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「赤い悪魔と魔法使い殺し」   七瀬楓 作
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=18118

モチーフとして学園と魔法が出てくる作品は、今回ニノベ更新で2作目です。
そして本作、感想書くのも二回目になります。
結構更新されてるかな~と恐々としていました。
意外と話数進んでなかったー。わははははー。
最近フォローに加えた七瀬楓先生のbotによるツイート。
こちらも読み物として面白い。
タイムラインで時々クスッと笑って楽しませてもらっています。



■各話ごとの感想
 ■〇『その男、素質ゼロ』
前回更新№1まで感想を書いています。

九波をまんまとねじ伏せた幸太郎。しかしそれを見ていた告葉は幸太郎の魔法の使い方に物申す。
この世界での魔法の理(設定)を丁寧に書かれていて好感が持てました。分かり易い。
最近なぜでしょうか、文芸作品読んで飯テロくらっているのですが、本作ではラーメンです。
やめて。お腹がすいて深夜に読むの辛いです。

更新分
学食を出た幸太郎、告葉、季作。さっそく幸太郎と告葉が手合わせを始める。
校内で真昼間から流血沙汰でドンパチやって大丈夫なのでしょうか。
心配をよそに二人の競り合いは止まらない様子にスピード感と緊張感がありました。
しかしあかんやろ、やりすぎは。
告葉の「行きなさい!」は女王様的強気な気迫でクスッと笑ってしまいました。



■今回更新分までの総括的感想のようなもの
前回に引き続き、更新された量はさほど多くありません。
文章は変わらず読みやすいです。
作家さん、数作品を同時? 連載になっているしょうか。一作品ごとの更新ペースはそれほど速くない? でも更新されますよねいつか? 疑問形が増えてきた。この疑問形、更新がこなくなる気配を感じていると受け取ってくれてもよい。
こうやって書いておくことで、もしかしたら更新されるかという希望的観測もある。
「翼竜憑きの蔑称」も「探偵ロックンロール」も更新待っています。
「ボックス・イン・ボックス」こちらも魔法のだったような……。
今年の連載数だけでいえば両手が埋まる数に近づいてきました。
その内2~3作品は完結を見ることができるのでしょうか。
本作についてはリメイク前を読んでいないので、私は初めて読んでいる類の読者。
友人のアドバイスがあったと作家さん自身がコメ返でふれておられる。なるほど納得させられる内容になっていました。
本作の主人公・幸太郎と魔力の関係、どこか黒兎先生の「落ちこぼれの魔術士戦線」と近しい部類に感じるところがある。
世に多い魔法を繰り出し相手にダメージを与えるほうに重点を置いて見せていく書き方ではなくその逆。魔法を受ける側に重点をおいた見せ方に面白味を感じます。特殊な匂い。
こういう書き方が一ジャンルとしてたくさん増えると面白いのではないかと感じます。
作家さんによって書き方が異なるので、本作にも独自の魅力が感じられます。幸太郎の「対魔法使い戦術」こちらをどう読ませてくれるのか楽しみにしたいところ。
更新分、主人公にとって割と重要な部分にふれられています。これからどうなるのでしょう。力尽きず細く長くでもよいので連載頑張ってほしいです。
まだ序盤のようなので今後に期待して見守りたいところです。



■作中心象深かった箇所
・掌に魔力を練り込む
「練り込む」という言葉使いが良い。技術的な世界観をつよく感じ取れる。
・学校という言葉はすでに形骸化しているのだ。
現実でもこれ言えるのではないでしょうか。学校で習う授業内容ってしっている学生は既に塾や家庭教師から学んで知っていたりする。フィクションとはいえこういう馴染める下りがあると妙に親近感が湧く。良い。



以上この作品に関する22日更新分の感想はここまで。

       

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