Neetel Inside ベータマガジン
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「トゥー・レイト・ショウ」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=15754



作者はえろま先生。
でも作者名をクリックすると…(笑)
短編集のようですが私は初見です。
でも…面白すぎて結局最初から最後まで全部読んでしまいました!
仕事しながらだけどほぼ丸一日潰れちゃったよ。
これをオナニーせずに最後まで読みきったので褒めてほしい(笑)

■マウス・トゥー・マウス
エロい読切短編です。
正直言ってこれを見逃していたのか!と、自分の精度の悪いアンテナを交換したい気分。
主人公のぽっちゃり系男子・慧は、美しいクラスメイト・かなめが自分を見ている事に気づく。
もしかして脈あり?と、告白してみるとあっさりOK!
でもそれにはある理由があり…。
かなめの正体は恐ろしいが男なら憧れるだろう。
慧がかなめを受け入れたのも良かった。
私でもそうすると思う。
慧がとてもうらやましい。
私もたいがいマゾだからなー彗の気持ちがかなり分かっちゃう。
ちなみにカニバリズムがエロいのは、食と性は同じように「味わう」ものだからだと思う。
ああ、口の中から尻の穴まで舌で体の中も外も犯される快感ってどんなもんなんだ…!!
マゾでアホな彗のキャラクターのおかげで、恐いストーリーになるはずが終始笑えました。
落ちも良かったし。
とても読みやすい文章だし、誤字は一個だけあるが些細な事。
長さも程よいしね。
これは是非読むべき。
いや、コメント結構ついてるから私が言わなくてもみんな読んでたのかな?
大変おすすめな作品。


■女中の袖に手を入れて
男の夢実現メイドエロストーリー。
でもこんなエロゲ設定全開なのに妙にハートフルで明るいギャグで良い話になってる!?
かなり長いのですが飽きる事無くするすると読めます。
はい、ずっとこの話の主人公のハルみたいな気持ち悪い笑顔でニヤニヤしつつ、甘勃起しながら読んじゃいましたよ。
オナ禁してる時にこれを読み進めるのは中々過酷です。
文章だけで普通に抜けます。
大金持ちの旦那様ハル。
その忠実なメイド満月。
そしてハルに買われた薄幸奴隷ロリのマルカ。
ハルは作者の自己投影も多分に含んでいますね。人格疑います。
満月さんは精密機械のような人ですが人間らしい温かみもあってエロいけどコミカル。
マルカはひたすら薄幸と健気さがちんこに来る。
この3人による奇妙で倒錯した変態性生活が描かれています。
ていうか、これそのままエロゲのシナリオとして売れるんじゃないかな!?
さて、エロだけじゃない要素もあります。
そもそもマルカの設定が重過ぎます。
薄幸にも程がある。
両親に売られ、売春宿で道具のような扱いを受け、性器も損傷してぼろぼろとなって。
あまつさえ、ハルの元に現れたマルカの両親は、まだマルカから搾取しようとしていた。
この上なく傷ついたマルカに、満月は自分が本名の新月ではなく満月と名乗ることとなった過去のいきさつを語る。
更新されている分の最後あたりはシリアスモードになっていました。
コメント欄にもある通り、満月復讐編で外伝一本書けそうな感じですね。
エロゲでも泣いちゃう系統が割とありますけど、これはまさにそんな感じ。
泣きエロゲです。
果たしてこの三人が本物の家族としてやっていけるのか。
メイドエロ×家族愛がテーマですな。
恐らくクライマックスが近いのではないかと思うので、楽しみに待ちたいと思います。
非常に面白かった。
17話もありましたが全部一気読みできました。


■フェアリー・テイル
ファンタジー物ですね。
ハードボイルドな雰囲気の槍使いグロウ、可愛らしい妖精のティティ。
でも実はグロウは親友に好きだった女を寝取られた過去があったのだ。
グロウに救われ恩義を感じていたティティは、人間の手のひら程の大きさにも関わらず、グロウを慰めようと性交に誘う。
人間と妖精の種を超えたセックス!
これを読みやすい文章で書かれているのでするすると読み進められます。
そしてハードボイルドだと思っていたグロウがティティの聖水を飲みほそうとするあたりから、「女中」の時のようなニヤニヤ気持ち悪い笑みがこぼれてきます。
「女中」もそうだったんですけど、あまあまな合意エロを書くのが上手いですね。
台詞回しも地の文も軽妙だし、凄く読みやすい。
さて、話の方は…。
グロウとティティはその後、世界へ復讐する旅に出る。
そこでいったん「終」となっていましたが、続いていました(笑)
ところで若干誤字が目立ちます。
表情が評定になっていたり。
まぁ、些細な事ですね。
勢いで読ませてくれますから。
年中発情してるティティの異常性欲には流石の私も若干引きます。
タイトルから感じていたけどこれ主人公はティティの方ですね。
グロウの復讐話に絡んでバトル要素もあるけど、ストーリーを進める道具って感じ。
妖精ティティのハードマゾなセックス描写がメインだ。
侍ガールのワダツミちゃんへの子宮レイプはびびりました。
シリアス×バトル×ギャグ×人外エロが程よいバランスで楽しめます。
RPG要素のあるエロゲって感じですね。
非常に面白かった。
20話もありましたが全部一気読みできました。

■TITI'Sキッチン
よ、妖精で遊ぼう(震え声)
フェアリーテイルの番外編。
カニバってリョナリョナしちゃってます。
ティティさんマジぱねぇです。
カニバリズム本当好きですね~…。

■注文の多い料理店やないかい
山猫亭に迷い込んだワカメ紳士。
そこでは5匹の山猫(メス)が旅人を騙して食べようと待ち構えていた。
でもワカメは騙されず、山猫達の正体をあっさりと見破る。
お腹を空かせた山猫達に同情したように見せかけ、ワカメは自分を食べても良いが性的に満足させる事を提案する。
かくして、ワカメと山猫達のどっちが食べられるの!?セックスバトルが始まるのであった。
そしてこのワカメの口調や異常性欲からそうじゃないかなーとは思っていたが…。
ハルじゃねーかこいつ!!!www
その後は「女中」を読んでいた時と同じ感覚です。
終始、甘勃起しながらニヤニヤ気持ち悪い笑顔で読み進められました。
「マウス・トゥ・マウス」でも見られたようなカニバリズムなエロになるのかと思いきや、ハルが主人公ですから山猫が逆に食われるのは必至ですな。
臭いフェチな淫乱長女、処女なのに母乳が出る巨乳次女と続き…。
巨乳次女の姉妹百合話とか最高ですね!!
エロ杉ですわー。
コメント欄でも指摘されていたけど、「女中」と合流するのかな?
続きが気になるところです。

総括しましょう。
どれもエロ短編として良くできています。
でも短編集ではない。
騙された!
「女中」と「フェアリー」はどっちも長期連載レベルじゃないか!!
「料理屋」だって長期連載になりかけているし。
三つの長期連載と二つの読切が詰まっています。
まぁ、隅から隅まで余すところなく味わいつくしましたけどね。
貧乏舌なもので、エロであれば大抵のものは美味しく頂けただけ…って訳じゃないですよ。
皿を平らげているくせに不味かったとは言いません。
ご馳走様でした。
この企画では読んだらコメントも残すようにしているのですが、89、90、91と思わず3つもコメントしちゃいました。
それもこの企画始まって以来です。
先生の小説は「Z軸」は好きだったけど、「アンアン」はバトルメインだったんですがいまいち合わなくて途中で読むのやめちゃったんですよね。
でも他に書いているこちらがこんなに面白いなんて。
「アンアン」も途中で化けていたのかもしれない。
と考えると勿体なく感じてきた。
「アンアン」リメイク説も噂されていたので、そうなったら是非読みたいと思います。

       

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