Neetel Inside ニートノベル
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俺たちフー族! イクぞ鬼頭君!
抜け抜け渡れよ、池袋はしご編

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  脱、童貞から約2週間。最初の1週間は何で風俗に2万も使ったんだろ?とか2万あれば他にも色々できたのにとか思い始めたが、それが過ぎるとどうでもよくなった。
そして今、俺はお昼の池袋にいる。理由?勿論風俗だ。情けない話だが、朝起きてすぐに息子が「吉原にあったお店にまた行きたいよ」と自己主張を始めたからだ。一度肌の温もりとキスの味、生身の女の子を抱いてしまうとどうしてもそれが恋しくなってしまう。関係ないが、冬は人肌が恋しくなるためか風俗の売上がちょっとだけ上がるらしい。というのを先輩に聞いた。俺もそう思うし、実際人肌を求めて池袋を練り歩いている。

  それはそうと、今日の戦場に着いた。今回も勿論ソープ。大手グループが経営する「ミリオンプリンセス」というお店で1時間の総額が一万五千円、かなりリーズナブルなお値段だ。
前回のように受付をスムーズに進めて会計に移る。今回はWeb割なし、姫とのお遊び代は後で直接姫に渡す旨を伝えられたのと、入会費徴収ということでプラス2千円払うことになった。今回は番号札5番をもらい、名前を聞かれずにそのまま待合室に通される。
待合室に入れば、飯時に関わらず、同士が3、4人ほど既に待機していた。今回も若いのは俺だけだった。今回はどんな女の子と遊ぼうかな、ギャルがいいかな?なんて思ってると。ボーイさんに呼ばれる。
「5番の番号札をお持ちの方、女の子の準備ができました」
……あれ?いつの間に。

まぁ、なんというかあれだ。ドンマイ。カーテンを開くと待っていたのはぽっちゃりさん。愛嬌は良さそうなんだけどぽっちゃりさん。……いや、ぽっちゃりではないね。どっかの芸人に似てる。柳原さんですか?と聞きたくなるそんな彼女の名前は真島さん。
前回同様お風呂を入れてもらいつつトークタイム。話は面白かった。
  浴槽にお湯が貯まったのを見計らってシャワー、その後入浴。期待のオパーイは……ペッタン子でした。幼女と同じくらいぺったんこ。いや、真島さんは幼女なのかもしれない。だんだん頭がおかしくなってくる。

その後はプレイに入ったのだが、 結局今回はイケなかった。真島さんは一生懸命俺をイカせてくれようとした。全身リップは気持ちよかったし、俺の要望通り騎乗位も激しくしてくれた。腰の辺りの重力がきつかったけど。
フェラも手を抜かず、ガッツリ息子をくわえてくれた。でも俺は……
タイムアップの瞬間の真島さんは申し訳なさそうだった。
今回、ビジュアルは俺の好みではなかったけどプレイは本当に真剣だった。それだけで俺はしあわせ者だ。
お互い服を着替えると、真島さんは、「申し訳ないんですけど」の一言と共に今回のお遊び代を請求。ねぎらいの言葉をかけながらそれを渡す俺。彼女がボソッと、「先輩みたいにもっとテクを磨かなきゃね」と言ったのが印象的だった。
真島さん、頑張れ。それが心のなかで、彼女にかけてあげられるせめてもの言葉だった。

真島さんに見送られて店を出る俺、まだ足りない。まだ満足できない。まだ明るい池袋の町に俺は1人消えていった。

       

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