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「Angel Knights」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=4447


10/28 23:59:05に更新。
ギリギリ滑り込みで来られました。
作者は蝉丸先生。
ツイッターの呟きによれば…

蝉丸 @semima_ru
じゃあ、僕はAngel Knightsを300文字くらい書いて更新するぞ

ということですw
5年ぶりの更新ということで、私が新都社に来る遥か前の作品です。
長期連載で初見。
さて、この中二病こじらせたタイトル。
どんな話なのでしょうか。

■第1幕 神様なんていないと思ってた

登場人物
・兄…高校男子なのに小学女子のような背格好、可愛い。
・姉ジュリア…ギャルっぽい小学6年生。Cカップ。陽気。
・妹マリア…真面目そうな小学6年生。Eカップ。陰険。

ジュリアの一人称で始まる。
かなり物騒なギャルのようです。
蝉丸先生が「今では書けない」と言っていた気持ちが良く分かります。
小学6年生のギャルの一人称とか確かに年を取ると難しそうだ。
ジュリアは怖いけど天真爛漫だと思う。
妹マリアはこれだけでは分からないけど、ジュリア視点だと陰険そう。
男受けはするが同姓からは嫌われるタイプかな?
兄はジュリアの方が可愛いと言いつつ、明るく笑うジュリアに「気持ち悪い」とも言う。
ジュリアは兄を天使様と言うが、その兄が一番闇が深そうだ。
ジュリアは兄の言葉に深く傷ついてそれだけで死にたい気分になってる。
ちょ、この子浮き沈みが激しい。
喧嘩で血を見る事に興奮、哄笑する兄姉妹達。
子供なのに人格ぶっ壊れてる。

■第2幕 Noah's ark with Angel Knights

ポカーン…。
第1幕でも感じていたけど、こいつら本当に異常者だった。
罪のない喫茶店マスターをビルの37階から投げ捨てて殺しちゃうジュリア。
店にいた大学生っぽい客ヘキサと超人バトルが始まる。
ヘキサは実は天使で翼を持っていた。
ジュリアもAngel Knightsとやらに覚醒したようで翼を生やす。
でもお兄ちゃんにぶたれて小便漏らす。
更に手マンされてエクスタシー。
何と言うかあれですね、これを真剣な顔で書いていたのかと思うと…若かりし日の蝉丸先生って…。
よくこれを5年ぶりにageようと思ったな!と、その勇気を賞賛したいwww
いや、好きですよこういうの。

■第3幕 贖罪と彷徨の果てに

お兄ちゃんの過去が明らかに。
兄姉妹は天使だが、記憶を受け継いで転生したのは兄1人だけ。
兄は天使でありながら虐げられる人間として生きる屈辱に耐えてきたのだ。
ジュリアは兄の「僕達は天使だ」という話を信じられなくなり、人間として強くなって兄を守ろうとしていた。
でもそれは「兄の話を信じない」という、とんでもない裏切り行為でもあった。
ジュリアは自責の念に駆られ、自分などどうなっても良い、消えてしまいたいと考え、彷徨う。
何と言うかジュリアちゃん本当に情緒不安定ですよね。
彼女にとっては兄が唯一絶対の神なんだなぁ。
そんな彼女の行き当たりばったりで揺れ動く心情を見事に描写している蝉丸先生凄いな。
何と言うかジュリアがスイーツ(笑)すぎてあれなんですが、それを書けるのが凄い。
バトル描写も迫力あるし、グロいシーンも多々ある。
このあたりで後期バスタード!を思い出しました。
コロコロ感情も展開も変わるし。
いや、パンティ&ストッキングwithガーターベルトもちょっと入ってるね。
この作品の方が古いけど。
血みどろグチャグチャドロドロ・エログロの超人バトル。
うん、すっごい私好みの作品だわ。

■第4幕 BLOOD

お兄ちゃんの下へ行こうとするジュリア。
そこに同じく天使に覚醒したマリアが立ちふさがる。
エロエロな姉妹喧嘩が始まる。
マリアの能力・ブラッディオーシャンは中々汎用性高そうである。
一方、ジュリアもヘキサのおかげで新たな力・変幻自在の如意棒を手に入れる。
苦闘の末、ジュリアはマリアを破る。
サブタイトル通り、血みどろな戦いでした。
しっかしこいつら天使とはとっても思えないビッチぶりだなぁ…。
尻軽という意味じゃなく、汚い言葉遣いすぎという意味で。


■第5幕 今日の日はさようなら

マリアとジュリアの姉妹喧嘩は他人には理解できない、2人の間でしか分からない複雑な愛憎が入り混じったもののようですね。
ヘキサによる状況説明。
そういえばずーっと話を聞かない子でしたね、ジュリアw
第5幕まで進んでいるというのにいったいこれがどういうストーリーなのか?
バトルバトルの連続で、どういう話へ進もうとしているのか?
一向に進展がなかったのは気になるところでした。
単に天使や悪魔のエログロバトルが書きたかっただけのような気がしてしまう。
お兄ちゃんが何を考えているのかもまだ良く分かりませんしね。
お兄ちゃんが荒れてたくさんの人が巻き添えとなって死んだという情報も気になります。
で、今回の更新分はあっさりと終了。
いよいよこれからという感じでした。
続き、待っていいんだろうか?w
5年経ってもう蝉丸先生に以前のようなエログロバトルは書けないかもしれない。
でも以前を思い出しつつ、新たな蝉丸先生によるAngel Knightsの物語を見せて欲しい。
そんな期待をしてしまいました。
いやー、結局全部読めたし、実に面白かった。
そこそこ長かったんだけど、それを感じさせないテンションの高さ、読みやすさ。
まぁ、文芸というよりニノベ寄りですね。
ジュリアちゃんマジ天使。
FA描きたくなりました。

       

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