最近の新都社出身作家さんがあまり売れない問題について

新都社出身の作家さんの何人かが単行本デビューして、それにも関わらず、あまり売れなかったという現象が、昨年、頻出したと思う。

この作家さんたちも今年は売れるかもしれないので、こごの作家さんたちについては、ここでは触れない。

ぼくには、この売れなかったという現象に作家の資質以上に、構造的な問題があると思うのでその点を指摘しておこうと思う。

1 ファーストジェネレーションは売れた。

まず言えるのは、新都社出身のファーストジェネレーション達は売れた作家がいたということである。代表的にはワンパンマン。

2 にも関わらず、セカンドかサードジェネレーションたちは売れない。

実は、1と2の差って作家の資質だけの問題じゃない気がするのだ。
例えば、ワンパンマンに関しては、原作と作画を分けたり(かけ狂いもそうですね。)、出版社側も随分、作品に対して、丁寧な扱い方をしていると思うのだ。

出版社も、作品を売り出そうという意欲があった気がする。

それに対して、セカンドかサードジェネレーションに対する出版社の扱いはただの弾丸である。

大量に投下して、たまたま、一つ、ヒットすれば成功みたいな扱いに変化している。

なので、一発ネタみたいな作品が多く、その作家さんが本当に描きたかったものが出版されたとは思えない。

これが、ファーストと、それ以降のジェネレーションの違いではないか。

これは、たぶん、ワンパンマンなどの成功によってWEB漫画は金になると、わかった出版社が、マーケティング的な方法を、WEB市場にも、適用し始めた結果だと思うのだが、どうだろうか?

商売なのだから、マーケティングを考えるのは、当然だと思うだろうか?

ただ、ぼくは、マーケティング的な方法論をWEB漫画に適用し始めた段階で、商業化が、ことごとく失敗するというのは、必然だと思ってるのだ。

努力の方向性を誤るからだ。

より、若い編集者が担当の場合は、漫画家のツイッターのフォロアーが読者だと勘違いするケースも出てくるかもしれない。
その編集者は、作品そのものよりも、フォロアー数を気にするようになるだろう。

この先に待ってるのは、マルチ商法みたいな嫌な世界かもしれない。