Neetel Inside ベータマガジン
表紙

見開き   最大化      

「Mighty Cheap Soul」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=17056



作者は篠笥先生。
2012年ごろから良くニノベで名前を見るなぁと思っていた作者さん。
ただ私は残念ながら読むきっかけがなかったので初見になります。

■monolog
児童養護施設の少年少女達。
一枚、稜雅、刹那、絢音、郁乃。
(どれもルビが振ってないと読めない)
彼らは「かなしいかこ」を背負っている。
アニメや漫画に出てくる悪役・正義のヒーローも「かなしいかこ」をそれぞれ背負っている。
でも自分達は悪役にはなりたくないし、正義のヒーローになりたい。
だから街で話題になっている吸血鬼を退治しよう。
その吸血鬼は元クラスメイトの女の子・天美優那かもしれない。
彼女を殺して正義のヒーローになろう。
善悪の区別もつかない少年少女達の危険なままごとですな。
って、モノローグって誰のモノローグなんだろう…。
絢音の一人称のようだけど分かり辛かった。
ここまで読んだ限りじゃ惹きつけるものはありません。
気が早い人はここで切るかも。

◆前編:The Locker Face
成長した少年少女達。
その内、稜雅、刹那、郁乃の3人が出てくる。
文章は三人称に変わります。
最初の短いモノローグを読む限り、この三人はちょっと微妙な印象を受けていました。
稜雅はみんなを引っ張るリーダー的存在の一枚に引きずられているようなポジション。
刹那はその稜雅に引っ張られるポジション。
郁乃はヒロインポジションの絢音に引っ張られるポジション。
つまり脇役っぽい3人が出てきた。
高校~中学生となった彼らのキャラクター性がクローズアップされています。
全員、不良っぽいというか、余り良い成長は遂げていない様子。
特に稜雅は自殺願望もある。
話は稜雅の携帯電話に謎の英文メールが届くところから始まります。
コインロッカーの画像と謎の英文。
ここから彼らがコインロッカーで死体を発見するまでのくだり。
かなり緊迫感があって良いサスペンスしてました。
モノローグだけで切らなくて良かった(笑)
一枚がそのコインロッカーの死体の犯人かも?
という感じで次回に続くとなってます。
正義のヒーローを目指した少年少女達は悪に染まってしまったのか?
吸血鬼の話はどうなったのか?
まだ始まったばかりですし、期待したいと思います。
あと細かい部分ですが、やっぱり登場人物達の名前が…。
別にそこまでDQNネームでもないんですが、名字と名前が中々一致しない。
現状そこまで掘り下げられてもいないので、登場人物紹介があれば助かります。

       

表紙
Tweet

Neetsha