Neetel Inside ベータマガジン
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「パンドラボックス」
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銀紙先生の短編集。
前回は「シュレディンガーの猫」を読みました。
今回は短編が2つ追加されています。

■魍魎の匣
シュレディンガーの猫と同じく、またもや女怖い系です。
飼っていた猫が死後の世界で女となって現れた。
主人公の男を愛する猫女は男を地獄にも極楽にも行かせず、火車の中で永遠に愛し合おうと、男を束縛しようとする。
だが男は、残してきた家や妻の事が気にかかり…。
うん、確かに猫ってメンヘラ女の面がありますよね。
怖い怖い。
江戸時代を舞台とした怪談物で見られるような時代がかった言葉遣いや文章が新鮮でした。

■タオルケットをもう一度1
人間の体を失い、機械にその記憶を移した彼女。
人間のままの彼はそんな彼女を愛していると言うが、機械の彼女は不安で仕方がない。
そこで彼は彼女の不安を取り除く為の提案をするが…。

[6] 一人称、メインの登場人物は二人だけ、どちらかがちょっと狂っている純愛…。パターンが同じすぎてそろそろ飽きが来る

コメント6さんの言う事もちょっと分かる。
でもたった三つの掌編でそう決め付けるのは早くない?
文章の書き方だって三つあったけどそれぞれ個性的だったしね。
ただパターンは確かに似ているかもしれない。
掌編や短編で上手くまとめるにはそう多くの人物を出す訳にもいかないし、一人称は恋愛を描くには適していますしね。
他のパターンも見てみたいかもしれません。

       

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