「トゥー・レイト・ショウ 」  えろま 作
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作品タイトル「女中の袖に手を入れて」が変更されています。というか最初「トゥー・レイト・ショー」でしたね。
今回の感想はこの短編集内の三作品(二作品と言ってもいいかな)の感想になります。


「フェアリーテイル」


■各話ごとの感想

アーザクイーン城下。家族はない家もない。辛い過去を背負い天涯孤独となった槍使いの男グロウ。露店街で腹を空かせて一騒動中の妖精を拾います。
何を書いてもこの作家さん、サクッとそれらしく物語の世界へ引きずり込んでくれます。
天真爛漫な妖精ティティ。彼女はグロウに助けられた感謝の意から彼を主人と仰ぎます。そして旅に同行。
沈むグロウを慰めようとティティは彼に身を捧げます。なんやかんや言いつつ一発抜くグロウに笑う。
グロウは無口でいかつい容姿と想像しています。そんな男が妖精とやってる図を想像すると面白いです。


ことが一段落してティティ人心地とばかりに身を横たえる。そこへ押し寄せる排尿欲求。しかしグロウは彼女をトイレへ行かせません。この部分のティティのテンションとグロウのテンションのギャップにとても笑った。臨場感あふれすぎ。シンプルなのに読ませる文章上手い。
硬派なグロウが妖精相手にスカトロに目覚めようとしている気配も理屈では変だと分っていながらギャグとして笑えてしまう。


柄に似合わず火がついたようにティティで遊ぶグロウ。どんな顔なんでしょう。さぞや鬱憤溜まってるんでしょうね。絶倫さながらのグロウ。その精はとどまるを知らずことはティティのアナルへ及びます。
しかしこれは痛い! ティティが本当に死ぬんではないかと思った。なまじ描写が上手いだけにこれはエロを通り越しているように思えた。ティティの身体の小ささを思うとどうしても性感の心地よさが後退してしまう。ただ、なにかものすご背徳的な勢いは感じた。
全てをはき出し賢者タイムを終えたグロウ、精液でぎとんぎとんになった後に自ら皇女と名乗るティティ。二人は自分たちを奈落の底へ追いやった人間への復讐を誓います。


魔力の為に乱獲された妖精。利用する者される者、ティティはグロウに妖精の生きる術を語ります。
彼女の話し方ではその力量ここでは全く想像できない。おちゃらけ妖精にしか見えません。一体どれほどの力を秘めているんでしょう。


故郷を離れ南へ向かグロウとティティ。南には工業大国ユーザワラがあります。道中立ち寄ったのは小さな村マイエ。
田舎ニート呼ばわりされるグロウに笑う。
マイエには王国の女騎士団長率いる第三騎士団がいて……さらに魔族の豚鬼(オーク)もいて……。これはもうお察しのエロ方向。


グロウって槍七本持っていますよね。楽器でもそうなんですが、ギターって一本持っていてもつい新しいの欲しくなりません? グロウもそんな感じで七本槍になったんでしょうか。(違うって後に知る)
女騎士団長が犯されているところ良かった。グロウ、鬼畜思考ですが邪魔しにこないでと思った。わははは。


女騎士団の人たち、既に消えているものかと思ったらしおらしくグロウに挨拶に来る。別にここ、なくても良かったと思ってしまった。後々この女性陣どこかで再登場するのでしょうか。ティティの煽りに若干の物足りなさを感じた。ただの嫌味に見える。嫌味だったのだろうけど。女騎士団への嫉妬ならもっと白熱させてもいい。特に魔法が使える団長の下りに来たあたり。あそこでティティがぶちきれてもいい。騎士団が去った後、ティティが悲しみ怒りをぶつける描写があるが、その憤りを考えるともっと騎士団とやりあってもいいような気がした。この回ではグロウいらんぐらいだったかも。ティティと女騎士団、火花でそうなくらいでも良かったかな……。


というわけでセックスします。
嫌なことがあってもセックスに逃げるなと――どっかであったなこの台詞。それは置いといて。
どうもこの二人の濡れ場には笑いの要素が混じってきていかん。あとテンポの良さは異常。


コーヒー豆を買うときに袋に風味が記載されているのですが、earthy(アーシー)って表現をよく見かけます。ティティのうんこ表現をよんだときぱっとそれが浮かびました。
コーヒー豆見たらティティのうんこを連想させてくれた作家をどうしてくれよう。どうもしないけど。

10
グロウの宿敵、かつての友、アルベリヒが登場します。
この人とても魅力的なキャラクター。作家の人物の書き方がとても生き生きしているようにうかがえる。
グロウとタメを張る人物として申し分ないと思いました。

11
槍と剣を交える二人。
世渡り下手なグロウ。アルバベリヒは言葉巧みに飄々とグロウの性格で痛いところを突いてきます。
拮抗しているようにみえる二人の争い。そこへ一筋の閃光が。これはいかん。やっちゃいかんよ。ティティ。
突如見せたアルベリヒの奇策とも思える魔法。しかしこれが魔法でないとは恐ろしい。感嘆。また物語にぐっと引き込まれました。

12
槍を失い宿敵を打ち損じたグロウ。一騎打ちに要らぬちゃちゃをいれたティティ。

ふたりの反省会です。そこで出したティティのヒントこれはあまりにも色んな意味で勇気がいる。実際作中で行動に起こされることって今後あるかなぁ。
グロウならティティをそんなふうにしないような気はしますが……、うんこには興味を持っていましたのでどうだろう。コントでシリアスなんだけど絶妙に笑わせる。悔しい回でした。

13
工業大国ユーザワラへやって来たグロウとティティ。そこで訓練生時代の友ワダツミに出会います。女剣士です。ワクワクします。しかしグロウが17歳というところにはまったく心躍りません。むしろこの残念な気持ちは何でしょう。憐憫色が濃い。

14
読んできて読んできて読んできて、そして「ティティ、俺を社会的に抹殺したんでなければ今すぐ冗談だという事にしろ」この下りで爆笑した。
そして笑いが沈着したのち「嘘である。」でまた一笑い。
緩急取り揃えるこの波を感じさせるような読ませ方、物語のもっていき方、本当に凄い。

15
凌辱要員としてあえなく登場してしまったかと思われる女剣士ワダツミ。
ここでの濡れ場、ちょっとすごかった。怖かった。さすがに中に妖精が入っていくところを想像するとウッとくるものがあった。性器じゃないからかな、やっぱり違和感を覚える。
これ、エロいのかな……。たしかにワダツミは気持ちよさそうにしているんだけど……。わかんねぇ。

16
ござるっ娘のワダツミは普通にしてるときが一番かわいいですね。
グロウの計画に加担する気んでいるワダツミはグロウとティティへ良い鍛冶屋を紹介します。
武器を買うにはまず資金繰りから。グロウ一行は金をえるため鍛冶屋で知り合った騎士団長からの盗賊一掃仕事を請け負うことに。
ここの鍛冶屋の爺さん何者だろう……。伏線かな。

17
かつてグロウ、ワダツミ、アルベリヒがアーザクインで武芸を学んでいた特殊訓練施設(アカデミー)の恩師マークス先生に少し触れられている。さっくりと最低限の情報ですが人物像が一発でとらえやすく書かれていました。また、それに絡ませるように書かれるグロウ一行の盗賊一掃仕事、ワダツミの剣技の描写、とても良かった。

18
ティティはかつて自国が滅ぼした敵国の妖精シルフィード(シルフィ)に出会います。そこでひたすらティティを恐れ敬うシルフィード。彼女はティティの過去を知る重要な人物と思われます。
元敵国妖精との再会、それは今後物語でどう絡まってくるか楽しみです。

19
30年前、妖精の世界には大きな戦争がありました。当時ティティはまだとても幼かった。シルフィードは当時戦中、精鋭妖精兵を率いていたようです。その当時見ていた光景こそ彼女の胸に深く残るティティの皇女としての姿。
ティータニア(ティティ)の真の力、その姿は後世あまりにも妖精たちへ強烈に残った。
重い回へ突入でしょうか。おちゃらけティティその真の眠る力おそらくあらわれてくるのだろうかと期待します。


■命を助けた妖精と人間を滅ぼすため共に旅をする槍使いグロウの物語。エロです。
エロでなくても十分普通のファンタジー作品とて楽しめる作品ではないでしょうか。執拗なエロ描写を省けばそのままなろう小説でもいけそう。
会話文に「……」「~~」「!!??」が多いのはギャグだからだろうなと思います。読んでいてそんなに苦にはなりませんでした。ただ作風になれない読者だと少し馴染めないかもしれない。多様すぎると軽すぎる気もします。
表現力はとてもある作家さんで読後感の良さにはひたすら感服します。
この作品まだまだ先は長そうなので最後はやはり宿敵対決になるのでしょうか、宿敵含めた国家権力との対決になるのでしょうか。または意表をついて田舎ニートでグロウが終わるのか。そこ、ものすごく楽しみです。
作家さんの力量を考えると俄然期待せずにはいられません。


■作中特に印象深かった箇所

・ふよふよ。
スピード感なく妖精の飛ぶ音。前後文とのテンポも含めてとても良い。
・「……私、一人じゃ扉を開けられないんです……」
細かいけどこういう現実味を出す表現とても大事だと思った。登場人物の大きさの対比がここでより明確になる。書き過ぎると煩いけどさりげなく作中忍ばせる小技。これ重要。
・お互いの心臓を握り潰し、感触を楽しみながら笑って歩いている気狂い共だ。
コミカルとエロで笑わせるけどそればかりではなく、こういう黒いどうしようのなく救われない側面がちゃんとあるのも作品の強い魅力。こう言う側面は武器にもなってると思う。
・二人の認識は、見事にずれていたのだ。
ずれていいてよい。ドンとずれて来いよ。てかグロウこれくらいおバカだから話はおもしろい。


以上この作品に関する13日更新分までの感想はここまで。




「TITI’Sキッチン」

フェアリーテイルの登場人物丸ごとです。
ティティを食すということみたいなのでティティディッシュあるいはティティプレートでしょうか。
怖いですね~。
お遊び的に書かれているっぽいのでサクッと感想行きます。


〇生で? 小骨とかないんですか?
〇ティティ丼? 卵かけご飯の感かうでしょうか。どっちにしても生じゃん。
〇ティティステーキ? どうあっても食われたいですね。ティッシュで掴んで流す。


〇ティティパフェ? チェリーと一緒に残したい。
ワダツミはとりあえず食うより寝ろ。




「注文の多い料理店やないかい」

■各話ごとの感想


山中で案内人に逃げられ、連れのロボ犬にも壊れた。ただ一人お腹を空かせるワカメ頭の紳士。
途方に暮れるも現れたレストランにふらふら入っていきます。
有名文学作品は無視。すっ飛ばして踏み込んで銃声轟かせます。わずか数行で紳士崩壊に笑った。
ぶっ放した銃声に飛び出てきたメス山猫は五匹姉妹。このレストランにやってくる人間を食べて生活しているらしい。どうせ猫耳なだけだろ。
男一人とメス5匹。早くも展開はエロいほうへ向かいます。空腹そっちのけで性欲ギンギンのワカメにおいおいとつっこみを入れたくなる。最初は上三姉妹を手にかけるつもりだったのに結局5匹姉妹全部とやるのか。やはりな……淡い残念感。定番の小物、媚薬も登場。
ラーシャ、リュシャ、トゥーシャ、アイシャ、ターシャ。おぼえられへんわ! 適当具合に笑うネーミング。シャム猫ならぬシャゴ猫姉妹。←ちっとも上手い気がしない。
第一の扉では長女が奉仕プレイで二発抜く。ステーキごときでペットになるって安いだろ長女、おい。


ワカメの塩もみ笑う。ムラついてきたワカメ長女を襲う。しかし、地の文とセリフのギャップにやはり笑う。
あっけなく猫長女イってしまいました。ワカメの鬼畜な犯しっぷりなかなか爽快です。
第二の扉を開けて妹たちの前に現れたメスと男。このポーズで歩いてきたのでしょうか。だとしたら凄い。
媚薬のせいなのでしょうか、ワカメは出しても出しても精液が絶えませんねぇ。ひえええ。


長女撃沈――。躯になりました。
前川さんって……。ワカメ、嫌がる次女をどうする。そのまま鬼畜キャラで押し通すのか。わはははひでー。
もういいから。にゃ、はぶいていいんでない? そこには同意する。
処女を相手にやはり心の中では意地悪ワカメ。こいつには何かしっぺ返しがくると期待してしまうぞ。
次のターゲット次女は隠れ巨乳。着やせするタイプのふくよかな身体。理想的ですね。良い!
くっ! つっこもうと思ったら作中でワカメがツッコミ入れてやがる。キツイ(汗)


乳がでるとかもうお母さんだと思います。 産後でないのに乳が出る。こういう体質あり? そこにエロスをもってくるとか、母性への傾倒なんですかこれは。分かりますよ、そりゃね、フィクションですから、いいんですよ、でもね………。赤面。


紳士。完全にその設定は灰。燃えカスになっとる。
怒涛の変態台詞攻めに笑う。そのままワカメに次女が犯されるのかと思いきや……。ワカメ、この時の表情、気になりますね。
三女のセリフ普通にこわい。ロリペドの毒吐きキャラ。残る二姉妹はどうくるの? 温厚な性格形成には知的成長がいるのでしょうかね。そりゃいまあるんでしょうけど。
いや~凄いねこれ。ワカメ飲むか……。


■山猫五匹姉妹のレストランでやりまくる迷子男の話。紳士ではないなこれ。笑う。
これいっとけ、あれいっとけ、詰め込んどけ。あー次どうすっかな~。そんな感じで書かれているような作品です。やり尽くされているエロ世界どこまで冒険してくれるんだろう。メス五匹とっ捕まえてとりあえずあんなことこんなことできるんではないだろうかという感じでしょうか。実験みたいなものでしょうか。妄想の限りをつくして書きなぐっているかのようにも見える印象。このテンポのよさだから読んでいられる。そして一気に読まないとつまらない感じのする作品でした。一回更新ごと待ってられないですね。なんというか、いろんな意味でもったいない。
作家さんの読者への愛なんでしょうかこれは。才能の無駄遣い。その極致的なこの作品に敬意を覚えました。
個人的にはフェアリーのほう期待してます。


以上この作品に関する13日更新分までの感想はここまで。