「ホモ卓球」   まじ吉 作
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=17586

まじ吉先生、お名前は存じています。
「T-れっくす」は何度かニノベの更新欄で見ていた作品です。
残念ながら読んではいなかった。
しかし本作を読ませてもらってちょっと考えを改めました。
なかなか味のある文を書かれる。
しかしコメントは伸びていないもよう。
今回は二話目『ドキッ!ホモと行く一泊二日の合同合宿』までの読了。
ここまでの感想を書きます。
途中で読み止りました。総括にてその理由を記しておきます。



■各話ごとの感想

・僕とホモと婦女子の青い空
穀山中学校卓球部の個性派部員たちは、様相から学内ではホモと思われている。
のっけから登場人物紹介の内容に笑う。
おかしなホモメンバーではあるけどそれだけじゃない。
ちゃんと卓球の試合場面では臨場感のある描写もあって好感が持てる。


表現の妙
部員の一人に中二病ってあるんだけど、「中度の」これ誤字かどうなのか判断つかない。
「重度」の変換ミス?そんな気もするけど、表現にも思える。微妙。

単位表現の妙
130×7円→130円×7
7人の男子にジュース奢るなら7円を130本ではないですよね。気をつけて。

表現の妙
「またトラブルに巻き込まれちまったぜ」
→「またトラブルになっちまったぜ」または「またトラブルだ」
ケンジ(当事者)とタクの間で起きた直接関わっている出来事なので「巻き込まれた」と言い回しは妙。
「巻き込まれた」とは直接かかわりのないことが身に降りかかるときに使う言い回し。

・ドキッ!ホモと行く一泊二日の合同合宿
季節はめぐり夏。穀山中卓球部はバスケ部と合同で合宿&練習試合にいくことに。
練習試合相手の港内中学の卓球部顧問。挨拶に笑いました。
所どころ前半は笑えるシーンもある。
後半は卓球の練習試合に焦点をあて過ぎて、ギャグ性はあまりないけどスポ根的な感じで楽しめました。
ただ、今回ここまでで読み止りです。
理由。誤字・妙表現が多すぎる。推敲不足。さすがにきつい。
20~40行に一か所は見られるこれらのミスが読み手に苦痛を与える。
散見できたものでも最低10カ所ありました。非情に惜しい。
内容はさほど悪くないのに勿体ないです。参考に一部あげておきます。


格助詞
>女の子の方で→女の子の方に(または「へ」)
>神谷に→神谷の
>相手がサービスをレシーブし、→相手のサービスをレシーブし、


誤字・変換ミス
>最初は楽に思えるかもしれないけで→最初は楽に思えるかもしれないけど
>泉センパイ→泉先パイ
>バス亭→バス停


読点使い・仮名表現の妙
>コン、こんという打球音
→コン、コン、という打球音(または「こん、こん、」「コンコン」「こんこん」)
>責任感からドッ、トっと→責任感からドッと(または「責任感からどっと」)
>ぱち、ぱちと叩くと→ぱち、ぱち、と叩くと(または「ぱちぱちと叩くと」)
上記これら三つの書き方、独特ではあるけど表現法として共感を得るには難しいです。


重複表現
>急に静かだった観客席が急に色めきだした。
→静かだった観客席が急に色めきだした。
(または「急に静かだった観客席が色めきだした。」)


人物設定の妙
>咬み殺す。→噛み殺す。
「咬み殺す」は少年漫画作品の中二表現。森亜は中二病じゃないので違和感。

■今回更新分の総括的感想
本作どこまで意図があるのか正直分かりませんが、ホモである必要があるのでしょうか。最初の登場人物紹介にあたる物語ではホモを匂わせます。しかしジャンルとタイトルをみて読んだ読者には、ある意味肩透かし、詐欺に思えるかもしれません。ケツでホモっていうからには具体的にそれを読ませろと読み手は期待するはずです。しかし出てくるのはホモ漫画を読む登場人物の姿。ホモとしては手ぬるすぎ。個人的にホモ描写に関しては、率直にいうと物足りませんでした。
二話目の合宿編もただのスポ根に見える。しかも頻繁に文章表現で読み詰まる。明らかに見て取れる推敲不足。これではコメントが少ないのにも納得がいきます。文量がさほど多いというわけではない。しかしここまで読み詰まると、読者は引いてしまうだろうと思います。選んだ題材は良いのですが、もう少し掘り下げて、タイトルに紛い性を感じないくらい濃い内容にしてほしいと感じました。文芸ですと、山下チンイツ先生のソフトBL小説集がありますが、ホモを語るならせめてそれくらい、またはそれ以上を突っ走ってくれてもよいかと思います。
物語の内容は面白くなる要素が沢山あり、面白くなる舞台設定を感じる側面はありました。加えて登場人物は皆とても魅力的の個性派ぞろい。そこは他作品にない揺るがない長所だと思います。そこをもっと活かして魅力的に物語を見せて欲しいと思いました。
感想にしては手厳しくなりましたが、誤表現などは誰にでもあることなので、気にせず連載がんばってほしいです。


以上この作品に関する17日更新分の感想はここまで。