Neetel Inside ニートノベル
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はれのちあした。
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「なら、死ねばいいよ」

生きることが疲れたと呟く僕に、
優しい言葉は与えられない。

「死にたいって言う人ってさ。
殆どの場合死ぬ勇気のない人だよね」

例えば君みたいに、と彼女は付け加える。

「そうやってネガティブやってれば
優しくされるとでも思ってんの?
迷惑以外のなにものでもないから止めてよ」

一般の人はそう思っているんだろう。
僕みたいな人間は迷惑なんだろう。
なんで生きているのか、僕が知りたい。

この世界は何時だって苦い、優しくない。
物語はハッピーエンドだなんて、
うまく行くわけもない。

迷惑だと思えばいい。
大嫌いな世の中、全人類の時間が
少しでも狂えばと願う。

「2番線列車がまいります。
黄色い線の」

ざまあ、みろ。

       

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