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★文芸・ニノベ作品感想★
10月28日文芸作品感想

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★10月28日文芸作品感想


サイコロの出目で、次回は11月3日ニノベ作品の感想を書く事になります!
3回文芸が続いていたのでちょっとホッとしました。
ニノベの人達、書き溜めてそうでこええよw

さて、10月1日、7日、15日、23日、28日。
何とか月5回のペースは守れました。
区切りも良いので、今後の方針についてご相談させて下さい。

■この企画は本当に必要なのか?

[46] 正直感想書いて自己満足してるだけな気がする…。書いて貰った人が喜んでるならそれで良いんだろうけど <2014/10/29 03:17:16> CmHM4/c1P

こういうコメントがありました。
確かにそういう面はあります。
この企画、私がやりたいからやってるだけですね。
コメントでも皆さん「大変そう」とか「無理しないで」とか仰って頂いてますが、今のところそこまで負担でもありません。
ご覧の通り、好き勝手な感想を書いてますし。
というか、そういう「感想書くのが楽しい!」って気持ちがないと続かないでしょう。
別にこれは仕事でも義務でもなく、趣味でやってる訳ですから。
勿論、文芸・ニノベを盛り上げたいという気持ちも強いですよ。
良作が沢山あるのに全然注目されていなかったりしますから。
一方で、レビューではなく感想ですと言っていても、いざ書かれたら不快な気分になる方もいるでしょう。
辛口に思われる感想もありますしね。
で、皆さん、こんな感想貰えて本当に嬉しく思ってるんでしょうか?
塩加減をもう少し抑えた方がいいかな?
もしくは不味すぎて多少味を変えたところで食えたもんじゃない?


■回避が面倒であるという問題
★双六的新都社感想★のハルノさんのように拒否タグを設定しようかなと思いましたが…。
どうもあれ、特に普及している様子がないんですよね。
正直、拒否タグをつけることで印象悪くしてしまいかねませんし。
普通のコメントも貰い辛くなりそうだし。
だから、申し訳ないんですけど、予告してやっておりますのでそれで回避していって頂きたいと思います。
回避が面倒?
赤信号を無視してるんだから事故が起きるのはしょうがないよね。


■更新タイミング
文芸の皆さんの動きが鈍いのはしょうがないかもしれませんね。
ペースが速すぎたかも。
そもそも雑誌でも週刊誌と月刊誌があるように、文芸新都は3ヶ月、ニノベは2ヶ月更新が無ければ「最近更新が無い作品一覧」に送られてますしね。
文芸民にそこまで必死に更新を頑張る人は少なそうです。
そこで、この企画自体のペースは全然まだ維持はできそうなのですが…。
皆さんのゆったりしたペースに合わせ、文芸・ニノベの雑誌の選定方法を変更しようかなと。

一応、こういう案を検討しています。
1、どうせ文芸かニノベのどっちかなのだから、交互に感想を書く。ただし更新を合わせやすくなり、その分更新が集中しそうでもある。
2、サイコロの出目を1~2を文芸、3~6をニノベとして、更新の多いニノベが出る確率を上げる。
3、今の月5回のペースは速すぎるので、月1~2回ぐらいにペースを落とす。
4、更新日の設定自体やめて、感想が欲しい作者が名乗りでる形にする。
5、今のままで良い。

どれが良いかは色んなご意見があると思いますので、他にもご意見あればコメントしていって下さい。
ご意見を元に検討させて頂きます。
宜しくお願い致します。


…さて、前置きが長くなりました。
感想に移りたいと思います。
今回はムラサ先生の新作短編、ハトヤ先生の短歌、蝉丸先生の長編がなんと5年ぶりの更新となりました。
あとクソ小説アンソロも1本。
更新日を過ぎてしまいましたが作者さんからのリクエストで感想を書くことになった作品が1本。
26・27日の文芸作品更新がなかったのでどうなる事かと思いましたが、蓋を開ければ充実した内容でしたね。




以下の作品感想を書きます。

「快晴の嵐が丘」
「クソ小説アンソロジー」
「街外れの古書店」
「モレスキン、プレーン、ラージ、ベータ版。」
「Angel Knights」
「藤色アワー」

     

「快晴の嵐が丘」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=17045



ムラサ先生の新作。
前回・前々回と同様、更新を合わせて下さっているようです。
でも、うーん…コメントにも書きましたが…。

[1] 山場も落ちもないままはちょっと読み進めるの辛い <2014/10/28 04:05:21>

これに尽きます。
以下、酷評注意。
更新されてからすぐ2時間かけて読みました。
2時間あれば映画1本観られます。
前作が良かっただけに、若干期待を込めつつだらだらと最後まで読んでしまった私も悪いけど。
文芸は読んでつまんなかった時のダメージが大きいんです。
でもそれだけじゃ何なので、ちゃんと読みましたという内容を交えた感想を書きます。
時間を無駄にしたとは思いたくない一心で。

主人公・耕介
・有名作家だが引きこもりとなった父、世界中を飛び回っている母をもつ。
・父と同じく引きこもり気味、屋敷は屋内にまでジャングルが生い茂る無秩序状態。
・それでも無頓着に汚部屋で暮らしている。自活能力は低い。
・マルチタスク能力持ち、2冊の漫画を読みながらゲームもできる。
・ゲーム廃人、メイドフェチでエッチなイラストを描くのが趣味。
・お嬢様の幼馴染の桜子とはキスする程度に良い仲。
・しかし桜子とは別の女の子ともキスをした過去を隠している。
・客観的に見て良いところが1つも無い。

耕介の幼馴染の桜子
・金銭感覚がおかしい。
・かなりのお嬢様で、ロッテンマイヤーさんみたいな家庭教師がついてる。
・スパルタ教育を受けているおかげで能力は高く、ピアノもできる。
・クッキーなどお菓子作りが趣味。でも明らかに消費期限切れのドーナツを平気で他人に食わせる。
・ファミレスで大量注文しても一口づつしか食べず、他は耕介に押し付ける。食べ物を大切にしない人。
・耕介が別の女とキスしたかも?という話があった時には刃物を持ち出すメンヘラ気味。

耕介の屋敷のメイドもえ
・存在感が薄くて耕介に中々メイドとして認識されていなかった。
・ターミネーターかロボコップみたいな萌えとは無縁の性格。
・メイドカフェを2日で首になった。
・屋敷の掃除と言いつつ、火炎放射器ぶっぱなすなど豪快。
・存在感薄いどころか、この人物が一番戯画的というかラノベ的。

耕介の父
・有名作家だが書斎に引きこもって最後の作品を仕上げようとしている。
・耕介は父に無関心、半年姿を見ていなくても、生死も気にしない。

耕介の母
・世界を股にかけるビジネスウーマン。
・母からの仕送りが耕介の生活費の頼みの綱だが、仕送りは三ヶ月途絶えている。
・耕介は母にも無関心、連絡なくても気にしないし、自分から連絡もしない。

以下、何とも非常識な登場人物達による、非日常がダラダラと描写されます。
そう、ダラダラと。

学校にて。
>「人っていうのはいきいきと生きるべきなんですか?」
>「ゲーテかね? ふん、どう生きようとその人間の勝手だ。何世紀も前の人間にどうこういわれる筋合いはない。ダラダラ怠惰に生きるもよし、コソコソ日陰に生きるもよし」
> そのとおりだ、と耕介は感動した。ダラダラ生きようがコソコソ生きようが個人の自由だ!
先生と交わしたこのあたりの会話がテーマになってくるのかな?
ダラダラ書いた文章を読まされている気がしていたので、そう感じた。

主人公・耕介は、本当に自堕落なやつ。
夏休み中は一歩も部屋から出てこなかったという引きニート気質。
二学期が始まってからも、ゲームするか、幼馴染といちゃつくか、エッチなメイドのイラストを描くかしかしていない。
桜子はどこが良くてこんな男と付き合っているのか?
いや、付き合ってると桜子は思っているけど、多分耕介は思っていないね。
それでもデートしてキスしてエッチなコスプレまでさせるとかとんだ畜生。
気にかかるのが、耕介の母からの仕送りが途絶え、家計がピンチという点。
じゃあメイドのもえは無給で働いているの?
食事や光熱費にも事欠く耕介ともえ。
九月も終わり、耕介と桜子は些細な事で喧嘩をして口をきかなくなる。
でも平和な日常はまだとりあえず続いている…。


…と、何の落ちもなく、引きもなく、前編が終わりました。
読み終わった後、まず「はぁ、ここで終わるの?」って腹立たしさを覚えた。
前作もそうでしたけど、ムラサ先生がこれで何を書きたかったのかは前編を読んだだけでは何も伝わってこない。
前作は「のんのんびより」みたいな感覚で微笑ましく読めたけど、今作は何というかシュールなだけ。
登場人物にしても前作は魅力的だったが、今作は魅力的とは言いがたい。
「こんな現実(いま)は嘘である」という作者コメント通り?
現実味の薄い登場人物達のだらだらとした非日常が描写されるだけ。
文芸というよりニノベっぽいです。
ニノベであるならニノベで、もっと文章にテンションの高さ・若さ・軽妙さが欲しい。
真面目で淡々とした文芸の書き方なのに、話の内容自体はニノベなので、非常に違和感があった。
例えるなら発射時の勢いが足らず、尿道に精液がたまっている三十路のオナニーというか。
この前戯は、丁寧ではなく、ねちっこい。
せめて最初にテーマなり結論なりを提示してくれたなら長くても読み進められるが、それがないのでイライラしながら読みました。
ドラゴンボールの「前回のあらすじ」と「ハァァァァァ……」を2時間続けられて、バトルがいつまで経っても始まらないようなイライラ。
また後編を読めば評価も覆るかもしれないが…。
前編でこれだと、かなり読者をぶった切りにきてると思う。
ただ、ここまで前置きしたんだから、後編には何かあると思いたい。
前作では後編で評価がかなり上がりましたしねー。
例えば、前・後編を合わせた壮大な叙実トリックなのかもしれない。
前編は耕介の都合の良い夢か妄想で、後編は過酷な現実とか。
もしくは、耕介も桜子も全て、登場してこない父親の創作だったとか。
あ、それと。
文章、妙にひらがなが多いですよね。
これは何か意味があるんでしょうか…?
前作でも少し思いましたが、ムラサ先生の文章の癖?
難しい漢字をこねくり回し、難解な表現を好む作家も多々います。
でも逆に、「つぎがわたしにとって最後の作品となるだろう」とか、小学校で習う漢字までひらがなにされると、かえって読み辛く感じました。
厳しいことばかり書いてますが、後編は一応期待しています。

・・・

と、ここまで感想を書いてから、その日のうちに後編もUPされました。
という訳で早速読みました。

桜子が学校を転校する。
桜子の父親の差し金で、耕介との付き合いを引き裂く為だった。
私が桜子の父親でもそうするかもしれない。
何せ耕介のクズっぷりはよ~く分かっているので。
ところが周囲の登場人物達の反応は違う。
桜子のメイドのロッテンマイヤーさんも、耕介のメイドのもえも、学校の担任まで、それは横暴だと反発する。
でも桜子は父親に逆らえず、耕介は引き下がってうじうじと引きこもってしまう。
思ったより耕介と桜子を隔てる壁(桜子の父)は分厚かったのだ。
と、そこで。
桜子からの「あいたい」というメールが耕介に届く。
かくしてロミオ耕介はジュリエット桜子をさらいにかけだすのであった。
もえが火炎放射器で桜子の執事達をなぎ払い、無事に桜子は救出される。
最後は耕介達の前で桜子がピアノを弾いてハッピーエンド。

長かった~~。
ダラダラ書いてみたがこの小説のテーマでしょうか?
当然、叙実トリックもありませんでした。
耕介の母親や父親も未登場のまま。
淡々というかローテンションというか、非現実的な登場人物達による非日常がダラダラと語られるだけでした。
前編でダラダラと語られていた登場人物達のキャラ付け・伏線が後編に活かされる事もなく、投げっぱなしの部分多々あり。
登場人物は、耕介、桜子、もえ、桜子の父、ロッテンマイヤーさんだけで良くない?
20分のテレビアニメを4時間の長編映画に引き伸ばした感じ。
途中で観客が次々と席を立つのもやむなし。
盛大に溜息をつき、背伸びして読了。
本当に残念です。
作者コメント通り、ムラサ先生の次回作に期待したいと思います。

     

「クソ小説アンソロジー」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=16546


■デスクと僕
喋る机はでっちあげ妄想記事書くのに便利ですよね。
しかしこれは別に糞ってほどじゃない。
簡単な叙実トリック使ってて普通に面白いです。

     

「モレスキン、プレーン、ラージ、ベータ版。」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=17049


漫画「へのへのもへ子。」や各種文芸アンソロでの美麗なイラストでご活躍されてるハトヤ先生の文芸新作です!
やだ、期待しちゃっていいのかしら。

■ひかりのうみ
短歌ですね。
珍しいので感想書く方のセンスも問われる感じで緊張します。
・遠距離恋愛。
・十月の海の描写。
・霜月(十一月)ハロー。
遠距離恋愛になり、十月から十一月へと移ろい行く中で失恋した様子が描かれていきます。
距離が離れれば愛していた事も忘れられてしまう。
失恋の隠喩が随所に散りばめられていて切ない。
トイプーが無邪気で可愛い!
私は短歌はちょっと苦手なので、余り気のきいた事は言えませんが、悲しいけど心が洗われました。
荒んだ心が癒される。
ところで感想書いて良かったのかな?
ハトヤ先生、この企画の更新日というの知らずに更新したようだったので。
不快に思われたならこの部分は後程削除します。

     

「Angel Knights」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=4447


10/28 23:59:05に更新。
ギリギリ滑り込みで来られました。
作者は蝉丸先生。
ツイッターの呟きによれば…

蝉丸 @semima_ru
じゃあ、僕はAngel Knightsを300文字くらい書いて更新するぞ

ということですw
5年ぶりの更新ということで、私が新都社に来る遥か前の作品です。
長期連載で初見。
さて、この中二病こじらせたタイトル。
どんな話なのでしょうか。

■第1幕 神様なんていないと思ってた

登場人物
・兄…高校男子なのに小学女子のような背格好、可愛い。
・姉ジュリア…ギャルっぽい小学6年生。Cカップ。陽気。
・妹マリア…真面目そうな小学6年生。Eカップ。陰険。

ジュリアの一人称で始まる。
かなり物騒なギャルのようです。
蝉丸先生が「今では書けない」と言っていた気持ちが良く分かります。
小学6年生のギャルの一人称とか確かに年を取ると難しそうだ。
ジュリアは怖いけど天真爛漫だと思う。
妹マリアはこれだけでは分からないけど、ジュリア視点だと陰険そう。
男受けはするが同姓からは嫌われるタイプかな?
兄はジュリアの方が可愛いと言いつつ、明るく笑うジュリアに「気持ち悪い」とも言う。
ジュリアは兄を天使様と言うが、その兄が一番闇が深そうだ。
ジュリアは兄の言葉に深く傷ついてそれだけで死にたい気分になってる。
ちょ、この子浮き沈みが激しい。
喧嘩で血を見る事に興奮、哄笑する兄姉妹達。
子供なのに人格ぶっ壊れてる。

■第2幕 Noah's ark with Angel Knights

ポカーン…。
第1幕でも感じていたけど、こいつら本当に異常者だった。
罪のない喫茶店マスターをビルの37階から投げ捨てて殺しちゃうジュリア。
店にいた大学生っぽい客ヘキサと超人バトルが始まる。
ヘキサは実は天使で翼を持っていた。
ジュリアもAngel Knightsとやらに覚醒したようで翼を生やす。
でもお兄ちゃんにぶたれて小便漏らす。
更に手マンされてエクスタシー。
何と言うかあれですね、これを真剣な顔で書いていたのかと思うと…若かりし日の蝉丸先生って…。
よくこれを5年ぶりにageようと思ったな!と、その勇気を賞賛したいwww
いや、好きですよこういうの。

■第3幕 贖罪と彷徨の果てに

お兄ちゃんの過去が明らかに。
兄姉妹は天使だが、記憶を受け継いで転生したのは兄1人だけ。
兄は天使でありながら虐げられる人間として生きる屈辱に耐えてきたのだ。
ジュリアは兄の「僕達は天使だ」という話を信じられなくなり、人間として強くなって兄を守ろうとしていた。
でもそれは「兄の話を信じない」という、とんでもない裏切り行為でもあった。
ジュリアは自責の念に駆られ、自分などどうなっても良い、消えてしまいたいと考え、彷徨う。
何と言うかジュリアちゃん本当に情緒不安定ですよね。
彼女にとっては兄が唯一絶対の神なんだなぁ。
そんな彼女の行き当たりばったりで揺れ動く心情を見事に描写している蝉丸先生凄いな。
何と言うかジュリアがスイーツ(笑)すぎてあれなんですが、それを書けるのが凄い。
バトル描写も迫力あるし、グロいシーンも多々ある。
このあたりで後期バスタード!を思い出しました。
コロコロ感情も展開も変わるし。
いや、パンティ&ストッキングwithガーターベルトもちょっと入ってるね。
この作品の方が古いけど。
血みどろグチャグチャドロドロ・エログロの超人バトル。
うん、すっごい私好みの作品だわ。

■第4幕 BLOOD

お兄ちゃんの下へ行こうとするジュリア。
そこに同じく天使に覚醒したマリアが立ちふさがる。
エロエロな姉妹喧嘩が始まる。
マリアの能力・ブラッディオーシャンは中々汎用性高そうである。
一方、ジュリアもヘキサのおかげで新たな力・変幻自在の如意棒を手に入れる。
苦闘の末、ジュリアはマリアを破る。
サブタイトル通り、血みどろな戦いでした。
しっかしこいつら天使とはとっても思えないビッチぶりだなぁ…。
尻軽という意味じゃなく、汚い言葉遣いすぎという意味で。


■第5幕 今日の日はさようなら

マリアとジュリアの姉妹喧嘩は他人には理解できない、2人の間でしか分からない複雑な愛憎が入り混じったもののようですね。
ヘキサによる状況説明。
そういえばずーっと話を聞かない子でしたね、ジュリアw
第5幕まで進んでいるというのにいったいこれがどういうストーリーなのか?
バトルバトルの連続で、どういう話へ進もうとしているのか?
一向に進展がなかったのは気になるところでした。
単に天使や悪魔のエログロバトルが書きたかっただけのような気がしてしまう。
お兄ちゃんが何を考えているのかもまだ良く分かりませんしね。
お兄ちゃんが荒れてたくさんの人が巻き添えとなって死んだという情報も気になります。
で、今回の更新分はあっさりと終了。
いよいよこれからという感じでした。
続き、待っていいんだろうか?w
5年経ってもう蝉丸先生に以前のようなエログロバトルは書けないかもしれない。
でも以前を思い出しつつ、新たな蝉丸先生によるAngel Knightsの物語を見せて欲しい。
そんな期待をしてしまいました。
いやー、結局全部読めたし、実に面白かった。
そこそこ長かったんだけど、それを感じさせないテンションの高さ、読みやすさ。
まぁ、文芸というよりニノベ寄りですね。
ジュリアちゃんマジ天使。
FA描きたくなりました。

     

「藤色アワー」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=17025



更新タイミングが10/29 00:28:13でした。
更に、作者コメント:後藤先生の感想日を狙ったのに、書き上げた直後に寝落ちしてしまった。無念です(笑)

そんなラブコール送られたら…。
余力もあるので、感想書いちゃおうかと!


作者は柴竹先生。
私は知らなかったのですが、他のコメントを見るとこれはどうもリメイクのようです。
1.藤色の彼は空になる
暇な居酒屋を経営する店主・藤川圭一。
店主の目の前になるカウンター席は、圭一が聞き耳を立てる価値のある客しか座らせない。
馬鹿騒ぎをする大学生の集団などであれば奥の小上がり席に押し込んでいる。
そこへ、喪服の三十代後半~四十代ぐらいの五人組の客が現れる。
フジツボ、フジマル、フジナミ、フジウ、フジカタ。
名字に「藤」のつく五人の「藤組」
彼らの友人、空になったもう一人の「藤組」についての思い出話。

というあらすじ。
文章が上手く、内容がすっと入ってくる感じがします。
あらすじを見ても分かるように物凄く地味な話です。
名字が「藤」って事が共通点の六人のおっさんおばさん達が、居酒屋で思い出話するだけですから。
これをストレスなく読みやすく書き進めるには、相応の文章力が必要だと思います。
下手な人が書くと、登場人物の印象が頭に入らないまま話を進められてストレスなんです。
何気ない表現なんですが、地の文の書き方が上手いので、会話文は最低限で、複数の人物の雰囲気や人となりがすっと頭に入ってくる。
書き方も内容もこれぞ文芸!って感じですね。
好みの内容です。
藤組の思い出話は小学校時代の彼らの出会いから始まる模様。
長い夜になりそうですが、見届けたいところです。

       

表紙

後藤健二 [website] 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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