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「稀望の証明Verどうしん」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=16939


先日、感想を書いた「稀望の証明Verヤーゲンヴォルフ」のどうしん先生Verです。
ヤーゲンヴォルフ先生Verと同じ主人公・東郷沙代子が登場しますが、シチュエーションや登場する兵器が異なります。
以前更新されていた時、序章だけは読んでいました。
でも内容忘れていたので、改めて最初から感想を。

■序章 「追憶と戦闘」本土防衛東方戦線篇
四十一式山砲という旧大日本帝国軍でも広く使われていた兵器が登場。
広く使われていた割に、システムソフトの大戦略で使った記憶が無いw
野砲とも違うんだよね、山砲って。ややこしい。
ヤーゲンさんの方に出てくる高角砲に比べると、こちらは小回りはきくけど砲の威力は低かったはず。
ただ戦車が弱い大日本帝国では頼れる対戦車砲でもあったようですな。
さて、そんな兵器のスペックなどどうでもよろしい。
弾薬がなければどんな兵器も鉄屑に過ぎません。
こちらでも陸軍との確執からか、ろくに補給がなされなかった海軍。
東郷の部隊はその為に敵・北中支軍の侵攻に敗北してしまいます。
こちらも負け戦から始まるようです。
プロローグで悲惨な負け戦を描写するのはありがちかもしれませんが、物語のシリアス度を高めますな。

■一章 「転属」 尖石島戦線転属前夜
内地の野戦病院で目覚める東郷。
東郷と部下の源の二人だけが部隊の生き残り。
そこに転属となるのは兵学校上がりの三等兵。
東郷には参謀大尉から出頭命令がなされる。
若く美しい繊細な女性士官とそれを支える副官、そして少年兵。
役者が揃ってきている感じです。

■同守備隊海軍司令部 参謀室
中年男性の琴枝参謀大尉。
陸海軍の確執からきた部隊全滅であったのに、その責任を問われていた東郷。
それを庇った琴枝大尉ともども、尖石島の防衛という島流し処分とされる。
ここで東郷は「下士官」であるとされている。
でも中尉なら士官じゃないかと思うんだが…。
(ヤーゲンヴォルフ先生の軍隊講座によれば)
下士官だと軍曹とかと混同してしまいますね。

■十一月十二日 東郷沙代子中尉  尖石島戦線ヘ転属セリ
ここが今回の更新分かな?
輸送船団で尖石島へ向かう東郷。
友軍の艦上爆撃機の機影を見る。
このあたり、ミリタリー物ながら情緒的な情景演出だと思う。
ファンタジー物であれば主人公が航海の旅に出る際にカモメが見送ってくれるような感じかな。
文章量少なめで展開も静かですな。
丁寧であるとも言えますが予想内というかそろそろ起伏が欲しい。

さて、尖石島への転属というシチュエーションまでは一緒のようです。
ある程度進んでいるヤーゲンヴォルフVerとどう違ってくるのか?
期待したいと思います。
ちなみにコメ4・5・6は私でした。
みんなもっと読んであげよう><

       

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