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「したためたん」    岩倉キノコ 作
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=17359

自分の作品なので紹介も何もあったものではない。
本作を読んでもらえれば、初期の駄作感がありありと分かると思う。
他、私の作品、長編が読みたい方は興味があれば作者名で探してもらえればよい。
今回は中でも、恥の中の恥作品。
処女作からの抜粋部分をミンチにしようと思う。
本当に気分が悪い。二度とやらない。死にたい。



『反面素材(処女作抜粋)』
作品の抜粋部分なので簡単な人物紹介。
・タイトル「京出町なすび・うなる編」
・桐王右近 ヒロイン。男装している。体格男並みで乳房が膨らんでいない。
・長瀬仁 ゲイ先輩。右近に惚れている。迷惑なくらいごつい。
・白鳥ルカ 桐王右近の美形のいとこ。右近に嫌われている。
これだけ知っていればよい。


■反省点と短所
この物語、一話更新分はひたすら長い。全体的に文章の起伏や表情がない。言葉をあれこれ駆使して使っているけど、どれも空回りしている。そういうことからもくどさしか伝わってこない。冗長の烙印をおされても当然と言える。作家の自己満足も甚だしい。(吐き気)
改行多い目だけど、その良さは感じられない。文にリズムがあればよいけど、韻を踏んでいるようなところもない。面白くない。読んでいて疲れる。(吐き気)
一話更新分で何文字あるかと思って調べたら、14988文字もあった。アホだと思う。
人称も三人称から一人称になってるように感じると箇所もあって安定していない。
物語の途中で視点が桐王右近に置かれていたけど、長瀬仁に変わる。唐突で分かり憎い。これもよくない書き方。更新一回につき視点はできれば一人で変えないほうが良かった。初心者なら尚のことそうするべき。読み手は混乱するかと思われる。変える場合は【なにかサブタイトル的なもの】をこのように入れるべき。
これだけの文字数がるのに、大事な言葉沢山足りていない。いらない言葉は沢山ついている。言葉の取捨選択の甘さしか感じない。よくこんなもの読んでくれた読者がいると思う。本当に悪いことをした。

コメント欄での案。どうせなら方言(ここなら京都弁)で書いて……みたいなの。
全くその通りという説もある。方言を使えば無味乾燥としてつまらない、趣の無い本作にも少しは長所ができたかもしれない。でも、京都弁を全面的に作品に入れるのは、かなり難しい。登場人物皆が使うと濃すぎて方言しか目立たないと思う。まして内容をうまく見せることができるだけの技量が私にはなかったのも事実。誰か上手い人にそういう方言使った小説、書いてもらえるとよいのでそっち方面は任せたい。
そうなると、この作品、京都舞台はやっぱりやめておけばよかった感しかない。死にたい。
処女作でこんな長文書いて何がやりたかったのだろう。作家の顔が見てみたい。(オエッ)


冗長表現(くどすぎる箇所)
>はた迷惑なほど眩しいやたらと二枚目な男→迷惑な二枚目男
>煌びやかな茶色い攻撃→チョコレイトの猛襲
>見目作りの良い友人→きれいな友人



誤字・誤用
それには→それに
濃い溜息→重い溜息(通常、吐く息は濃淡ではなく重い、軽いを使う)


脱語句
ウェストのために→兄のウェストのために(ウェストだけだと不十分)
欠けていないだろうか→湯呑の縁が欠けていないだろうか(脱語句どころの問題ではないそれ以前の危うさ)


意味不明表現
>伸びざらした短髪
伸びざらしているのに短髪。意味が分かりません。長いのでしょうか。短いのでしょうか。はっきりしろ。
>アイドル→グラビアアイドル(ちゃんと正しく表記しろ)
>兄を思い浮かべ→兄を思い返し(文脈から思い返すが適切)
>ペットとして育っている→ペットとして飼われている(育っているだと視点が曖昧)
>実は世にも禍々しい→それは禍々しい(なぜ「実は」にしたのかさっぱりわからない)


■あとあじ
以上あとはもうひたすら気分が悪いのでやりたくない。本当に吐く。
読んだ方は分かると思うけど、初心者だとこれだけたくさんの短所があるのだから、文章というのは最低限ちゃんと書けないと読み手は疲れるということがわかったと思う。文章、言葉使いは拙くても、表現に凝ってなくてもいい。けれど、最低限文章は普通に通じるように書かないといけないのだと思いました。
本作で長所と言える点があるとすれば、駄作と言えど完結させたことだと思う。それくらい。

ホント、スイマセン!
処女作投稿したときコメントくれた読者さんには今でも本当に感謝してます!
また機会があれば小説書こうと思う。



       

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