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★文芸・ニノベ作品感想★
2月23日文芸作品感想

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★2月23日文芸作品感想

更新が遅くなってしまい、申し訳ありません。
感想自体は割とすぐに書けていたのですが、この感想企画に絡めた企画の為、色々と水面下で動いていたものですから、その分遅くなってしまいました。
いよいよこの企画も残すところあと一ヶ月。
ちょうど新都社10周年と被ります。
最後は華々しくいきたい!
サイコロは振らず、3月13日、文芸とニノベ両方の感想を書きます。
私からの文芸ニノベ作品感想はこれで最終回といたします。
また、この企画を引き継いで頂く岩倉キノコ先生とも話し合いまして…。
最終回は彼と分担して作品感想を行います。
どうぞ文芸・ニノベ作家の皆様、ふるって更新なさって下さいね!

詳しくは10周年記念ということでUPした企画会場をご参照下さい!
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=17512



前置きが長くなりました。
2月23日の文芸作品感想に移りたいと思います。
今回は2作品のみ。
1作品は二次創作、1作品は詩集。
どちらも短いものでしたので余り負担はありません。
しかしその分、物足らなさも。
う~ん、最近、肩や腰のこりがひどくって。
ツボ押しマッサージでも軽すぎるときかないし、適度に力を入れてくれた方が気持ち良い。
そんな丁度良い具合に私のツボを押してくれないものでしょうか。
3月13日は期待していますね!



今回は以下の作品感想を書きます。

「一度は帰ってきそこなった時効警察」
「みんな毎日何考えて生きてるんだろう」

     

「一度は帰ってきそこなった時効警察」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=17401



作者は江口眼鏡先生。
テレビドラマシリーズの「時効警察」の二次創作のようです。
でも申し訳ないが、私はそのドラマの方は観ていません。
この二次創作を読むために原作を観る気もない。
で、比べるのは大変あれなのですが、つい最近にも「きかんしゃトーマム」の中で、刑事ドラマの二次創作なやつを読んだところです。
相棒ならぬ愛棒なやつをw
ちなみに私、相棒シリーズも特にテレビドラマの方は観ていません。
職務質問やら留置場やら経験してると、権力をかさにきた警察に良い印象は無い。
刑事ドラマも余り好きじゃない。
でもトーマムでの相棒二次創作というかパロディの方は面白く読めた。
原作も興味が沸いたし、好きな女優の仲間由紀恵が出ているらしいから今度観たいと思う。
いや、最初はトーマムの第二部も相棒パロとは気づかなかったぐらい。
普通にトーマムの話の続きとして読んでいた。
それでも話やキャラクターは丁寧に書かれていたため、すっと頭に入ってきたので問題なかった。
でもこちらは…。
大事なことなので二度言いますが、比べるのは大変あれなのですけど…。
話もキャラクターも全然頭に入ってこない。
まず話自体がテレビドラマの番外編?みたいな感じ。
第一話ではなく、第十五話あたりを切り取ったような雰囲気。
キャラクターの掛け合いも「既に読者はキャラクターの関係性を知っている」と見なしての掛け合い。
笑わせにきているらしき文章は散見されますが、くすりともしない。
明らかにテレビドラマを知っている前提で話を進められている。
こっちはキャラクターの顔も性別も年齢も立場も知らないのに、ほぼ何の説明もない。
笑いは内輪受けで狭い範囲を対象にした方が面白い部分もあるでしょう。
でも狭すぎるよ。
外部受けも、もうちょっと意識して欲しい。
まぁ、最初から原作知っている人だけを対象にしているのかもしれませんが、明らかに説明不足で不親切。
二次創作やパロディが悪いって訳ではありません。
たまたま読んだ二次創作から原作を読みたいと思う人って案外多いです。
例えば、アニメで観て興味を持ったから原作小説を買いました的な。
知らない人にも面白いと思わせる。
興味を持たせるように書いて欲しいところですね。
なので本作は、トーマムがいかに面白い二次創作かという比較の対象としては興味深かったです。
身も蓋もない感想で申し訳ありません。

     

「みんな毎日何考えて生きてるんだろう」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=17480



感想を書きづらいと言われやすい詩です。
テキストではなく画像データに縦書きで書かれてますね。
そんな事しなくてもニーテルには縦読み機能があるのに…。
作者はまたまた初見、頭川 類先生。
他に何か書かれているのでしょうか?
初見の作者さんをお見かけすると毎回思います。

■色々の事
冬の情景を描いたものが多いですね。
実家に帰省した年末年始あたりを思い浮かべました。

■鳥
鳥って中々人間には懐かないような気がします。
猫に近いというか、都会のカラスや鳩なんて野良猫と似たようなもの。
可愛いと思う反面、自由気ままな格好良さも感じられる。
そういったものが伝わってきました。

■芋
芋ってのが深いな。
様々な父を亡くした子供達が語られる。
総じて貧しい関係性。
芋って貧しい土地でも沢山取れるから、飢えをしのぐために栽培されてきたって歴史がある。
芋なんて貧乏人の食うもの。
つまり、芋とは沢山いる割に甲斐性の無い子供達のことを表しているのではないか?
個人的にはこれが一番ぐっときました。

総括します。
上手く言語化できず、これが精一杯の感想なんですが。
なんかいいですね。
それこそが詩ってもんでしょうけど、短いながらも感情を揺さぶられます。
詩集というのは余り積極的に読む気はしません。
でもこういう機会があって、たまに読んでみると面白い。
楽曲の歌詞の方だってそうですよね。
意味を深く読みこんでみたら興味深く感じられるし…。
自分でもたまには書いてみたくなる。
まぁ、やはり興味のないジャンルでも面白く思わせるのは、その作品が魅力的ってことです。
文体がやや古めかしいので、国語の課題を解いているような気分でしたけどw
おかげで高校生に戻った気分でしたw

       

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