Neetel Inside ニートノベル
表紙

見開き   最大化      

「……えーと、第、六、回?(カンペ)」
「世界の終わりに、コメント返信のコーナー。こんにちは、ウタだよ」
「いや、誰だアンタ……っつーか色々と突っ込みたい所が」
「んー? 悩むのは良くないよナオキ君。もっと肩の力抜いていこう」
「いや、なんで俺の名前知ってんだよ? つーか、俺確か繭化で死んだはずじゃ……」
「知ってるも何も、二章を読んだから君のことは知ってるよ」
「なんだよ二章って。そもそもなんだよコメント返信って……」

[30] ウタの件で武藤は繭の仕組みを大体掴んだのかな。ウタと武藤は繭の秘密に気付いている、だけど明穂と読者はもう一つ分かって無い。…うーん、難しいけど気になるなぁ!この先の目的地でまた何か分かるのか誰に会うのか楽しみだね <2015/01/08 12:26:47> .4.xWAi0S

「そうだねー。武藤くんが何かを掴めていれば、嬉しいねー」
「ん? アンタ武藤サンの知り合いなのか。てか、このコメントっていうの読む限りアンタも繭化について知ってるみたいだけど、実際の所はどうなんだ?」
「そうだねー。これから二人がどんな人々に会うのか、ボクも楽しみだよ」
「あれ? 俺の発言は完全に無視? いないことになってる?」
「さて、それじゃあ次のコメントいってみようかー」
「おい!! 俺は本当にこの場に必要だったんだろうな!?」

[31:14] 繭の恐怖から逃げ惑うと喰われて、立ち向かって旅をすると無事で…じゃあウタは、もしかして街から出なければという条件付きで無事なのか?街から出た途端に喰われるとか?逃げる事も街を出る事も諦めて、全て受け入れて「今」の現状を暮らすのも、生き残る方法なのかな…? <2015/01/09 12:45:07> YjYrVtO.S

「ジョークだよ。最低二人はいないと場が持たないからね」
「なんか嫌な理由だな……」
「閑話休題。ボクがこうして生きられている、いや、正確に言えば生きてはいないんだけど、存在し続けていられる理由についての考察だね。自分のことを考えてもらえるのは嬉しいよ」
「え、アンタ死んでるのか? 幽霊? 超常現象的な何か?」
「うーん。答えるつもりはないからそういうことにしておこう。簡単な事だよ。ボクが歌うのをやめれば街は滅びるし、僕もこの世界からいなくなるんだ。それはこの街限定とか、そういう話じゃないよ」
「……何言ってるのかよく分からねえけど、不思議人間ってことだな」
「キミ、そんな麦わら帽被った海賊みたいなこと言うキャラだっけ?」

[32] あきほにめちゃくちゃいけないことしたい <2015/01/11 09:16:58> JF2oW50/P

「あきほ? 武藤サンと一緒にいた女のことか?」
「32くん。そんなことを軽々しく口にしちゃいけないよ。彼女はいつでも拳を研いでいるからね」
「確かにあの女、やたら強かったもんな……。俺を投げ飛ばした武藤サンがボロボロにやられてたし」
「ところで、ナオキくんはイケナイコトって何だと思ってる?」
「ん? そりゃもちろんアレだろ? 撲殺とか、銃殺とかそういう」
「どんどんアクの強いキャラになっていくねキミ。ちなみに今回ボクとナオキくんでお送りしてるのは、二人がどこかに閉じ込められちゃってるからだね。どこにいるんだろう」

[33:序章「旅に出よう」] キャノピーも原付。あれ便利。ピザ冷めない。でもこれは違うよねきっと <2015/01/19 10:21:52> P.AapBe0P

「いいよな武藤サンは移動手段があるから……キャンピングカーは寝床には使えるけど、運転するとなると上手くはいかねえもんだから、持て余してしまう」
「ということは、運転しようとした過去はあるのかい?」
「ああ。でも上手く運転できなかったから、あんな場所に車が突っ込んでしまったんだ」
「あー、そういえば二章で森の奥にあったね」
「だからその二章ってのは何なんだ」
「インターネットでオピオイドの繭を検索だよナオキ少年」
「オピオイド? もう何を言ってんのか訳分かんねえよ……」
「まあ、物語の考察には『オピオイド』の意味を知っていないと厳しいけどね」

[34:一章「ナッシングス・ゴナ・チェンジ」] 最後に「ー」をつければ全部ダメダメ武藤w今後のバリエーションやいかに <2015/01/19 10:54:55> P.AapBe0P

「ああ、クノーとか言ってたな。クソで無能な武藤の略だかなんだか」
「せっかくだからナオキくんの蔑称も考えてみよう」
「だからなんで俺の扱いがそんなに雑なんだよ。蔑称考えられて嬉しい奴がどこにいるんだよ」
「クソー」
「おい待て! 蔑称ですらねえ! ただのクソじゃねえか! ナオキ要素皆無じゃねえか!」
「『クソで無能なナオキー』」
「無理やり伸ばし棒つけてんじゃねえ!」

[35:二章「キングス・オブ・ニューイングランド」] 旅が終わるころ武藤は凸凹になっているに一票 <2015/01/19 11:24:13> P.AapBe0P

「確かに、ロクな目に遭ってねえもんな武藤サン……」
「お、オピオイドの繭チェックしたんだねー、ナオキくん」
「いや、チェックしたのはしたけどよ……ありゃ何なんだ!? 俺がいたぞ!? 俺のこと書いてあったぞ!?」
「だから、それがキミの舞台なんだよー。案外ニブいねえ」
「意味が分かんねえ……じゃあ、今ここにいる俺は何なんだよ!?」
「全ての答えは繭の中」
「綺麗に〆ようとしてるんじゃねえ! 質問に答えろ! 答えてくれ!」
「暇になってきたしコンビニでジャンプ立ち読みしてくるよ」
「おい! どうにかならねえのかこのパラレルワールド具合!」

       

表紙
Tweet

Neetsha