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学者が助走をつけて殴るレベルの「古事記」
豆知識‐その9

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豆知識その九「求婚したら即結婚! ハジマタ式神様夫婦」

 ここまで読んだ中で、神様という存在には、いわゆる「交際期間」というものが存在しません。
「結婚して!」「いいよー」
 初めて会っていきなりこの会話になり、そして速攻で結婚します。「一緒に帰って、友達に噂とかされると恥ずかしいし…」とか「実は、その…お弁当作って来たの…」とか「勘違いしないでよね!」とか、そういうイベントとかフラグとか一切皆無です。セーブ欄が節約出来るし愚者の館にもお世話にならなくていいし、非常に便利ですね。
 ところがところが、国を代表する神話がこんな調子なのに、現代日本では貞淑とか清いお付き合いとか、とにもかくにもそういうのが遵守されています。それが悪いとは言いませんし、むしろいい事だとは思いますが、古事記や日本書紀を元に成長して来た国としては不可解な流れだなぁ、と思います。
 しかし、よくよく考えてみれば、一昔前はお見合いとかで結婚を決めてましたもんね。それもまぁ、お付き合いの段階はあるのでしょうが、まぁ結婚を前提に考えられています(一昔前に限らず、現代でもお見合いはありますが)。
 どっちがいいかとなると……一概には言えませんね。一番いいのは、出会いはどうあれ、最後まで仲睦まじく寄り添って生きて行ける夫婦なんでしょう。
「好きだから結婚する」という考え方は勿論、「結婚したから好きになる」って考え方もアリなんじゃないかなぁ、とね。もっと極論を言えば、結婚という概念には、もしや、「好き」とか「嫌い」とかを超越した感情があるのかもしれませんね。既婚の方であれば、きっとこの神様達の考え方も理解出来るのでしょう。

 以上、モテない筆者の何の意味もない考察でした(白目)。……豆知識? こまけぇこたぁいいんだよ!

       

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