「愛と笑いの夜」   ヤマダ=チャン 作
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=17738

今回は読切の中で二作品を更新されています。
『イノセント』と『闘争記(仮)』の感想を書きます。
ヤマダ先生の作品、前回の文芸作品感想でかわいそうなことしてしまいましたね。
それでも懲りずに更新いただけて嬉しくも頼もしいかぎりです。
以前より増して新都社文芸・ニノベ作品を読む機会が増えた昨今。
名前や前回までの話を憶えてない現象は日頃ざらに起こっています。
感想を執筆する際、実は毎回のように確認して手間取っています。
それなりに楽しいですけでどね、そういう作業も。うーん、しかしなぁ~。
注意してはいるのですが、読み違いは時と場合によって起こってしまいますね。
気に病むことなく、こういうアホ読者もいるってことで流してくださると有難い。



■『イノセント』
「匿名で官能小説企画」内、『UNDER MY SKIN』の続編になります。
官能小説企画は全作読了しています。コメント欄にも全作コメントを残してあります。
パッと見どれかすぐに分かると思います。感じたままの短いコメントなので。
それとは別に、手元に全作品の評価シートも遊び半分で作ってありますw
キャラクター性、物語構成、官能要素、心揺れる魅力などに関する項目を5つ★で個人的に感じたままつけたもの。
ツイッターで呟こうかと思ったけど結局未公開。
中でも、「UNDER MY SKIN」は心揺れる魅力の評価では★4個つけていました。
ここまで余談。
続編を書いても問題はないと思いますが、どうなんでしょうね。
私も企画作品をまとめたりしていますので。
本題、感想に入ります。
思春期に抱く感情を本人が口にするのは難しい。心も体も著しい成長段階にある中、自分の気持ちを整理できないのは誰もの悩み。ヒロイン・私は後輩との秘めごとの延長線上に、肌を重ねる行為に見合う気持ちが確かにあるのか分からない。
友人への感情って、当たり前すぎて今更な(恋愛対象外な)感じがあるんでしょうか。男女の中でもそういうのよく聞きますね。ただ、ヒロインに友人への執着がどれほどあるのかというのも、読んでいるとどうも曖昧に感じる。彼女が気づいていないのか、作家さんが意図してそう書いているのかは分からない。でも後輩と思うような結果にならなかったというのは、ヒロインの中での友人の存在は大きいってことにやがて行きつく気はする。そのあたりどうなんでしょうね。
物足りなさや、なんだか分からないけれど友人にすがりたい依存心は伝わってきました。
全体的にあっさりしていたと思います。さらっとした続編だけに、本編ほどは心揺れる気はしなかった。
そうだな~、本作に★をつけるなら3.5個かな。以下個人的な理由。
続編としての友人と後輩の対比が物足りない。★1個マイナス。
→ヒロインの恋愛対象相手のベースには友人の影があってもおかしくないと思う。話をこう読んだ場合、そこから後輩とはなぜだめだったのかについて悩むヒロイン像はないだろうか。理想相手像とかないだろうか。漠然とあってもよかったかもしれない。
友人に彼氏がいることへのヒロインの感情描写が欲しい。(ただの要望です)★0.5個マイナス。
→嫉妬はあるのか、彼氏持ちの友人に憧れはあるのか、恋愛の参考にしたいとかの書き込みが欲しい。



『闘争記(仮)』
勝ち戦後の酒盛り。離れたところで物思いに耽る戦士がいた。
珍しいです。ヤマダ先生の戦記物。短い出だしでしょうか、とはいえ描写力は揺るぎません。ファンタジー好きの期待を集めて本格ファンタジー執筆いかがでしょう。むちゃぶり。
儚く物悲しい気持ち。幾度も書きかえられる地図は消耗品。この世界では人の心にもそういった無情観はつきものなんでしょうね。



以上この作品に関する12日更新分の感想はここまで。