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「俺のセクサロイドがヤラせてくれない」   和田駄々 作
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=18329

和田駄々先生の新作です。
この作家さんの実力はもう既にご存知の方多くあると思う。
今に知られたことではない。
数々の良作品を生み出しておられるその発想力は実にたまげたもの。
本作も正統派SFと実にダイナミックなジャンルに気圧されます。
どんなふうに読ませてくださるか興味深い。
確信!これは間違いなく面白い。




■感想
知性上位5パーセントをめざし日々頑張ってきた俺には一つの目標があった。
AIが世に存在する理由、本作ではそれが割とシンプルに問題解決の要素として書かれていた。馴染みやすく受け入れやすくて好感がもてるところ。
SFでAIってくると小難しく設定や舞台を持ってくるのかと思うとけど、そうでもないみたいで優しくて壁を感じませんでした。ファンタジーでも群像劇でも重量感のある作り込みを重視しない作品が読みたいときってある。
導入部分から主人公・俺の目線に引き込まれ、俺くんの心理描写が続くのだが、彼の冷静沈着ぶりが嵐の前の静けさを思わせてくれる。
発注したセクサロイドを待つシーンでも、彼のオーダーへのこだわりが見て取れるのが面白く、他と違った世界に一個しかない大事な物への執着や愛情を感じ取ることができます。
またこういった俺くんのこだわりや女性美の薀蓄を語りに語った上に頂点から一気にがつーん!と落っことす技、駄々先生の物語の展開、見せ方に息をのみました。
盛大に笑うしかなかったオチが本当に上手いと思います。
くやしい、また心掴まれた。最高でしたww



以上この作品に関する14日更新分の感想はここまで。


       

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