「ミシュガルド戦記」   ミシュガルド・サーガ 作
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こちらもミシュガルド作品。
ミシュガルド強い。ミシュガルド凄い。ミシュガルド大旋風。
今回の更新、本作も感想企画に当ててきて下さりました。
嬉しいことです。
作家さんは別名義でしょうか? 分からないや。
何度も言いますが、ミシュガルドに登録されているキャラ、全部把握できていない。
だって多くてもうなにがなんだか。 それでも作品はサクサク楽しんで読めてしまいました。
本作の登場人物も、詳しい設定などは後日ゆとりのあるときに確認したいところです。



■各話ごとの感想
プロローグ
人間至上主義の甲皇国と各種亜人の集合するアルフヘイム。二つの勢力は対立してはや60年が経過していた。しかしついに甲皇国軍はアルフヘイムの大陸に上陸。情け無用の侵攻が始まっていた。
分かり易い書き出しで物語の背景が理解しやすかったです。甲皇国の悪辣ぶりや、アルフヘルムのメラルダの台詞からそれぞれの勢力が抱える問題点がうっすらと提示されていることを伺えます。

1話 脱走兵
アルフヘルム内で起こる兵士の脱走。とある脱走兵ガザミは脱走仲間とそりが合わない。そんな折に戦闘中、傭兵王のゲオルクと出合い危機を脱した。
たった100ほどの兵を率いる小国の王ゲオルク。彼は人間でありながら亜人に世界に身をおく。その設定だけでも今後楽しみ甲斐のある人物。敵の表情を見ただけで相手が苦難に満ちていると察するセンス、凄いです。さすが一国の王。おっさんというのも魅力的。
これからはイケメンばかりでなく渋いおっさんが活躍する作品が量産されてもおかしくない。平均年齢40歳以上のファンタジー作品待ってる。 みんなおっさんを書こう。

2話 アルフヘルムの闇 
甲皇国との戦い備え、セントヴェリアリアの城へ参じてきたゲオルクの一軍(カザミ含む)であったが、人間でしかも100人たらずの兵は軽くあしらわれるのだった
おっさん率高いな! これでサウナでもあればちがう企画の話になりそうw
エルフってみんな同じ顔なのね。

3話 戦場は踊る、されど進まず
酒場でのエルフの女戦士とのごたごた以来圧力をかけられ仕事の無いゲオルクの一行。傭兵王は手をこまねいていた。
亜人とはやはり動物っぽいから、異なる種とは相容れないのでしょうか。烏合の集団になるのは納得のいくところです。人よりも本能先行型。勝ち目あるのかな? ちょっと不安。

4話 嘆きの黒兎
北方戦線で苦戦する兎人族。白兎人は自分たちの利の為に早々に退却を始めていた。犠牲となる黒兎人の兵士たち。傭兵王は白兎人退却の手助けを引き受けることとなったが……。
ここで笑うところはもうあそこしかないよね。黒兎人のディオゴ。こいつあwww
もうそれしかなかった。ゲオルクの「誰か通訳を頼む」台詞に笑いのセンスと仕事の良さを感じました。ゲスでしょこんなとこしか褒められない私はw でも笑うよ。



■今回更新分までの総括的感想
ハイファンタジーとまではいかない、割と軽くとっつける読み心地でした。ストーリーに際立って珍しさは感じなかったものの、読みやすさや、登場人物の程よい書き込み具合に好感が持てました。あまり多くない話数で更新されていますが、話の進み具合もちょうどよかったです。登場人物も少なくないのに、軸となる人物はちゃんと書きこまれていたし、人物像もみえてきた。モブっぽいものもちゃんとその役を果たしていたのではないでしょうか。なかなかに良い。気楽に読める点からニノベのほうでの連載でも全然いけそうと思った。
ミシュガルドの設定について、細かいことはよく知らないのですが、本作はファンタジー小説の一つとして普通に楽しめます。今回読んだなかでは亜人のほうに目が向けられることが多かったのですが、だからといって甲皇国のほうが適当扱いというわけではない気配もちゃんと感じられました。敵対する二大勢力、それぞれ一岩ではない影が潜んでいる。そういう負の部分を感じられると読み手としては一段と面白いと感じます。
作家さん、小説の執筆経験でもあるのかな?と思ったところです。一話ごとの更新で読み疲れることもなく、サクサク読めてしまいます。実に優しい。ところどころう~んもっと書き込んで欲しいと思う部分もありましたが、好みの範疇かと思います。
作中ではまだ甲皇国側のほうには目が向けられていませんが、長編として今後進んでいく中で大いに期待ができそうです。
政治的闘争なんかも混ざってくると一層濃いファンタジーになりそう。楽しみにしています。



以上この作品に関する4日更新分の感想はここまで。