「ソナタ」   三浦
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本作の感想を書き始めて半年がこようとしています。
長いですね~。
思えば後藤先生の感想企画で知って読み始めた作品でした。
感慨深いです。
来月で私の感想も終わりますが、引き続き見守りたい作品です。
作家さにはぜひ完結まで頑張ってほしいですね。



■各話ごとの感想
第二十六話 君を見ている その①
殺し屋として歩むか夢を歩むかの選択を迫られる千歳と光のいない日常にもの思う透。
世にいう「親の姿勢」を色濃く感じることができる回でした。今までの物語では見えてこなかった登場人物の背景にある親。どんな気持ちでわが子を見ているのか、その深い部分を感じさせてくれたと思います。
時には毅然とした様をしめさなければいけないときや、優しく寛容に見守らなければいけない様、大人としてのとるべき道がそこに書かれていた気がします。こんなふうにできた人間になれるといいですねえ~。
あー私にゃあー無理だー。

第二十七話 君を見ている その②
カーニバルは人間社会に潜んでいる。災いにそなえ光は単身師匠のもとで鍛錬を積む。
前の感想までどんな内容だったか忘れている事例が発生してしまいました。殺し屋のひとたち界隈、カタカナの名前を憶えていない(汗)私の頭の中で人物像がぼんやけてしまっています。
ただ、感想のたびに何度も長編を読み返すのも骨折れる。
ラセットの描写、この人は重要。たしか彼は霊が憑依?しちゃって女の子の身体を使っていたような気がします。その辺のニュアンスを感じさせる下りがあると今までの内容を反芻できて物語への理解がふかまるかと感じました。
さすがにこれだけ長い話だと、新しい登場人物も多くふえてくるので憶え辛いづらい。
よく頑張っておられるとは思います。

第二十八 君をみている その③
場所はファミレス。片や高校生の男女と片や殺し屋三人がそれぞれ話し込んでいた。
菫と透、彼らの緩やかな関係の変化にはどこか温かみを感じます。昨日の敵は今日の友、さくらを介して良好となったのでしょうか。それでいていつでもやりあう構えは忘れていなさそうですね。
殺し屋メンバーの派閥でしょうか。こちらも一枚岩ではないようなので今後作中でどう活かされるのか楽しみです。

〇たぶん誤字
米神→こめかみ
米噛みが由来らしいです。
でも紛らわしいのでひらがなでもよいかと。医学的な漢字だと難しい。


■今回更新分までの総括的感想
さすがに長編三部までくると作品の空気に変化を感じました。最初のほうのドタバタ感がここまで来ると落ち着いてきたような気がします。三部でのモチーフのせいもあるかもしれませんね。
時々みうけられるコミカルな下りにどこか懐かしさを覚えるようになりました。
双子の成長も彼らをとりまく人物と織り交ぜて読み取れるのが見どころだと思いました。ただ少し新しい登場人物がなかなかなじみにくく、憶えきれないところがあります。助演にあたる人物、ラセットや殺し屋の各メンツの書き込みも欲しいところでした。
群像劇として物語を見せるのに、読み手には知られることのない人物設定など、細かくあるかと思います。それを作家さんは踏まえながら書いて物語を進行する。ものすごく労力がいることだと思います。
楽しみつつ本作書いておられるのは良く伝わってくるので、長丁場の連載になるでしょうけれど三部目のブラックモアズ編もがんばって欲しいです。
まだはじまったばかりみたいでした。がんばれがんばれ。



以上この作品に関する22日更新分の感想はここまで。