……」

にこ「 もっかいとっとこ」

にこ「はいピース」

海未「あへぇ?」

にこ「それにしても」

にこ「当然だけど布団が神西湖になっちゃったわね」

にこ「洗濯しても匂いとれるかしら」

にこ「ま、いっか」

にこ「さーて一通り楽しんだし」

にこ「どうしよっかなー」

にこ「くふふ……」

にこ「いいこと思い付いちゃった」

にこ「この写真を捨てアド使って……」

にこ「小鳥ちゃんに送信!……っと」



にこ「今ごろ血相変えて海未ちゃんを探している頃かしら?」

にこ「大変ねぇー」

小鳥「その心配はいらないわ」

にこ「えっ!?小鳥ちゃん!?」

小鳥「いつから私が海未ちゃんに発信器を付けていないと錯覚していた?」

にこ「なん……だと……」

小鳥「写真を見てすぐ動いたよ」

にこ「……」

小鳥「しかもあの様子、もしかしてあの薬を使ったんじゃない?」

にこ「!?い、いや、にこは何も」

小鳥「その反応で十分だよ」

ことり「入手経路は?」

にこ「え、エリチカ……」

ことり「はぁ……勝手に人に渡すなって言ったのに……後でお仕置きね」

ことり「さて」

にこ「ひっ」

ことり「この落とし前……どうつけてくれるのかな?にこちゃん」

にこ「ご、ごめんなさい!」

ことり「にこちゃんの頭一つで精算がとれるとでも?」

にこ「も、もうしないから!」

ことり「ふぅん……」

にこ「ほ、本当に!本当だから!」

ことり「……」

にこ「許して、許してぇ……!」

ことり「うーんそうねぇ」

ことり「どうしよっかなぁ」

ことり「妹ちゃんたちを貸してくれたら許してあげる」

にこ「へ?こころとここあを……?」

ことり「そう、簡単でしょ?」

にこ「で、でも……妹たちは関係な」

ことり「あのねぇ?」

ことり「いまにこ先輩がどんな立場か分からせてあげよっか?」

にこ「ひっ……!」

ことり「ん?」

にこ「わ、わかった……わかったわよ……」

にこ「……」

にこ(あれから、二人は連れていかれてしまった)

にこ(全く状況が飲み込めなかった二人は不安そうににこを見た)

にこ(にこは二人から目を反らしてしまった。情けなさからか、申し訳なさからか、それともその両方か)

にこ(いつの間にか強く握った拳から血が滲んでいた)

にこ(にこがどうなろうと構わない。でも、ここあとこころを連れていくなんて)

にこ(あの娘は知っている。自分が傷つくよりも自分のせいで親しい人が傷つく方がもっと辛いということを)

にこ「……」

にこ(夜、一通のメールがきた)

にこ(まさかとは思った。嘘であってくれとも願った。しかしどこを見てもメールの種類は添付メールだった)

にこ(いやだ。いやだ。開けちゃだめだ。開けちゃだめだ)

にこ(頭の中ががんじがらめになる。携帯を持つ手が震える)

にこ「はぁ……はぁ……」

にこ(呼吸が荒くなる。脂汗が頬を伝って服に染みた)

にこ「いや……いや……」

にこ(開けたくない。でも開けなくちゃならない)

にこ(なぜなら、メールの本文に一言『見なさい』と書いてあったからだ)

にこ(この一言だけでにこの身体を支配するには十分な威圧感だった)

にこ(汗が止まらない。いつの間にか滴った汗が瀬戸内海のようになっていた)

にこ「っ……開ければいいんでしょ……!」

にこ「ふーっ……」

にこ(震える指を何とか動かし、添付画像を見る)

にこ(そこには、にこが見たことのない表情をしてピースをしているこころとここあが映っていた)




にこ「あ、ああ……」

にこ「いやあああああああ!!!」

       

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