5.6 文フリ行ってきたんだぜ(前篇)

買ってきたのはよしなに動物園の「春にして五月雨」、
パスタなら作れますの「落日ハイライト」「賞金稼ぎの死」「大都会交響曲」、
トリアトリエの「コドモドク(上・下)」。
見事に新都社関係の本しか買ってません。
だって俺なんか『文芸……文芸! ハァ文芸文芸!』って感じの本あまり好きじゃないんだもん。新都社以外のは。
なんか頭良さそうじゃん。俺自分より頭良い人嫌いなんだよね。全人類が嫌い。滅びよ人間。
俺に自作の本を読ませたいならコメント欄でもツイッターのリプライでもなんでもいいから唐突に、

『チィーッス! ○○(俺の全く知らない人)です! 僕今度こんな本出すんですよ! 良かったら読んでね!って言うか買ってね! もちろん感想も書いてね! それじゃシーユー☆ミ』

って直接言いに来るくらいしないとダメだよ。
シーユーじゃねーよ死ねとは思うしかなりキチガイじみてるけど面と向かって言われたら俺はマジで買いに行くぞ。行ける距離なら行くぞ。知らん人でも。
作者としての発言じゃないって先に言い訳しておくけど、作者が読者を選んでもいいと思うんだ。
一度くらい「お前の事は全く知らん! 知らんがお前に読んで欲しい!」って名指ししてほしいもん俺。
なんだこいつとは思うけど面白いじゃん。


まあそんなわけで感想と言うかレヴーを軽く。レヴー。
今回は春にして五月雨と賞金稼ぎの死、大都会交響曲について書きやす。
落日ハイライトとコドモドクの感想はまた今度。

僕がここで感想書いたってのは内密にね。
特にくろと、貴様は喋るな。即効バラしすぎなんだよお前! 超ハズかしいんだぞ実際のところ!
「はまらんが感想書いてる~」って呟きを見ながら乙女みたいにキャーキャー言ってる俺を想像してみろ!
スキンヘッドタンクトップサングラスデブのおっさんだぞ! 見るに堪えないレベルのキモさだろう!
わかったな! 絶対言っちゃダメなんだからね! フリじゃないんだからね!


※以下、ネタバレを含みます
※怒らないで下さい
※隠しネタと言うか秘密にしてる要素についても突っ込みます
※怒らないで下さい
※苦情はコメント欄でお願いします
※でも怒らないで下さい


・春にして五月雨より「中華鍋探偵/しろいぬ」
俺は中華鍋探偵。
昼は一般家庭の中華鍋だが夜になればトランスフォームして闇夜を駆ける探偵鉄人形に早変わりさ!
って話かと思ったらそんなことはなかった。探偵要素も思った以上になかった。
しろいぬ先生独特の、なんとなく(たまにどうしようもなく)不思議な雰囲気が出てる。噴き出してる。
高校生が部活動として料理を振る舞い、部費だけでは足りなくなったから闇料理屋を営むもバレて退学になった主人公。パンクだ。
それもう利益追求はしないから材料費分だけは客から取ってもいいですかって最初に申請しとけばよかったんじゃね? まあダメなんだろうけど。
その主人公を探し出し、自分の記憶が正しいかどうかを証明したいと言い出す女子生徒。
実のところはメシが食いたかっただけである(大雑把な説明)。
春要素は女子生徒の名前がメインか。こういう時単語検索できないから紙媒体は面倒。
これ読みながらそう言えば梓木先生も『ハル』だなーとはぼんやり思ってはいたけどぶっちゃけ、頭の中では『春』と関連付けてなかった。
それもこれも俺がとれしょでハルを『晴』で使ってるのが悪い。
隠し要素は……涎、でいいのかな? ラインは見ずに答えてる。

・春にして五月雨より「春を迎える/黒い子」
ケーキ! セックス! 失恋!(大雑把な説明)
仕事はデキるが感情表現が下手で彼氏に振られたアラサー女子は隣室でカップルがパコパコしてるのにイラついていた。
だが。だがそんなことよりも問題なのは。
冷蔵庫の中で、ケーキが腐っているのだ……!! って話。
だが掃除をする気力もない主人公は(元彼が買ってきた)ケーキを放置。さらに(元彼が買ってきた)サボテンも放置。
仕事でミスをするのも珍しい彼女は部下の女性に飲みに誘われ、なんやかんやで癒され、心の中に春が訪れたのだった……。ケーキは壁にぶち撒けた。
黒い子先生がゴスロリ少女かと思ってたみたいな(多分ネタだけど)ツイートあったが、確かに女性的な話書くなぁとは思ってた。
前回も失恋ネタだったので今回も後味悪めな終わり方かなと思ったら前向きに〆られて予想外。
って言うか前回くろとが「夏らしい爽やかな話ばかりですね」みたいなこと言ってた記憶があるんだけど少なくとも半分はそーじゃねーだろと思った記憶が。
記憶違いだったらごめんねくろと。ごろと。
「もうダメなことしか起こらない。サボテンもきっと枯れてる」みたいな独白で笑った。そんなにすぐには枯れねぇよ!
春要素は彼女の心にようやく春が訪れたってあたりのはず。
隠し要素は……涙……なのか? ライン見てないから五液がわからん。汗、涙、涎、鼻水……。……耳垂れ?

・春にして五月雨より「チョコレート菓子/梓木ハル」
失恋の話セカンド(大雑把な説明)。春は失恋の季節。
背が高く、自分の可愛さに自信が無かった主人公。が、本を返しに国語準備室へ向かう。
そこで名前の由来に気付いて貰えてから意識していた教師に、ついうっかり告白しちゃってやんわり断られる……って話。
恋愛経験が皆無な僕にとってはこの話がリアルなのかファンタジーなのかは検討もつきません。
それはそれとして、女の子同士でグロスって貸し借りするんだなとか、先生が桜が散るのを寂しがった事をきっかけにうっかり告白してしまってそういう風になるもんなのかとか。
女性特有……って言ったら変だけど、基本的にそこまで女性作者の小説ってあまり読まない(別に毛嫌いしてるわけではなく)ので、色々と描写が新鮮に思えたり。
まあでも、一回告白して断られ、嫌じゃなかったらまたおいでって言われても行けないよね。そこは男も同じ。
春要素はペンネーム……ではなく、先生が散ることを惜しむ桜。たぶん。
隠し要素は唾液? あれ? 涎と被るよね……?

・春にして五月雨より「望郷の鐘/紫竹」
あの音が俺を苦しめる……何度でもだ……(大雑把な説明)。春は野球の季節。
白球を打ち抜く金属音は、決まって風間にあることを思い出させる。
それは友の記憶。貧乏な親友と同じ高校に入り、同じことを一緒にやろうと約束し野球部に入ろうとする……も、過去のトラウマから一方的にそれを破ってしまう。
それ以来長年疎遠となっていたが、同窓会と言う機会にせめて謝りたいと参加し、旧友と再会。そして彼は何も聞かず、風間を草野球に参加させてあることを伝える……って話。
いやー、紫竹先生絶対二十代前半じゃないよね……文章といい展開といい、熟練されてるって感じが凄い。
僕も野球部には少々苦い思い出があるので少し共感するところもあった。野球したいね野球。
僕の水筒はめっちゃ濃くてキンキンに冷えてるポカリが入ってたからいつも争奪戦になったもんだ。俺のだよ!!
しかし五十五歳で野球はキツそう。俺とか運動してないから多分三十でもキツいと思う。
爽やかさで言えば一番だったと思う。結構みんなヒネるからね。
春要素は入学、入部の時期。きっと。一応同窓会も春だったけど多分そっちの方が重点なんじゃないかなって。
隠し要素は……たぶん、鼻水。

・春にして五月雨より「ピープル・イン・ザ・ボトル/黒兎玖乃」
セックス! 工場! ホムンクルス!(超大雑把な説明)
工場でセックス漬けの毎日を送ると言う話だけなら羨ましそうな作業員と、なぜかそっからいろいろあって生まれた小人を観察する研究員と、小人の話。
最近思うんだけどくろと本当多才っつか何でも書けるよな。ほへーと思った。
これ読んで俺雰囲気小説がわかった気がする。明確なオチ(状況に大した変化がない)がないのが雰囲気小説なんじゃないかって。いや貶してるわけじゃなく。
まあ、今冊子の最後を締めるにふさわしい問題作だった。いや乏してるわけじゃなく。
前回もトリをしろいぬ先生のSF桃太郎にしたりと、くろとの意思と言うか最後はインパクトでかいので括ろうって思考が読める気がする。いや罵ってるわけじゃなく。
色々と謎が多い世界観に、あって無きがごとし倫理観。このカオスこそがよしなに動物園なんじゃないだろうか(錯乱)。
まあ少女型の全裸小人なんかいたらそりゃそういう事に使いますよね。僕もたぶん使います。隠し要素がせーえきになるところだった。
作業員が言ってたけど、セックスだって一日何十回も何百回もやったらそりゃ嫌になるよね。わかるわかる。でも死ね。
春要素は春一番。春は革命の季節。
隠し要素は……せ……汗やね。

って言うかセックスと言う単語出過ぎ問題ってお前のせいだろ!

・総評
春要素あんまりなくない?
と思ったけど読み返すと結構あった。
むしろ隠し要素が結構わからないわ。
これ絶対言われないとわからないわ。
と思ったけどチラシにヒントがあったんだっけ。俺貰ってない……
俺も参加すればよかったかなー。
花粉症だからね。仕方ない。


・「賞金稼ぎの死/顎男」(見本)
ファンタジー西部劇(大雑把な説明)。唐突に牛人間が出てくるから何事かと思った。
毛皮を持つ生き物って比喩だと思ってたんだもん。
賞金首を捕まえ損ねた賞金稼ぎが、一発逆転で一攫千金のチャンスに出る。
それは信頼できる相棒と共に、元賞金稼ぎの賞金首にかかっている金と、その賞金首が狙うお宝を手に入れる事だった。って話。
タイトルの「賞金稼ぎの死」とは誰の事なのか。
ロミオ? ボルゴオス? 足無しのグレッグ? 単純に肉体的な死と言う意味ではグレッグなのだが、それは中盤での出来事。
ロミオは子供に死を突きつけられて、反撃を躊躇った。ボルゴオスは十分な肉と金を手にし、肉屋として生活することにした。
俺としては、やはりロミオなのではないかと思う。ボルゴオスは蓄えを手に入れたとはいえ、それが尽きればまた賞金稼ぎをすることもできるだろう。
だが、ロミオは撃てなかった。彼は自分の思う「弱者」になってしまったのかもしれない。肝心な所で、自分の命を最優先にできない、弱いやつに。
そうであれば、彼はこれから生きていくことはできない。少なくとも、賞金稼ぎとしては。
……っても、本当にそうかどうかはわからないんだけどね。グレッグが死んだからタイトルじゃ安直すぎるでしょ、ってメタ読みだし。
見本持ってっちゃってすみませんでした(お金は払ったよ!)。次の機会に交換出来たらなと思います。


・「大都会交響曲/七瀬楓」
SF探偵アクション(大雑把な説明)。こいつ最近ニンジャスレイヤーにはまったのかと思ったけどまあSFにはよくある設定だよね。
ハマの名探偵カザマ=サンは記憶喪失の美少女アンドロイドから自分が何者なのかを調査してほしいと頼まれる。
調査中に襲い掛かるクローンヤクザ、そしてサイボーグの襲撃。攫われた彼女の正体が明らかになるとき、首都ネオヨコハマに激震が走る――!
みたいな話。だいたいあってるはず。
それにしたってランドマークサーバーはないだろランドマークサーバーは。噴き出したぞ。しかも日本の中枢システムだし。どんだけ横浜を強化したいんだよ!!
大急ぎで作ったのが文中だけではなく本そのものに出ているのもポイント高い。ハサミ使ったろキミ。
特に最後がちょっとやっつけと言うかはしょった感出てる。
あとカザマで横浜って彼女の子孫か何かかと思ったけどあっちは風祭だった。
弾丸がサイボーグの拳にめりこむって言ったけどスピードあるなら弾丸の方が砕けるんじゃね? って。
まあ自分でも課題点はわかってると思うから(裁断とか裁断とか、あと裁断も)今はただ眠るがよい。





なんかみんなの読んでたら俺もサマーゴースト読み返したくなっちゃった。自分が書いてってあまり意識しないで。
でも終わるまでが夏群馬なんだよなー…。
テキストどこやったっけ……。
sage